※3)血統のミスプロ系にウインマーベル(父アイルハヴアナザー)を追加しました。
まずは、昨日の反省から。東西のメイン競走は、期待したほどは荒れませんでしたが、なかなかおもしろかったです。阪神の神戸新聞杯は、川田くんのサトノグランツが勝ちましたが、あの狭い間をよく抜けて来たなあと思いますし、坂を上り切った直後の伸び脚だけで勝ったような印象です。あの展開で最後の伸び脚を温存できたのは、血統なのか、騎手の腕なのか。ダービーが位置取りが後ろ過ぎて届かなかったことを考えると、次の本番菊花賞では、展開次第では主役に躍り出る可能性も出てきました。私的な馬券の方は、この日が147枠優勢と見て7枠のナイトインロンドンを中心視しましたが、直線で早々に脱落してthe endでした。父グレーターロンドンの距離不安が出てしまった気もしますし、鞍上が最初から気合いを付けて前に行きすぎたようにも思います。まあでも、今後重賞でいいところもあるのでは。
他方、中山は予想どおりタイトルホルダーが逃げましたが、このままだと逃げ切られると思った後続勢に途中から絡まれたのが最後に響いて2着。勝ったのは前を見ながら好位で進めたルメール騎乗の7枠ローシャムパークでした。馬券も同馬から買ったのですが、個人的に最大の「功労者(馬)」だと思っているのは、同じ7枠のハヤヤッコですね(笑)。途中から果敢に前に行ってくれたおかげで、タイトルホルダーの楽逃げを阻止できたわけですから。欲深いことを言えば、もうちょっと早くしかけてくれれば、結果3・4着の馬たちがタイトルホルダーの前に出て、もっと「痛快」な馬券になっていたかもしれませんが、まあ、またチャンスがあるでしょう。
さて、スプリンターズSまで一週間を切りました。いよいよ秋のGⅠ戦線の開幕です。今週は数回にわたり、秋の短距離王決定戦の検討をしてみたいと思います(同じ日にはフランスの凱旋門賞もあります)。馬券でも是非胸踊らせたいところです。
スプリンターズS【2023年10月1日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
スプリンターズステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年10月1日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
今日は、過去10年の3着以内に入った延べ30頭の傾向を押さえてみます(2014年のみ新潟開催)。
1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇セントウルS 11頭 (テイエムスパーダ⑭1着 アグリ②2着 ボンボヤージ⑬4着 ジャングロ③6着 エイシンスポッター⑥7着 ピクシーナイト④8着 ドルチェモア⑨13着)
〇キーンランドC 6頭 (ナムラクレア①1着 トウシンマカオ②3着 ジュビリーヘッド⑨6着 キミワクイーン④7着 ナランフレグ⑤10着 ウインマーベル⑦16着)
〇安田記念 4頭 (メイケイエール⑫15着)
〇北九州記念 3頭 (ジャスパークローネ⑤1着 ママコチャ①2着 モズメイメイ②10着)
2)性齢
〇3歳 4頭 〇4歳 9頭 〇5歳 8頭 〇6歳 6頭 〇7歳 3頭
〇牝馬 12頭 〇騸馬 なし
4・5歳馬が多いですが、6歳以上の年長馬もそこそこ来ていますし、3歳勢も古馬に混ざってよく健闘している感じがあります。あまり年齢に拘泥するレースではないようです。むしろ気に留めるべきは、牝馬が4割を占めていることの方かもしれません。
3)血統
JRAのホームページに書いてありますが、ミスプロ系が好走する例が多いようです。
ミスプロ系に注目
中山競馬場で開催された過去9回の種牡馬別成績において、好成績が目立つのはミスタープロスペクター系で、スウェプトオーヴァーボード、アドマイヤムーン、キングカメハメハ、Raven's Passと、4頭の種牡馬で5勝を挙げている。ミスプロ系の中で注目したいのは、フォーティナイナーの系統で【3・2・2・9】(3着内率43.8%)と、半数近くが馬券に絡んでいる。
(データ分析:スプリンターズステークス 今週の注目レース JRA)
今回は、マクフィー、ロードカナロア、ルーラーシップ、アイルハヴアナザーの産駒が該当します。
・オールアトワンス:父マクフィー。母系にもミスプロ系血脈。
・キミワクイーン:父ロードカナロア。
・ジュビリーヘッド:父ロードカナロア。
・ドルチェモア:父ルーラーシップ。
・ボンボヤージ:父ロードカナロア。
・ウインマーベル:父アイルハヴアナザー。
なお、他にも父系・母系にミスプロ系の血脈を引いている馬はいますが、数が多くて焦点ぼけするので、馬名を挙げるのはここまでにしておきます。
4)マイル重賞実績
もうひとつ、上で引用したJRAのホームページには、勝ち馬は、2・3歳時にマイル重賞を勝った経験があるとの指摘もあります。
2、3歳時にマイル重賞優勝経験のあった馬が連勝中
直近4年の優勝馬は、いずれも2、3歳時にマイル重賞を勝った経験があった。マイルくらいはこなせるスタミナを持った馬に勝機があるようだ。なおこの4頭のうち3頭には、2、3歳時にマイル以上のGⅠで3着以内に入った経験もあった。
これに該当するのは、
・ジャングロ :GⅡNZT1着
・ドルチェモア :GⅠ朝日杯FS1着 GⅢサウジアラビアRC1着
・ナムラクレア :GⅠ桜花賞3着
・ピクシーナイト :GⅢシンザン記念1着
・メイケイエール :GⅡチューリップ賞1着
・モズメイメイ :GⅡチューリップ賞1着
5)宮田式バイオリズム
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬名も挙げておきます。
・ウインマーベル 4・4・3・6
・オールアットワンス 4・0・2・5
・ジャングロ 4・2・1・4
・ドルチェモア 3・0・0・4
・ナムラクレア 5・3・3・3
・モズメイメイ 4・0・1・2
オールアットワンスはねらってみたい馬ですが、今日のところは結論は保留にしておきます。それはさておき、当日おそらく1番人気になるのはナムラクレアでしょう。確かに、春の高松宮記念2着、前走キーンランドC1着ですから、実績的にイチオシにふさわしいのは衆目の一致するところです。ただし、個人的には、少し引っかかる点もあります。同馬は去年のこの舞台で、2人気に支持されて5着でした。まだ、3歳だったからしょうがないとも思いますが、同じ3歳馬の7人気ウインマーベルに先を行かれました。ひょっとしたらこれは単なる「偶然」以上の意味があるかもしれません。明日は、そこらへんを少し検討してみたいと思います。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。週の後半からまた暑くなるような話なので、涼しいうちにいろいろとやってしまおうと思います。今週もがんばりましょう。
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