今日は日曜中京の金鯱賞を検討してみます。昨秋の菊花賞を制したドゥレッツァが出て来ます。斤量59㌔をものともせずに連勝を伸ばし、春のGⅠ獲りに向けて好発進するでしょうか。前年覇者のプログノーシスとの対決が見物です。
3月のこの時期に施行されるようになったのは2017年以降です。以下で、過去7年間の3着以内馬の傾向を見ていきます。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇白富士S 6頭 (※該当なし)
〇有馬記念 4頭 (※該当なし)
〇凱旋門賞 2頭 (※該当なし)
〇中日新聞杯 2頭 (ヤマニンサルバム②1着 ハヤヤッコ⑬2着)
〇中山金杯 2頭 (アラタ⑦13着)
前走との間隔で多いのは、①中3ヶ月と②中5週です。①に該当するのが中日新聞杯の2頭、②は該当馬がいません。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 8頭 〇5歳 8頭 〇6歳 4頭 〇8歳 1頭
/◇牝馬 4頭 ◇騸馬 なし
4歳と5歳の対決というところです。牝馬の4頭はGⅠ出走クラスの馬で、格的にこのレベルにない馬は厳しいと思われます。
3)血統
最近は父系ディープインパクト × 母系ノーザンダンサーか、父系キングカメハメハ系 × 母系サンデー系の血脈に勢いがある印象です。このパターンで血脈を拾うと下のとおりとなります。
※ND=ノーザンダンサー系 SS=サンデーサイレンス系
〇父ディープインパクト系
・ショウナンバシット:父シルバーステート/母父Medaglia d'Oro(ND)
・ヨーホーレイク:父ディープインパクト/母父フレンチデピュティ(ND)
・レッドジェネシス:父ディープインパクト/母父Storm Cat(ND)
〇父キングカメハメハ系
・アラタ:父キングカメハメハ/母父ハーツクライ(SS)
・シーズンリッチ:父ドゥラメンテ/母父ハーツクライ(SS)
・ワイドエンペラー:父ルーラーシップ/母父アグネスタキオン(SS)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①1番人気が結果を出す:過去7年で複勝率100%
②4歳馬優勢
③前走5着以内が目安(GⅠを除く)
④過去に連勝(or 重賞連続連対)経験のある馬が有力
条件的にマッチするのはドゥレッツァです。あとは、プログノーシスとヨーホーレイクがどこまで迫れるかでしょう。
5)宮田式バイオリズム
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬を挙げておきます。
・アラタ 6・1・3・13
・エアサージュ 4・3・1・3
・シーズンリッチ 2・0・0・6
・ヨーホーレイク 3・1・1・2
・ワイドエンペラー 3・3・2・12
6)結 論
データ的にはドゥレッツァで堅そうですが、先々週ソールオリエンスが中山記念で4着だったように、今年の4歳世代は、GⅠ・GⅡレベルではそれほど強くないという印象があります。斤量が59㌔でもありますし、ここは相手までにとどめて、別馬を軸に据えるのがいい感じです。となれば、連覇のかかるプログノーシスがふさわしいのでしょうが、今日の段階では、あえてヨーホーレイクを中心視しておこうと思います。屈腱炎で2年余りのブランクがあるのは、かなり厳しいので、陣営もいまいちトーンが上がってきませんが、中京で行われた2年前の前走日経新春杯を久々で快勝したように、一縷の希望というか可能性はあると思います。あとは、斤量が軽くなるハヤヤッコと、4歳からは、人気になりそうなドゥレッツァやノッキングポイントよりも、シーズンリッチに妙味があると思っています。ということで、データどおりでなく、かなり主観的ですが、ヨーホーレイク◎、プログノーシス〇、菊花賞馬ドゥレッツァは△というのが現段階の評価です。
明日は、今週最もねらっている土曜の中山牝馬Sを検討してみようと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。今日は昼から雨予報なので、外仕事は早めに切り上げることにしましょう。スギ花粉もけっこう飛んでるようですんで……。今日も一日無事でありますように。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます