散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

お市の方を演じる女優さんはどうして「それほどは美しくない」のだろうか。

2017年08月23日 | ドラマ
信長の妹、お市の方。

一応絶世の美女ということになっているのですが、大河ドラマでお市を演じた女優さんたち、および私が記憶にある限りで民放でお市を演じた女優さんたち、

「それほどは美しくない」と思えるのですがいかがでしょうか。

むろん美醜などというのは「個人的感性」です。

が、せめてどっからもほとんど文句の出ない美人、を起用してもいいと思うのですが、そうはなっていません。

並べてみると

夏目雅子さん、真野あずささん、鷲尾いさ子さん、田中美里さん、大地真央さん、鈴木保奈美さん。内田恭子さん。そして最も最近では水原希子さん(信長協奏曲)。

夏目さんは「伝説の女優」さんですが、もともとは「健康美」系だったのです。全体の雰囲気は綺麗でしたが、顔だけでいうなら「そりゃ美しいけど」という感じです。

他の女優さんもそうですね。「そりゃ美しいけれども」、ひっくり返るような美女ではありません。

水原希子さんに至っては「あまりに現代的な美人」であるため、写真で見る限り、時代劇には「全く向いていない顔」です。

例えば「若かった頃の松坂慶子」「若い頃の大原麗子」「若い頃の常盤貴子」「今よりちょっと若かった頃の北川景子」のような「凄みのある美しさ」を持った女優さんはなぜか市を演じません。

主役級は演じないというなら、脇役から僕の好みで選抜するなら、本上まなみさん、とか、現在なら芦名星さんなんていいと思うのですが。

それはともかく、

鷲尾いさ子さんとか、大地真央さんとなると、「気の強さ」だけが目立ってしまい、美しいとか美しくないとかいう視点から見るべきではない、と言われている気さえ起ってきます。

その中にあって大河「国盗り物語」の松原智恵子さん。

総集編しか残っていないので、登場シーンは3分ぐらいですが、個人的にはひっくり返りそうになるほどの美人です。

「お前の好みの問題じゃないか」、、、まさにその通りなんですが、一応このブログを書くにあたって、ネットで少し調べてみると、やはり「どうしてさほど美しくないのだろう」

という感覚を持っている方は少なくないように思います。女優さんたち、ごめんなさい。

おんな城主直虎 嫌われ政次の一生 死刑シーンの原型というか

2017年08月23日 | ドラマ
おんな城主直虎

ホームドラマだと思って油断してましたが、前回のはりつけシーンはなかなかのものでした。

他に類型はあったかな、似たシーンが大河ドラマにあったかな、と考えてみますと、「ない」ですね。

「女が愛する男を深い悲しみの中で殺す」というシーンはない。「おんな大河」そのものがなかったのですから、「ない」のは当然ですが。

「愛する友を殺す壮絶シーン」ならあります。

「黄金の日々」

杉谷善住坊の「のこぎり引き死刑シーン」

金ケ崎退却途中の織田信長を狙撃して捕縛された杉谷善住坊は「のこぎり引き」というとんでもなく残虐な方法によって殺されます。

道を歩く人々に少しづつノコギリを引かせるのです。そうして首を斬る。徐々に死んでいく残虐な刑です。

それを知った「長年の友」であるルソン助左衛門(松本幸四郎)は、あえて「とどめをさして」、杉谷善住坊を苦しみから救います。

杉谷善住坊役が「拓ぼん」と言われ親しまれた川谷拓三ですから、普段はニコニコしている感じで、それだから一層哀しみも深まります。

壮絶なシーンでした。DVD見直す時もあまり見たくないので早送りしました。

あと

「秀吉」における「石川五右衛門釜茹で」

秀吉と石川五右衛門は「幼馴染」、家族のような関係だったという設定です。

ただし、演出がやや豪華で、それだけに悲壮感はやや弱かった感じがします。

これはちょっと毛色が違いますが「翔ぶが如く」における西郷の死。見方によっては大久保が殺した、とも言えます。

大久保の深い悲しみが印象的でした。

前回の直虎のシーンはちょっと驚きでしたが、他にほとんど類型がないので、驚いたのだと、おそらくですが、そう思います。