岡田版の白い巨塔を放映しています。今3話目を見ました。
ネットでの評判は良くはない。でもまあ「それほど悪くはない」かなと感じています。
軽くて重厚感が薄いわけです。フジの唐沢版に比べて。でも唐沢版は重すぎるというか、勇気を出さないと見直せない感じもあります。テレビ朝日お得意の二時間ドラマのような軽さですが、テーマが重いだけに、それをさらに重厚にアク強く描かれると、見るのに勇気が必要となります。
あとはキャスト・基本悪口が多くなります。
財前・岡田
品がないって設定なんですが、教授の寺尾さんより品があります。とにかく顔がハンサムなわけです。背は低いけどいい男。いい男過ぎて「品がない」って設定と合いません。が、演技は頑張っているし、合格点だと思います。
里見・松山
いい人。ただあれだけ患者を気にかけながら、自分が強く勧めてやらさせたはずの癌検査の結果すら確認していない。あとで「やってない」と聞かされる。まあ矛盾は多い設定です。
里見は里見なりの苦悩があったはずなんだけどそれを描かない。短い時間では仕方ないのかなとも思います。どうして准教授になれたのか、あまりにひょうひょうとしていて、よく分かりません。
山本学さんの里見は実は見ていませんが、あの筋の通った生真面目な感じには迫れておらず、ただ自然な感じの演技をしています。というかいつもの松山さんです。
フジ版では過失死の患者の治療現場から完全に閉め出される設定だったのですが、今回は触診もできています。だったら不在の財前なんか気にせずに准教授として自分の判断で治療できたはず。この設定だと里見にも大きな過失があることになるというより、里見の責任大です。ブラックペアンの二宮くんなら、財前なんて完全無視で患者ファーストで動くはずです。
東教授・寺尾
財前に「品がない」と言いますが、完全に寺尾さんのほうが品がない。石坂浩二さんの場合、腹黒さを隠して品格だけは保っていました。それに手術の腕もない設定。そうなるとなんで財前の邪魔をするのかがわからなくなります。石坂さんが「品格が必要」と言えば納得できるのですが、寺尾さんの設定は「お前のほうがひどいだろ」と言いたくなる設定です。財前の若さ・かっこよさ・テクニックに嫉妬している感じしか描かれません。底の底には医師としての矜持があるはずなんですが。手術で血を浴びて放置されてました。ありえないだろ、感染症対策は?
花森・沢尻エリカ
黒木瞳さんより「愛人感」があります。ただ母性感というか、財前を包み込む感じでは多少負けています。「太地喜和子さん的な愛人感」では勝っています。こんなもんでしょ。
大河内教授・岸部一徳
これは品川徹さんや加藤嘉さんのような古武士的な人が演じないといけない。なにせただ一人の「医学界の良心」です。中村雅俊さんとかが良かったのではないか。
山本學さんをもってきたら面白かったのではと思います。岸部さんは素晴らしい俳優ですが、ワルの側に回るべき人。岸部さんの使い方としても残念な感じがします。
鵜飼教授・松重
悪さはほぼありません。むしろユーモラス。伊武雅刀さんとはまるで違う。でもまあこんなもんかな。松重さん自体はうまい方だし。
財前又一・小林薫
西田敏行さんよりややいいかなと思います。西田さんはちょっとオーバーアクションでした。
柳原・満島
がんを疑っており、それに見合う症状もでているのに、財前の指示とかで検査も適切な治療もしない。むしろ殺してしまったほうが財前を窮地に陥らせるのに。
非常に難しい診断って感じもしない。実際に患者が死にかけており、それが肝臓に由来するという予想もできていた。こいつが一番悪いって風に見える。
ICUに入れる頃には血小板3万とか。分かりにくいわ。基準値が13万とか調べないと分からない。財前の過失というよりこいつの過失という感じが強い。という脚本になってしまっている。
看護師亀山・ミムラ
こんなもんだけど、西田尚美さんは良かった。
財前の妻・夏帆
権力感がほぼ0です。ギラギラしてなくてこれはこれでいいかなと思います。虚栄の婦人会とかもあまり描かれなくて、そこは良いと思う。
野坂教授・市川実日子
なんだかよく分からない設定。唯一の女性教授。腕だけでのし上がった一匹狼みたいな登場の仕方だったのに、十分に腹黒い。わざわざ女性に設定変更したのだから、男性社会の白い巨塔に真っ向から反抗する役目を担わせたほうが良かったのでは。米倉涼子的に男性陣を批判しても面白かったと思う。財前に冷たい理由が「お前は嫌いだ」では、、、。どうやら原作がそうなってるようだけど。
その他
椎名桔平はなにやらさせても存在感があります。
東の娘、さほど可愛くない。なぜ。
ギバちゃんを患者役。豪華だ。大河内教授でも良かった。
斉藤工の弁護士役、まだ放映してないが期待できるかも。
ネットでの評判は良くはない。でもまあ「それほど悪くはない」かなと感じています。
軽くて重厚感が薄いわけです。フジの唐沢版に比べて。でも唐沢版は重すぎるというか、勇気を出さないと見直せない感じもあります。テレビ朝日お得意の二時間ドラマのような軽さですが、テーマが重いだけに、それをさらに重厚にアク強く描かれると、見るのに勇気が必要となります。
あとはキャスト・基本悪口が多くなります。
財前・岡田
品がないって設定なんですが、教授の寺尾さんより品があります。とにかく顔がハンサムなわけです。背は低いけどいい男。いい男過ぎて「品がない」って設定と合いません。が、演技は頑張っているし、合格点だと思います。
里見・松山
いい人。ただあれだけ患者を気にかけながら、自分が強く勧めてやらさせたはずの癌検査の結果すら確認していない。あとで「やってない」と聞かされる。まあ矛盾は多い設定です。
里見は里見なりの苦悩があったはずなんだけどそれを描かない。短い時間では仕方ないのかなとも思います。どうして准教授になれたのか、あまりにひょうひょうとしていて、よく分かりません。
山本学さんの里見は実は見ていませんが、あの筋の通った生真面目な感じには迫れておらず、ただ自然な感じの演技をしています。というかいつもの松山さんです。
フジ版では過失死の患者の治療現場から完全に閉め出される設定だったのですが、今回は触診もできています。だったら不在の財前なんか気にせずに准教授として自分の判断で治療できたはず。この設定だと里見にも大きな過失があることになるというより、里見の責任大です。ブラックペアンの二宮くんなら、財前なんて完全無視で患者ファーストで動くはずです。
東教授・寺尾
財前に「品がない」と言いますが、完全に寺尾さんのほうが品がない。石坂浩二さんの場合、腹黒さを隠して品格だけは保っていました。それに手術の腕もない設定。そうなるとなんで財前の邪魔をするのかがわからなくなります。石坂さんが「品格が必要」と言えば納得できるのですが、寺尾さんの設定は「お前のほうがひどいだろ」と言いたくなる設定です。財前の若さ・かっこよさ・テクニックに嫉妬している感じしか描かれません。底の底には医師としての矜持があるはずなんですが。手術で血を浴びて放置されてました。ありえないだろ、感染症対策は?
花森・沢尻エリカ
黒木瞳さんより「愛人感」があります。ただ母性感というか、財前を包み込む感じでは多少負けています。「太地喜和子さん的な愛人感」では勝っています。こんなもんでしょ。
大河内教授・岸部一徳
これは品川徹さんや加藤嘉さんのような古武士的な人が演じないといけない。なにせただ一人の「医学界の良心」です。中村雅俊さんとかが良かったのではないか。
山本學さんをもってきたら面白かったのではと思います。岸部さんは素晴らしい俳優ですが、ワルの側に回るべき人。岸部さんの使い方としても残念な感じがします。
鵜飼教授・松重
悪さはほぼありません。むしろユーモラス。伊武雅刀さんとはまるで違う。でもまあこんなもんかな。松重さん自体はうまい方だし。
財前又一・小林薫
西田敏行さんよりややいいかなと思います。西田さんはちょっとオーバーアクションでした。
柳原・満島
がんを疑っており、それに見合う症状もでているのに、財前の指示とかで検査も適切な治療もしない。むしろ殺してしまったほうが財前を窮地に陥らせるのに。
非常に難しい診断って感じもしない。実際に患者が死にかけており、それが肝臓に由来するという予想もできていた。こいつが一番悪いって風に見える。
ICUに入れる頃には血小板3万とか。分かりにくいわ。基準値が13万とか調べないと分からない。財前の過失というよりこいつの過失という感じが強い。という脚本になってしまっている。
看護師亀山・ミムラ
こんなもんだけど、西田尚美さんは良かった。
財前の妻・夏帆
権力感がほぼ0です。ギラギラしてなくてこれはこれでいいかなと思います。虚栄の婦人会とかもあまり描かれなくて、そこは良いと思う。
野坂教授・市川実日子
なんだかよく分からない設定。唯一の女性教授。腕だけでのし上がった一匹狼みたいな登場の仕方だったのに、十分に腹黒い。わざわざ女性に設定変更したのだから、男性社会の白い巨塔に真っ向から反抗する役目を担わせたほうが良かったのでは。米倉涼子的に男性陣を批判しても面白かったと思う。財前に冷たい理由が「お前は嫌いだ」では、、、。どうやら原作がそうなってるようだけど。
その他
椎名桔平はなにやらさせても存在感があります。
東の娘、さほど可愛くない。なぜ。
ギバちゃんを患者役。豪華だ。大河内教授でも良かった。
斉藤工の弁護士役、まだ放映してないが期待できるかも。
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