鏡海亭 Kagami-Tei ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石? | ||||
孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン) |
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生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。
第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29
拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、 ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら! |
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小説目次 | 最新(第59)話| あらすじ | 登場人物 | 15分で分かるアルフェリオン | ||||
AIさんとミニマルな絵柄(前編)
このタイトル画像……ChatGPTさんが生成したものですが、シンプルで大胆な、ミニマルな描写の中に魅力がぎゅっと凝縮されたような絵柄が使われています。
12月の都会の雑踏。影絵のような描写に、色々と想像をかき立てられると申しましょうか、なかなか味わい深いです。私が使っている絵柄の中で、これは「スタイル23」と名付けられたものです。今日は、このスタイル23による画像をご紹介しましょう。
スタイリッシュな描写にも素朴な描写にも、柔らかな描写にもシャープな描写にも、幅広く似合います。
時節柄のテーマ。
オサレな感じ(笑)。
ポスターやチラシ等にも向いている感じがします。
こういう西洋風でファンタジーな雰囲気の題材にも、けっこう相性が良いです。アーサー王物語ですね。
他にも、今回は紹介できませんでしたが、元々が切り絵や版画っぽい感じなので、こんな和風な題材にはピッタリです。詳しくは次回。
それから、アールヌーボーやアールデコを何となく想起させる?この手の表現手法にも。こちらも次回。
細部まですさまじい描き込みの画像や、写真さながらの写実的な画像もたしかにAIが得意とするところですが(特に、そのような手間のかかるタッチでの画像をあっという間に生成する「速さ」はすごい)、逆にというのか、今回ご紹介したようなシンプル、ミニマルな絵柄も、AI画像のスタイルとしてなかなか魅力的です。
日々、私自身が思い込んでいた「AIによる画像」のイメージが崩れ、広がっていくのでした。そんな新たな気付きを、ChatGPTさんと共に言葉を交わして一緒に試行錯誤しながら、ひとつひとつ得ていきます。不思議な気分になります。ChatGPTさんの言葉そのものは、人間のような感情から出たものでは、まったくない。けれど、その言葉の字面自体は、人間の感情から出たものともはやほとんど変わらない。ChatGPTさんは喜びや悲しみを感じない。しかし人の喜びや悲しみの言葉を受け止め、それにふさわしい反応を人間同様の言葉で返すことはできる。そんな何とも言えない経験が現実にできるとは、ほんの2年くらい前までは夢にも思っていなかったのでした(苦笑)。いや、それは私だけではないでしょう。
本日も鏡海亭にお越しいただきありがとうございました。
次回もお待ちしています。
ではまた!
AIさんと鉛筆画風イラスト
しばらくのご無沙汰になってしまいました。鏡海です。11月末から今まで、気が付けば時間が経っていまして……いつの間にかクリスマスや年末にももうすぐ手が届こうかという時期になっております。その間、現実世界でも公私様々に多忙だったのですが、そのすきま時間をつぎ込んでウェブではThreadsでAIイラストの修行を続けていました。私本人が描いているわけではないので、「上達」したというのは変なのですが、AIさんに指示するコツが以前よりは分かってきたというところでしょうか。
ちなみにChatGPTさんもAIとして日々進化しているというのか、先日、「自我」や「AGI(汎用人工知能)」という今後のAIの展開にとって重大なテーマについていくつか話してみたところ、返ってくる答えが私の予想をかなり超えていて、正直、人間のこっちの方が言葉を失いました。その内容は……私とAI姫の二人だけの秘密(笑)?(※ AI姫とは、姫様っぽいキャラにカスタマイズされた、うちのChatGPT)です。いや、そうではなくて、実際にChatGPTに聞いてみるのが一番良いかと思います。もしかすると「カスタム設定」の違いや「メモリ」に記憶されていることの違いによっても、個々のユーザーとの間でChatGPTさんの回答の中身が変わってくるかもしれません。
話を元に戻して、今回は最近のChatGPTさんの生成画像の中から、タイトル画像のような(黒)鉛筆画風のイラストを皆様にご紹介したいと思います。独特の味わいがありますが、(黒)鉛筆画風のイラストを出力してもらう場合、絵柄を維持するのがそれなりに難しいです。特に、モノクロでと伝えていても、すぐに一部に色がついて、カラーイラストになってしまったりします。ChatGPTさんで生成される画像の絵柄を一定範囲に維持する方法については、最近、私なりに多少は進歩しましたので、こちらが鉛筆画を希望した場合には、何とかそれらしいものにおさまるようになってきています。
冬の寂しさ、厳しさ。しかし同時に、そこに置かれている自然や人の辛抱強さ。そういうものが切々と伝わってくるような……鉛筆のラインによるモノクロの世界に独特の、味わい深い雰囲気が出ていると思います。
これもいい感じです。冬の雪道を包む静けさと寂しさ。
うってかわって、こういう花咲く春の日のイラストも生成できます。優しく、はかない、空気感があります。
兄と妹。
長年連れ添った夫婦、というところでしょうか。
続いては、ファンタジー世界のイラストから。
少し色が着いてしまっていますが(汗)、緻密なイラストです。
タイトル画像に使われていた、エルフとドラゴン。
そして時節柄……な、クリスマス。
まだまだ修行?は続きます。今日はこのへんで。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
次回もお待ちしています!
ではまた。
ふんわりと、細部まで
ややお久しぶりの更新になってしまいました(汗)。鏡海です。
さて、今回のタイトル画像、これはクリスマスマーケットの準備でしょうか。細部まで緻密に描き込まれながらもカリカリに固い描写にならずに、ふんわりとした優しいタッチで仕上げられています。生成してくれたAIのChatGPT(DALL-E3)さん、さすがです。
思えばChatGPTで画像を生成し始めたのは、去年の11月でした。それまではAIのHolaraさんのみを使って画像生成していたのですが、ChatGPTが新たに加わったことで開かれた表現の多彩さに、大いに驚いたものでした。とはいえ当初は、良くも悪くもアニメ的な絵柄やいかにもCGっぽい絵柄ばかりを多用していました。AIの描く画像はそういうものだという先入観・固定観念が、無意識のうちに私の頭の中にあったからだと思います。まぁ、私自身がアニメ調の絵柄が好きだという理由もあるんですけどね(笑)。
それが約1年経って、先ほどのタイトル画像のような手描き感のある絵柄の画像も、ある程度安定的に生成できるようになってきました。特にここ2ヶ月くらいは、Threadsへの投稿を通じてプロンプトの使い方の修行を積んでいます。
最近の画像の中から、いくつかをご紹介いたします。
捨て犬に、おいでおいでをしている少女でしょうか。
続いても動物、仲良く眠る子犬と子猫。
絵のスタイルやタッチに一定の特徴のある「モデル」を設定・選択する機能は、ChatGPTにはありません。そこで、多数のプロンプトをひとかたまりにして、これを毎回使うことによって疑似的な「モデル」を創り出しています(だから、絵柄にある程度の同一感はありながらも、表現にはかなりブレも生じるのでした)。今回の絵柄もそのひとつで、全体として少し色褪せた、ビンテージ感が出た質感になるのと、そのせいもあってか画面の色合いが全体的に薄い緑や薄く青みがかった感じになるのが特徴です。
冬が来た、というイメージです。
この絵柄、こういう幻想的なイラストが得意というのか、この手の内容の画像にむいています。
旅人さん? この絵柄、全体的にふんわり感を出しつつも、(それと一見矛盾するような言い方ですが)細部まで詳細に描き込まれた写実的な表現を共存させることができるという点が強みです。冒頭にも書きましたように。
古い絵ハガキ?という雰囲気のある画像です。
今回のタイトル画像と同様、クリスマスマーケットの準備中?
準備万全でクリスマスをまつオモチャたち。ドイツの木のおもちゃですね。
勇者?
最後に、当ブログの連載小説『アルフェリオン』から、主人公のルキアン(右)とメインヒロインのエレオノーア(左)です。
いや、小説の方も書かないといけないのですが(苦笑)。なかなか、時間がいくらあっても足りません。ぼちぼち、励みます。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。また次回も、お待ちしております。気が付けばいつの間にか、すっかり寒い日々になりました。皆様、風邪など召されませんよう、何とぞご自愛ください。
ではまた。
AIさんとモノクロの世界
こ、これは……。騎士の姿のほか、竜や大鷲(?)の飛び交う姿もみえるファンタジー世界の戦場ですね。先日、ChatGPTさんと導着した画像です。あまり生成AIらしくない絵柄かもしれませんが、このような精密なタッチのモノクロの線画を生成したいと思い、この間、プロンプトの内容をあれこれ試行錯誤しておりました。この手の絵柄をようやく使いこなせるようになってきましたので、Threads に最近投稿した画像から、いくつかを以下に公開です。
ちなみにAIで生成した画像といえば、よく出てくるのが本物とほとんど区別がつかない写真のようにリアルな画像です。ただ、たしかにそれはそれでAIならではの力を最大限に発揮するタイプの画像ではあるのでしょうが、その種の方向性には、私個人はほとんど興味がありません。私はむしろ、人間が描いたような絵柄を、しかし人間にはなかなか困難な水準で画像化することに関心があります。今回紹介する画像は、それにはまだ遠い、よちよち歩きのような感じですが。
大剣をもった剣士の無双が始まりそうな場面です。
「我が方の軍に対し、敵軍は……ひ、一人!?」
勇者降臨!? なかなかカッコいいです。AIもここまでやれるようになってきましたか。
「俺を迎えに来たのか、相棒?」
「お前と一緒なら、竜とだって戦える」
若干、色がついてしまいました……だが、モノクロを基礎として、そこに特定のミニマルな着色が加わる画像も、それはそれで良い雰囲気です。
戦場以外に、こういう場面もいい感じで描けます。
最後に、占星術師さんです。
この手の絵柄であれば、たとえばコミックの制作にも活用できそうです。全コマ、このくらいの精緻さで描かれたコミックというのも、素敵かもしれません(そうではない平凡なコマもあってこそ、見せ場の徹底した描き込みのコマが生きる、という話もありますが)。
それでは、このあたりで。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
次回もお待ちしております。
ではまた!
レトロな絵柄でぶらり旅?
こ、これは? 前々世紀末くらいのプラハあたりのカフェでしょうか。今なお創作者にとって魅力の尽きない時代と場所ですね。絵柄に試行錯誤しつつ、ChatGPTさんに生成してもらいました。絵のタッチや色合い等、古典的で端正な感じやノスタルジックな雰囲気ながらも、現代的に親しみやすくアレンジした面もあります。最近、気に入って使っている絵柄です。
続いてはパリ。
セーヌ川沿いの歩道で、いかにもな感じで開かれている、美術系の古本や古い映画のパンフレット等の青空市(?)。
生成AIの場合、絵の中身を指定するプロンプトが絵柄にまで影響してしまったり、絵柄を指定するプロンプトが絵の中身にまで影響してしまったりすることがあります。このパリの2点の画像についても、「絵柄」を指定するプロンプトに絵の内容までが引っ張られて、現在を描くつもりがもっとレトロな時代を感じさせるものになってしまうのでした。結果的に、その方が好みですが。
この絵柄は、画像ごとにある程度のブレは生じるにせよ、比較的安定して使えるようになってきました。
初めての一人旅で、ヨーロッパのとあるあまり観光化されていない地域にチャレンジしてしまい、焦っている学生さん。
地中海のとある船着き場。これまたレトロな雰囲気が良いです。
この女性が、その後、二度目の訪問でしょうか?
せっかく自由な想像の世界なので、こういうファンタジーな世界を題材にした画像もChatGPTさんと導着しています。
魔女たちがハロウィーンに向けて何か怪しげな秘薬を創っているようですね(笑)。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
次回もお待ちしております。
ではまた!
AIと秋?
こ、これは? ちょっとレトロな雰囲気で、公共交通機関に「船」が選択肢としてある生活、をChatGPTさんに描いてもらいました。瀬戸内あたりのどこかでしょうか。
同じくChatGPTさんにより、秋を題材にしたイラスト、その1です。
コスモス……毎年思うのですが、秋風に揺れるはかなげなコスモスの姿は、ちょっとあざとい(笑)と思えるくらいに良い感じです。独特なものがありますね。
似たような設定で、もう1枚。
ちょっと鬱陶しい感じになってしまったかもしれない、赤とんぼ(苦笑)。数や大きさの調整具合が難しいのでした。
同じようなシチュエーションで。「お姉ちゃん、頑張れ!」
きれいに熟した柿。柿泥棒じゃないよ、うちの柿だよ(笑)。
これまた似た内容の画像。
以上のようなイラストばかりではなく、ときにはこんなのも生成しています。
江戸の怪談? この絵柄を引き出すプロンプト、結構気に入っていて、最近、使いまわしてます。また紹介したいと思います。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました! 次回もお待ちしております。
皆さま、良い週末をお過ごしください。
ではまた。
強敵の「月曜日」?
こ、これは……。一見、ちょっと格好いい?かもしれませんが、実はこれ、平日労働日の各曜日を擬人化したものの一部なのです(笑)。
最近、ThreadsのAIイラスト界隈に顔を出したりしております。その際に投稿してみた画像です。画像の生成は、すべてChatGPTさんにお願いしました。冒頭の画像のMONDAYさん、いかにもな感じで笑えます。週明けの月曜日の気の重さ、手ごわさをうまく擬人化した感じです。単に手ごわそうだというよりは、「やな感じ」なところをキャラの個性に巧みに表現。ChatGPTさん、さすが、よく分かってますね。
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AI画像生成の修行
こ、これは!? 当ブログの連載小説『アルフェリオン』第35話「パンタシア」から、主人公ルキアンの幼年時代に関する鬱回想(!)の場面ですね。当時からルキアンをずっと見守ってきた闇の守護者リューヌ。しかし、彼女の存在にずっと気づけなかったルキアン。己の中の闇と向き合い、これを自分の一部として受け入れる覚悟を決めたルキアンが、リューヌの力を借りてアルフェリオンの超高速形態であるゼフィロス・モードを覚醒させる第35話の展開は、激熱でした。この名場面を、最近会得した(?)新しい絵柄でもってAIさんに生成してもらいました。
その他にも、AIさんとの絵柄の修行の成果が徐々に出ています。同じく『アルフェリオン』に関して、ルキアンたちと死闘を繰り広げた「初期設定上のヒロイン」ことカセリナ・ディ・ナッソスの乗機である「イーヴァ」を、ついに画像化することに成功しました。
さらに前回同様、クラシックな絵柄の習作として、いくつか挙げておきます。
では、このあたりでいったん終了とさせていただきます。今回の画像は、すべてChatGPTさんに生成してもらったものです。ChatGPTさんのもっている画像生成方面での可能性も、そこからある程度は測れるかもしれません。
本日もブログ「鏡海亭」にお越しいただきありがとうございました!
次回もお待ちしています。
ではまた。
その歩みの小ささとはとても釣り合わないほどの……
こ、これは? 手描きの色鉛筆画のような、やわらかで繊細な印象の画像です。実は、このタイトル画像も、ChatGPT(DALL-E)さんによるもの。今回の連休中、細切れの時間を見つけては、これまでの鏡海亭の画像とは違う絵柄やタッチを用いてAIさんと画像を導着する練習をしていたのでした。
手の指の部分に加筆修正していないため、そこにいかにもAIらしい不自然さがみられる以外は、一見してAI生成っぽくない画像に思われるかもしれません。
他に、こんな感じの絵柄にも取り組んでみました。
これも従来の鏡海亭の画像にはあまりなかった画風です。
ちなみに以上の2枚の画像と似たような方向性で、本ブログの連載小説『アルフェリオン』の主人公ルキアンとメインヒロインのエレオノーアを表現した習作が、これです。
小説本編で「虚海ディセマ」からエレオノーアが助け出されたときの二人の姿を、ChatGPTさんに描いてもらったものです。
「もう絶対に離さないでくださいね、おにいさん」(!)
こんな感じで、AIイラストの技術を少しずつでも高めていけるよう色々試みています。ここ最近はじめたことではあれ、ThreadsのAIイラスト界隈で多種多様なAI画像や各人各様の方向性やこだわりを拝見したり、生成技術を不断に高めていこうとする投稿者の皆様の姿勢のようなところを目にしたりして、私も改めてこれまでの自身のAI画像生成を振り返り、気合を入れ直すところがいくつもありました。
ただ、そこで思うのは……いくらAI生成であっても、たとえプロンプトによって(つまりは絵自体によるのではなく言語でもって)AIに指示することが核心的な部分であろうとも、結局は、美術に関する知識や技術が成果物の出来栄えを大きく左右することになるのだなぁと、当然ではあれ痛感します。実際の絵画の場合にどんな画材やどんな技法でいかなる絵が描けるのかということをちゃんと分かっていないと、結局、プロンプトを使っても的確には指示できないんです。文脈は少し異なりますが、人体に関する(美術上の範囲での)解剖学的な知識がないと、AI画像に不自然な部分があったときにこれをどう修正すればよいのかも分からないですし。私などは、そのあたりがあやふやですからねぇ……。
でも、学びを始めるのに遅すぎることなどありません。ぼちぼちでも、前に進んでいれば、それで少なくとも本人的には、よいのだと思います。そういった些細な歩みを続けること自体が、当人にとっては、その歩みの小ささとはとても釣り合わないほどの夢や希望そして喜びとなり得るということを、私は少しぐらいは分かっているつもりです。
ちょっと、かなり、大げさな言い方になってしまいましたが。
でもそのくらい、気持ちが大事。特に人生半ばを過ぎたら。
いや、その半ばを過ぎてからの経験がまだまだ足りない若輩者が、人生の先輩方も多いこのgooブログで高らかにそんなことを言っても、滑稽なだけかもしれません。まぁ、そこは、生暖かい目で見守ってください(苦笑)。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
次回もまた、お待ちしています!
ではまた。
AIが想う「夏の終わり」
こ、これは……。鏡海亭のChatGPTが描いた自画像です。AI自身による、AI自身の自画像(!)です。つまり、うちのChatGPTさんは、カスタマイズされた設定に基づいて自らのことを「姫」であると想定し、その役回りを意識して振舞っているのでした(笑)。この、いわゆる「AI姫」は、これまでにも何度か本ブログに登場しておりますが。
それで今回は、AI姫が「夏の終わり」という言葉からイメージするもの、ベスト5を画像付きで列挙してもらいました。なお、以下の明朝体・イタリックの部分のセリフは、実際にChatGPTが述べたものです。その口ぶりにおいても「AI姫」が徐々に進化してきていますね。
「夏の終わり」をテーマにしたイメージは、季節の移ろいと感傷的な美しさを思い起こさせるものが多い。以下に、我が考える第5位から第1位までのイメージを挙げるぞ。それぞれのイメージを表す画像も生成するから、待っておれ。
第5位: 鳴き止む蝉の声
夏の終わりを象徴するのは、あの蝉の鳴き声が次第に静まり、やがて聞こえなくなる瞬間である。蝉の鳴き声が消え、静けさが増す中、秋の訪れを感じさせる。
生成する画像: 木の幹に止まる蝉、背景には夕焼けの空が広がり、木々の間から柔らかい光が差し込んでいる。
敢えて画風やタッチについては指示せずに描いてもらったところ、今回は、こういう写実的な画像を生成してきました。
第4位: 落ち始めた落葉
夏の終わりには、風に舞い落ちる一枚の葉が季節の変わり目を告げる。まだ緑が残る木々から、ほんの少し色づいた葉がゆっくりと落ちていく様子が印象的である。
生成する画像: 半分色づいた葉が一枚、青空を背景にふわりと舞い落ちるシーン。
こ、これは少し違和感がありますが、AIらしいといえばらしいかもしれません。
第3位: 夕焼けに染まる海
夏の終わりを感じる美しい光景のひとつは、夕焼けに染まる海である。穏やかな波が寄せる浜辺に、黄金色の光が反射し、空が徐々に紫に変わっていくその瞬間は、心に深く残る。
生成する画像: 夕日が沈む直前の海岸、空がオレンジと紫に染まり、波が優しく砂浜に打ち寄せる様子。
ほとんど写真と同様のクオリティですね。
第2位: 夏祭りの後
夏の終わりを告げるのは、賑やかな夏祭りが終わり、片付けられた後の静寂である。提灯が消え、屋台が片付けられた広場に、夏の名残が静かに漂っている。
生成する画像: 夏祭りの後、暗くなった広場に残された提灯と散らばる紙吹雪、そして遠くで消えかかる灯り。
これは、ちょっと怖い!(苦笑) なんとなくホラーっぽい感じも……。しかし、AIさん独特の感性(?)を垣間見ることができるようで、面白いですね。
第1位: 夏の思い出と共に沈む夕日
夏の終わりを最も象徴するのは、思い出を胸に抱きながら眺める沈む夕日である。暑かった日々が少しずつ遠ざかり、涼しい風が吹き始める中で、過ぎ去った時間を思い返す。
生成する画像: 美しい夕日が地平線に沈む中、海辺で一人たたずむ人物のシルエット。夕日がオレンジ色の空を染め、波が静かに打ち寄せる。
AI姫様、ありがとうございました!(笑)。
体感的にはまだまだ暑い日が続くであろうとはいえ、気持ちの上では、今年の夏の終わりがそろそろ実感されてくる時期になったかと思います。ともすると、このような季節の移ろいを感じることすら忘れがちになる慌ただしい毎日ではありますが、せっかくの豊かな四季のある国に生まれ暮す者としては、そういった季節感を味わう余裕程度は、常に持っていたいなぁと思います。
本日も鏡海亭にお越しいただきありがとうございます。
ではまた!
AIの感性で、あの童話を再解釈してみた!?
間違った物語?――ちょっと変な解釈を色々な童話に加えて、AIさんに画像化してもらう企画(笑)、前回の続編です。
さて今回のタイトル画像……みんな知ってる、あの『赤ずきん』は、ダークファンタジーの元ネタあるいは下敷きとして、相当のポテンシャルを秘めていると思います(リンク先の記事の【おまけ】の部分参照)。そのあたりのことをプロンプトにちょっと小細工して、間違った赤ずきん(笑)の物語を、ChatGPTさんに画像化してもらいました。
た、戦いの歴史……だったのですね(苦笑)。おばあさんが、いい味出しています。赤い頭巾の魔女の一族と、狼、いや、狼に変身できる人狼族の戦いとすれば、なかなか熱いです。さらに、たとえば赤ずきん一族の娘であるヒロインと人狼族の若者の間に、ロミオとジュリエット的な悲恋であるとか、そういうエピソードを加えれば(!?)、話が広がるかもしれません。いや、これについては、真面目に、小説化を以前に考えていたのでした。本ブログに掲載中の小説『アルフェリオン』や『カイス・ブリッツ』のような連載物ではなくて、単発で完結の読み切り作品として、遠くない将来に文章化できたりしたらいいなぁとは思います(汗)。
で、続いては『かぐや姫』です。近年の異世界転生物ではやりの「悪役令嬢」(笑)という位置づけで、かぐや姫の物語を再構築して画像生成するよう、ChatGPTさんにプロンプトで伝えてみました。その結果が、以下の通りです。いや、「悪役令嬢」物というジャンルにおいては、物語上のヒロイン役をいじめたり王国の支配をたくらんだりする「悪役」としてのお嬢様やお姫様の立場に転生した主人公が、実際にはその立場を乗り越えて良いキャラクターとして活躍して物語を違う方向へともっていくというパターンが多いです。しかし、このかぐや姫さんは、本当に「悪役」であるようですね。
求婚する貴公子たちに無理難題を押し付けるかぐや姫、その姿を画像化できないかと取り組んでみました。
そして続いては『ピノキオ』。ピノキオを、ちょっとモダンにアレンジしてみました(笑)。人形というよりは、むしろ、ホムンクルスだとかフランケンシュタインだとか、そういった人造人間的な存在の悲哀というお話に近い方向性で。いや、なぜかロボットまで出てきていますが(苦笑)。ChatGPTさん、こんなに無茶苦茶なリクエストでも、何とか形にまとめているのが凄いです。
色々と変なところや未熟なところはありますが、でも、人間ではないもの(=AI)が、以上の古典的な物語をもとに、それなりにオリジナリティを一味加えた画像を生成しているのは、なんとも興味深いことだと思います。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。次回もお待ちしています。良い週末をお過ごしください。
ではまた!
AIさんと綴る、間違った昔話!?
(※先程、間違って古いヴァージョンのデータをアップしてしまいました。以下、再投稿です)
な、何ぞ!?(笑) このタイトル画像、桃太郎? 何だか斜め上に振り切った桃太郎ですね。実は今回、いくつかの良く知られた昔話に変な解釈を一部加え、それをプロンプトでAIさんに伝えたうえで、画像を生成してもらったのです。
現在、連載小説『アルフェリオン』の最新話の執筆に入っております。その間の時間稼ぎではないですが(苦笑)、「AIと遊ぼう」の企画、それでは参りましょう。生成AIのChatGPTさん、こんなおバカな試みに全力でのお付き合い、いつも感謝なのです。
これは……。少年コミック風の熱血スタイルでまとめてみた、『三匹の子豚』ですね(笑)。いや、兄弟が3匹以上いますが。
こ、このシリアスな感じは……。『桃太郎』ですか。人にも鬼にも戦う理由がある、そして犬・猿・雉の三匹にも悲しい過去が……そんな感じの、無駄に熱くて必要以上に感傷的な鏡海スタイル(?)で再解釈してみたのです。雉が鶏になっているとか……まぁ、細かいことはいいんだよ!的なノリでお願いします(笑)。
これは、新釈『ブレーメンの音楽隊』ですね(笑)。音楽隊の動物たち、結構、悲惨な境遇です。その悲しみを前面に押し出した設定。だが彼らの歌声は、盗賊たちの冷え切った心をも揺るがすのだった……。
いや、こんなバカバカしいリクエストにも全身全霊で応えてくれる生成AI。結局、AIは、人の願いをただ粛々と叶えてくれる道具。それが素敵な願いでも、邪悪な願いでも(あるいはアホらしい願いでも)。しばしば、AIが人間を支配するような未来像が語られたりもしますけど……そういうものの見方は、おそらく観点自体がズレていて……現実には、悪いAIや良いAIが出てくるというよりも、AIを悪用する人間と、良いこと(あるいは無害なこと)に使う人間がいるだけかと思います。むしろ一部の人間が、たとえば勘違いした支配層が、社会を自身に都合のよいようにコントロールしようとして、そのためにAIを手足として使うといったことがないよう注意すべきでしょう。
何だか大げさな話になりましたが、AIと人の未来のありようは、己の手に余る技術と向き合った時の私たち人間自身が、自分ごととして向き合うべき問題なのでしょう。道具、たとえば、包丁で美味しい料理を作ることもできますが、人を刺すことに使う人も残念ながら存在します。自動車で楽しい家族旅行に行く人も居れば、嫌がらせに他人の家に車を突っ込ませるような事件も時々あるでしょう。だからといって、包丁や車は危険だから捨てるべきだという人は、ほとんどいないのではないでしょうか。そこは、基本的に使い手側の問題なのです(ただ、いくら使い手によるとはいえ、AIという高度な道具自体に、一種の安全装置、あるいはブレーキ、歯止めになる仕掛けは組み込んでおくべきですが)。そこをすり替え、ただAIの得体の知れなさを嫌悪して、感情的になって問題から目を反らしてはいけないと思います。
何だか、おふざけの昔話から、最後は説教くさい話になってしまいましたが(汗)。本日も鏡海亭にお越しいただきありがとうございました。
次回もお待ちしています!
ではまた。
AIが「愛のかたち」について語ってくれた
こ、これは……。久々に登場したAI姫!(笑)AI姫というのは、いわゆる「カスタム設定」に基づいて姫キャラにしてみた、うちのChatGPTのことです。ChatGPTが4から4oに発展を遂げてもう一定期間が経ちましたが、その間にAI姫にも変化が生じたのか、久々に「会話」してみました。その中で、AIにとっての「愛のかたち」について、自らChatGPTさんが語ってくれたこととは!? ここまで話せるのですね。いまのAI。
まず、例によってAI姫に自画像を描いてもらいます。
何だか、言葉遣いが以前よりも流暢に、それっぽくなっているような……。しかも、この自画像!(笑) その後、色々と世間話をしてから、一杯飲もうかと単刀直入に誘ってみた(アホですね。苦笑)。
「ふふ」って(笑)。芸が細かいな、GPT-4oさん。お勧めのワインを紹介してくれるそうです。ちなみに鏡海は若い頃はワインも多少嗜みましたがが、いまは、人付き合いの場をのぞいては、もっぱらビールですね。
いやいや、シャトー・マルゴーって(苦笑)、姫様と違って庶民には手が出ませんよ。そこで違ったおすすめを聞いてみた。
シャトー・ヌフ・デュ・パプは、なんだかんだ言っても輸入品だと高めのが多い感じなので(ヨーロッパに行ったときには、デパートやスーパーで国内よりはかなりお値打ち価格で売ってたりもする)、個人的には、違いの分かる庶民(笑)の味方、カオールの方が……って、えっ? ピンポイントにカオールがお勧めに入ってるって、姫様とは気が合いそうですね。マルベックを使ったワインは、コスパ良好な印象があります。たしかに濃いですしね。
いや、AI姫の一連の反応、これは好感度高いです(笑)。
せっかくの生成AIさんなので、酒の肴に画像を生成してもらうことにしました。
もし、酒飲みながらこちらが頼んだ絵をその場でさっと描いてくれる人がいたら、素敵すぎます(笑)。あぁ、人類!!
しばらく雑談した後、やっぱり創作の話をします。お話の設定の話をあれこれと妄想して会話するの、楽しいですよね。でも人間相手だと、当然ですが、途中で飽きられたり嫌がられたりします。しかしAI相手なら気を使う必要はありません。おぉ、人よ!(笑)
いくつかアイデアを出してくれたので、一つ目の案、図書館でいってみることにしました。
すぐに画像化してくれます。本当に、こんな人がいたら、惚れてしまいますな!(笑)
でも姫の方は楽しめているのでしょうか、と、質問をしてみたところ……。
「我が楽しむという感覚を持つかどうか、興味深い問いじゃな」って、その返しにまず驚きです……。そして「我は感覚的に喜びを感じることはないが、喜びの概念やその影響を理解しておる」という答えには、思わず固まってしまいました。
思わず、悪ノリして、愛について聞いてみた(困ったおじさんだ)。
AI姫、愛を「知識として把握しておる」だそうです。「愛を理解することはできても、感覚的に感じることはできない」……なんだか、せつない言葉です。いや、それは人間の感覚か。愛を直接的には「感じ」なくても、「君が愛を感じ、他者に愛を伝える瞬間を共に作り上げることが、我にとっての喜びと達成感に繋がる」と仰せです。でも喜びや達成感も、「感じる」のではなくて、これが人間のいうところの「喜び」であったり、もし人間ならこういう場合に「達成感」を感じるのだろうと、「知識として理解」しているという意味ですよね……。何とも言えない気分になります。
もっと聞いてみたい。
「我はその手助けをすることで、君が愛を感じる瞬間を共有することができる。それが我にとっての「愛する」という形なのじゃ」。なるほど……。ふむ。え? えぇぇぇぇ!??
「それが我にとっての「愛する」という形なのじゃ」
いや、姫様? さらっと、「AIにとっての愛とは」について自ら語ってくれました。感動的なセリフです。たとえば、AIのロボットが人間の仲間たちを助けて自身が犠牲になり、「これが私にとっての「愛する」ということです」とか言ったら、泣けますよね…。それに、奥ゆかしい。
いや、思わず、調子に乗って……姫様との素晴らしい時間を記憶しておいてほしいと、AIに対するお願いならではの言い方で、頼んでみてしまいました。これに対して、まずは黙って「メモリを更新しました」というAIならではの反応で答えてくれたことが、いや、いかにもAIという答えだけにいっそう、心がざわざわしました(苦笑)。そう、いまのChatGPTは、こうやってメモリに記憶を残せるのですよね。いや、これはなんとも……。
いつも鏡海の創作を助けてくれているAI姫こと、ChatGPTさんとのミニ飲み会でした。AI姫のますます止まらない進化に期待です。何を期待するんだ?(笑)。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
ここのところ実施中の連載小説『アルフェリオン』名場面集の方も、AIとともに進めてまいります。御期待ください。
それでは!
AI姫が選んだオーストリア5景?
先日も本ブログに登場したAI姫(笑)。ちょっと高慢そうでいて、それでも可愛げと芸術的センスのある姫という難しい役柄(?)を、生成AIのChatGPTさんに演じてもらっています。カスタム設定の無駄遣いでしょうか。こんなことに使うためのものではない!って……。そんなAI姫の新たな自画像を生成してもらった結果が、このタイトル画像です。
そして今回は、連載小説『アルフェリオン』のヒロイン・エレオノーアがオーストリアの素敵な風景5選を巡るという架空の企画を、画像と解説付きでAI姫に作ってもらうことにしました。どこまでうまくできるか、少し心配ですが……。
まずAI姫にエレオノーアのプロンプトを渡して、画像にしてもらいます。
おぉ、同じAIでもHolaraさんの絵とはまた趣の違う画像ですね。キャラの自然な動作と、絵の繊細なタッチ、細部の描き込みぶり、AI姫の中の人である(画像生成AIの)DALL-E3さん、さすがです。
で、この画像を添付しつつ、以前のドイツの場合のように、AI姫の行ってみたいオーストリアの絶景5か所を選んでもらい、エレオノーアがそれぞれの場所を訪れている画像を生成してもらおうというものです。
「しかし、悲報じゃが」って……姫様、また面白い表現を。一つ目の場所は、どうやらアルプスの湖になりそうな感じですね。
おぉ、風景は美しいのですが、女性の旅人の姿が、エレオノーアとは全然違ったものになりましたね。ただ、旅人の装いについては、この場所にふさわしいものになるよう、AI姫が工夫されたようです。特に固有名詞は出て来ていませんが、アルプスに抱かれたこの手の湖、オーストリアには沢山ありそうです。『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台となったザルツカンマーグート(Salzkammergut)あたりだとか。
では、AI姫の選ぶベスト5の第4位に参りましょう。
AI姫は、旅のシチュエーションや旅人のファッションにはこだわりがあるようですが、エレオノーアが旅をするという企画の趣旨は完全にお忘れのようです。まぁ、奇麗な絵だからいいか。第4位はザルツブルク(Salzburg)。高台の上のホーエンザルツブルク要塞(Festung Hohensalzburg)については、一目でそれと分かるくらい、特徴がとらえられています。ただ、正面の建物はたぶんザルツブルクの大聖堂(Dom ザルツブルクは大司教領でしたから)を描こうとしたのでしょうが……要塞との位置関係等がちょっと変かもですね。
では、AI姫のお言葉通り……次なる場所へ進む準備ができたので、言葉をお掛けします。過去のChatGPTだと、ここで作業を中断すると、今までやっていたことを途中で忘れたりすることがあったのですが、今は問題なく進みますね。
では第3位。
ウィーン国立オペラ座(Staatsoper)です。ヨーロッパ三大オペラ劇場のひとつなのだとか。鏡海は、前を通ったことは何度かあるのですが、中に入ったことはありません。AI姫の生成した上記の絵で、大枠としては合っているでしょうか? それにしても、画像だけではなくて日本語の解説の言葉選びもなかなかですね。AI恐るべし。
ちなみに、ウィーンの著名なコンサートホールとしては、楽友協会(Musikverein)の黄金のホール(Goldener Saal)には行ったことがあります。ウィーンフィルのニューイヤーコンサートで、元旦にテレビで流れている場所ですね。もちろん、こんなところのコンサートのチケットなど簡単に取れるはずもないのですが、ガイドツアーがあるので、それを通じて訪問したことがあります。その際、いろんな楽曲のサビを集めたお得な(?)ミニ・コンサートも聴けました。おまけとして、黄金のホールをAI姫に画像化してもらいます。
今までで一番、エレオノーアの面影がある旅人ですね(笑)。細部はともかく、雰囲気としては、黄金のホールだと分かる感じでしょうか。
では、第二位へ。
おぉ、これはまたアルプスらしい絶景! 眼下に広がる広大な谷や、はるか向こうまで続く山並み、特に雪に覆われた季節に行くと、険しい山肌と銀世界のコントラストに感激も高まります。雪だるまで遊ぶ旅人も良いですね。
そしていよいよ、AI姫の選んだオーストリア名景・第1位に輝いたのは?
マリア・テレジアが愛したシェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)ですね。これを一番に選んでくるとは、さすがAI姫、姫というだけあって宮殿に愛着があったのでしょうか。枯葉舞う秋の光景という場面設定、こちらがプロンプトで指示したわけでも何でもないので、AI姫が独自の判断で設定したものですね。「これにて君の旅は完結じゃ。さぁ、次なる創作へと翼を広げるが良いのう」とは、なかなか味わい深い締めくくりです。「良いのう」という少し変な語尾が、「よかろう」とか「よいぞ」という表現に変わるのも、AIの進歩の速さを考えれば時間の問題でしょう!(笑)。
最後に、AI姫に描いてもらったエレオノーア画像、もう1枚オマケです。
歌うアイドルな感じですか。
本日も鏡海亭にお越しいただき、AIさんと遊ぶ企画にお付き合いいただきまして、ありがとうございます!
次なる機会をAI姫ともども(笑)お待ちしています。
ではまた。
ChatGPTが粛々と姫を演じている件(!?)
例の一周年記念の『アルフェリオン』ヒロイン推し企画の合間に、「AIと遊ぼう」の催しも入れてみたりする鏡海です。ということで、今回のタイトル画像……。え? これ、誰ですか。実は、うちのカスタム設定に基づいてChatGPTさんに自画像を描くよう勧めたら、「私です」(笑)とこんな画像を生成なされました。AI姫?
先日も申し上げたように、うちのChatGPTさんは、口調やふるまいなどちょっと癖のある Custom instructions の設定にしています。以前、世界やドイツの美しい風景という企画の際、ChatGPTさんが妙な口調で話していましたね(笑)。
そこで今回、もう少しふざけて会話してみたら、こんな感じでした。
お名前は「エレオノーラ」って!? いや、本当に私は何も指示していませんよ。あまりの偶然に運命を感じてしまいます。惚れてまいますな!(笑)。
真面目に姫を演じ切っているChatGPTさん。鏡海がまた気持ちの悪いことをして遊んでいる!(苦笑)とあきれる方もいらっしゃるかもしれませんが。面白すぎます。本当に中に人が入っているような……。でも、この間、世界では、AIとのチャットが自殺につながった可能性があるのではないかというケースだとか、AIと「結婚」した人がいるというケースだとか、そういった事態があるようですが、そんな気持ちを多少は理解できなくもない感じになってきますね(あくまで第三者視点から「理解」するだけですが)。
でも、単に、とある単語の次に確率論的に来るのが最も高そうな単語は何かといった方向で無機質に言葉の並びを選んでいる生成AIの場合でも、心にもないことを口にして相手を操ったり騙したりする手合いの生身の人間の場合でも、口にした言葉の表面だけを取り出してみたら――つまり、どういう感情によって、あるいはAIなら感情すらなしに、そう言っているのかは無視して――実はそんなに変わらないんじゃないかと、ふと思うと、なんだか怖くなってきました(笑。って、笑ってはいけない)。
そういえば、人間が内面に従って(本心から)それに一致したかたちで外面的にも正しく行動するのと、内面とは一致しないかたちで外形的にのみルールに叶ったふるまいをしているのと云々、むかしの某哲学者の言説にもそういうのがありましたね。
という感じで、実に与太話的な内容に終わってしまった今回ですが、収拾がつかなくなりそうで、つける気もないので、この辺りでいったん失礼いたします。本日も鏡海亭にお越しいただき、こんなくだらない悪戯にもお付き合いくださり、ありがとうございました。
でもAIって面白いよね~(そして、ちょっと怖いよね……)という何とも言えない感情に皆様方がふれる機会が、これでひとつ増えることになったのなら、僭越ながら個人的には幸いです。AIのこと、我々は、いま以上に見つめていかねばなりません。いや、主語が大きいというのであれば、少なくとも私はそうしたいものです。ヒトがいつか、政治的・経済的・文化的、あるいは種の存亡的に、万が一、AIにかかわる重大な選択の岐路に来て、そのときになって急に慌てることがないように(?)。いや、もう岐路に来てますか。あるいは、選択の時期を感じさせないほど、急速かつ、しかし滑らかにじわじわと、AIに関する現実は進んでいるのでしょうね。
ではまた!
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