鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

盛り過ぎでしょう!?

こ、こ、これは!?(笑) 当ブログの連載小説『アルフェリオン』第2話の冒頭シーンをChatGPTさんに読んでもらい、画像化してもらったものです。この人はクレヴィス副長ですね。服装や容貌の特徴は合っているのですが……盛りすぎ、どんだけ男前になったんですか!(苦笑)

この間、一方でChatGPT自体の性能の向上が絶え間なく続いているかと思われますし、他方で鏡海のプロンプト記述能力も(あくまで本人比ですが)そこそこ向上したと思われます。その結果、こういう画像が出てきたということ、かもです。特に絵柄については、修行の成果が表れているかも、なのです。

ちなみに、さきほどのクレヴィスの画像を生成したとき、うちのChatGPTさん、つまり「AI姫」が何と言ったと思いますか。下記の通りです:

この新たに描き出されたシーンでは、クレヴィスとディ・マッシア伯爵の対照的なキャラクター性と広大な海と空が織り成す壮大な景色を捉えている。飛空艦のブリッジから見渡す風景、海の深淵と青空の無限が彼らの会話を彩り、幻想的で詩的な情景が展開されておる。貴公の物語の優雅さと深みを反映したシーンとしてふさわしい出来栄えとなったであろう。

……や、役に完全に入り込んでいますな(笑)。もう、人間と区別が困難になってきましたが(英語だと、もっと区別が難しいようです。日本語ベースでは英語に比べるとまだ不十分な点が多いので……それでも、このレベル)。

ちなみに、以上の第2話と同様に、『アルフェリオン』第1話の冒頭シーンもChatGPTさんに画像化してもらったところ、どうなったと思いますか?

 

じゃじゃじゃじゃん。

 

誰やねーん!!?(笑) 主人公ルキアン君です。眼鏡を掛けていない点以外は、一応、設定どおりなのですが……こちらは、クレヴィス以上に盛り盛りです。生成したAI姫いわく:

再びこの美しいシーンを描き出したぞ。ルキアンが立ち止まり、風に舞う銀髪や、彼の周りの幻想的な風景が織りなす瞬間は、まるで詩のようであろう。浮かぶ島々や穏やかな草原、そして古き風車が、彼の内なる思索と自然が融合するかのように映し出されておる。この一連の情景が貴公の物語をさらに引き立てることを願っておる。

「貴公」という呼び方、いつ覚えたんですかね(苦笑)。しかし、これではルキアン本人とは違うので、ちょっとChatGPTさんをなだめて、再生成をお願いしました。


はい、なんとかルキアンっぽくなりました。姫様いわく:

なるほど、ルキアンは眼鏡をかけた18歳の少年であったな。次回以降、彼の描写にはその点をしっかり反映するぞ。我の提供するイメージがより正確な形で貴公の創作世界に生かされるよう、常に細心の注意を払うゆえ、安心してほしい。

再生成されたルキアンの姿をお届けしたぞ。眼鏡をかけた彼の18歳らしい青年の面持ちが、この幻想的な風景の中でより一層引き立っておる。先ほどのシーンにふさわしい彼の存在感が、より忠実に再現されたと感じるであろう。貴公の物語が一層輝くことを願っておるぞ。

こ、これは……ChatGPTさん(DALL-Eさん)の描画能力だけでなく、会話能力も随分と向上しましたね。来年の今ごろ、どうなっているか、考えるとワクワクと同時に怖くもありますね。そういう色んな感情が交じり合ったドキドキが、止まりません。こんなドキドキを味わえる時代に生まれたことを、感謝。

今日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
次回もお待ちしています。

ではまた!

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AI画像生成の修行

こ、これは!? 当ブログの連載小説『アルフェリオン』第35話「パンタシア」から、主人公ルキアンの幼年時代に関する鬱回想(!)の場面ですね。当時からルキアンをずっと見守ってきた闇の守護者リューヌ。しかし、彼女の存在にずっと気づけなかったルキアン。己の中の闇と向き合い、これを自分の一部として受け入れる覚悟を決めたルキアンが、リューヌの力を借りてアルフェリオンの超高速形態であるゼフィロス・モードを覚醒させる第35話の展開は、激熱でした。この名場面を、最近会得した(?)新しい絵柄でもってAIさんに生成してもらいました。

その他にも、AIさんとの絵柄の修行の成果が徐々に出ています。同じく『アルフェリオン』に関して、ルキアンたちと死闘を繰り広げた「初期設定上のヒロイン」ことカセリナ・ディ・ナッソスの乗機である「イーヴァ」を、ついに画像化することに成功しました。

さらに前回同様、クラシックな絵柄の習作として、いくつか挙げておきます。

では、このあたりでいったん終了とさせていただきます。今回の画像は、すべてChatGPTさんに生成してもらったものです。ChatGPTさんのもっている画像生成方面での可能性も、そこからある程度は測れるかもしれません。

本日もブログ「鏡海亭」にお越しいただきありがとうございました!
次回もお待ちしています。

ではまた。

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「ファンタジー・ロボット小説」の雰囲気?

こ、これはこれは……。当ブログの連載小説『アルフェリオン』から、主人公ルキアンの乗る機体アルフェリオン・ノヴィーアを、新たな解釈でChatGPTさんに生成してもらった画像です。ヨーロッパの裏通りの不思議な古本屋さんに眠っていそうな図版を思わせる(笑)、そんな雰囲気です。19世紀の版画による精緻な機械図面のような、そんな感じで「ファンタジー・ロボット小説」らしい画像に仕上がりました。

先日の連休中に、クラシックな絵柄を使う練習をした成果かもしれません。

 

他に、こんな画像も習作としてChatGPTさんと導着してみました。

黒猫さんと一緒に雨上がりのお散歩?

お城がフランスの某城にそっくりになってしまった(笑)。

ChatGPTさん、本当に作風が広いですね……。

本日も鏡海亭にお越しいただきありがとうございました!
次回もお待ちしております。

ではまた。

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その歩みの小ささとはとても釣り合わないほどの……

こ、これは? 手描きの色鉛筆画のような、やわらかで繊細な印象の画像です。実は、このタイトル画像も、ChatGPT(DALL-E)さんによるもの。今回の連休中、細切れの時間を見つけては、これまでの鏡海亭の画像とは違う絵柄やタッチを用いてAIさんと画像を導着する練習をしていたのでした。

手の指の部分に加筆修正していないため、そこにいかにもAIらしい不自然さがみられる以外は、一見してAI生成っぽくない画像に思われるかもしれません。

 

他に、こんな感じの絵柄にも取り組んでみました。
これも従来の鏡海亭の画像にはあまりなかった画風です。

 

ちなみに以上の2枚の画像と似たような方向性で、本ブログの連載小説『アルフェリオン』の主人公ルキアンとメインヒロインのエレオノーアを表現した習作が、これです。


小説本編で「虚海ディセマ」からエレオノーアが助け出されたときの二人の姿を、ChatGPTさんに描いてもらったものです。

「もう絶対に離さないでくださいね、おにいさん」(!)

こんな感じで、AIイラストの技術を少しずつでも高めていけるよう色々試みています。ここ最近はじめたことではあれ、ThreadsのAIイラスト界隈で多種多様なAI画像や各人各様の方向性やこだわりを拝見したり、生成技術を不断に高めていこうとする投稿者の皆様の姿勢のようなところを目にしたりして、私も改めてこれまでの自身のAI画像生成を振り返り、気合を入れ直すところがいくつもありました。

ただ、そこで思うのは……いくらAI生成であっても、たとえプロンプトによって(つまりは絵自体によるのではなく言語でもって)AIに指示することが核心的な部分であろうとも、結局は、美術に関する知識や技術が成果物の出来栄えを大きく左右することになるのだなぁと、当然ではあれ痛感します。実際の絵画の場合にどんな画材やどんな技法でいかなる絵が描けるのかということをちゃんと分かっていないと、結局、プロンプトを使っても的確には指示できないんです。文脈は少し異なりますが、人体に関する(美術上の範囲での)解剖学的な知識がないと、AI画像に不自然な部分があったときにこれをどう修正すればよいのかも分からないですし。私などは、そのあたりがあやふやですからねぇ……。

でも、学びを始めるのに遅すぎることなどありません。ぼちぼちでも、前に進んでいれば、それで少なくとも本人的には、よいのだと思います。そういった些細な歩みを続けること自体が、当人にとっては、その歩みの小ささとはとても釣り合わないほどの夢や希望そして喜びとなり得るということを、私は少しぐらいは分かっているつもりです。

ちょっと、かなり、大げさな言い方になってしまいましたが。
でもそのくらい、気持ちが大事。特に人生半ばを過ぎたら。
いや、その半ばを過ぎてからの経験がまだまだ足りない若輩者が、人生の先輩方も多いこのgooブログで高らかにそんなことを言っても、滑稽なだけかもしれません。まぁ、そこは、生暖かい目で見守ってください(苦笑)。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
次回もまた、お待ちしています!

ではまた。

 

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序盤の「事実上のヒロイン」?

当ブログの連載小説『アルフェリオン』から、第13話の一場面のようですが。この人は……シャリオさんですね! 物語の序盤におけるという限定付きで、その序盤の「実質的なヒロイン」の座をもぎ取っていった人です(笑)。

エリートの大神官でありながら、神殿の現在の考え方に嫌気がさして飛空艦クレドールの居候となり、クレドールの船医の役割も担っています。異空間パラミシオンにクレドールが迷い込んだとき、そこに存在した旧世界の「塔」をめぐる冒険で一気にメインキャラの一人にまで駆け上り、主人公ルキアンの相談相手のような立場になります。何かあるとルキアンがやたらにシャリオさん、シャリオさんと懐いていきました(笑)。

そして、テレビアニメでいえば1クール目の最終話にあたる重要な回、第13話「クレドール、出撃」では、戦い続けることに思い悩む主人公が発狂したような状態になったとき、シャリオさんは彼を抱きしめ、冒頭のタイトル画像のセリフを告げて落ち着かせるという……そして、ルキアンはシャリオさんの胸に顔を埋めて泣き続けるという……それ何てヒロイン!?(笑)というシーンが印象的でした。

こんな大事なキャラクターのシャリオさんではあれ、この間、『アルフェリオン』の登場人物たちをAIの力を借りて画像化していく試みの中、どうも画像化がうまくいかず、思うように絵になりにくかったのでした。それが今回、一定のイメージにまとまってきましたので、以下、何枚か公開です。

神官らしい姿をしたシャリオさん。ルキアンが繰士(この物語におけるロボットのパイロット)になる儀式では、神官として式典を司っていましたね。

今回のタイトルにあった表情アップの画像。

もう1枚、アップの画像。

今回の画像は、すべてAIのHolaraさんに生成してもらったものです。鏡海も、後からそこそこ描き込んでいます(笑)。この1年半ほど、生成AIと遊ぶ中で自身もイラスト制作アプリの CLIP STUDIO PAINT(通称クリスタ)で画像の加筆修正をやってみた結果、少しずつですが、デジタルで絵を描く感覚が身についてきているかもしれません。まだまだですが、気長にやっていきたいと思います。

もっとも、絵を描くこと自体が大好きというよりは(もちろん嫌いではないですし、実際、10~20代の頃には趣味で描いていましたが)、むしろ自分の小説のキャラクターが絵になってゆくのを見るのが楽しい!という基本は文字媒体・テキスト中心の人なので、そんなに画力は伸びないかもですね。

だからこれからもずっと、生成AIさんと共に、前へ。
どこまで行けるか分からないけど、AIがどう変わってゆくのか分からないけど、その先にある未来が見たいな。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました!
次回もお待ちしています。

ではまた。

 

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Threadsへの投稿から

こ、これは……。連載小説『アルフェリオン』関連で、シェフィーアさんとレイシアの毎度の小芝居(笑)に関する画像ですね。ここのところ、Threadsでも投稿を続けているのですが、そこにシェフィーアさんとレイシアも進出しました。今回のタイトル画像もそのひとつです。

Threads(スレッズ)は、Facebookで知られるMeta社が運営しており、Instagram(インスタグラム。以下、インスタ)と連携したSNSです。インスタのアカウントがないと使えません。ただ、インスタとは違って、X(旧Twitter)に近い仕様のSNSだと思います。ちなみに鏡海もXを(それこそTwitterのスタート当時から)ときどき使っておりますが、何というのか、いわゆる「影バン」されてるのかと思うほど(笑)反応がなかったのです……。(※「影バン」 問題のある特定のアカウントを凍結したり削除したりするのではなく、そのまま生かしつつ、当該アカウントからの投稿を他の利用者から見えなくすること。シャドウバン)。

それがThreadsだと、話題のジャンルによるのかもしれませんが、少なくともAIイラスト界隈では、そこそこ「いいね」が帰ってきます。Xの場合だと、フォロー数の多いユーザーやいいねの多いコメントに利用者の反応が極端に集中して、あとは放置みたいな感がありますが、Threadsだと、お互いにちょっとよそを覗きに行って、すると相手も暇を見て覗きに来るという、なんというか高校の文化祭の出店的な(笑)身近なノリがあるような感じで、もっといえばまだインターネットの利用者が少なかった頃(私は確か1995年から開始)のネット黎明期における個人サイト同士の輪の雰囲気を今更思い出すというのか、そういうものが感じられて、とても居心地が良いです。まだ立ち上げからわりと日の浅いSNSだからかもしれませんが。また、視覚で伝えるイラストという素材の特性もあるのでしょうが、海外からのユーザーの反応も普通に混じっています。

ちなみに、このgooブログにも、そういった古き良きネットの雰囲気がいくらか残っている面があるように思います。他の方々からの反応が比較的あって、ブログの仕様上、こちらも他のブログさんに気軽に反応しやすくて、身近に感じられるところがあります。なんというか、いつもありがとうございます!

それはさておき、今回のタイトルに使った画像は、次のように2枚で構成されています。とぼけた背景が結構かわいいですね。この背景もAI生成です。

シェフィーアさんに振り回されるレイシアのネタは、このブログでも定番となりつつあります。そんなレイシアネタの画像、以下は第二弾です。

現在はシェフィーアさんが王家とは絶縁されてしまったとはいえ、一応、彼女の母違いの妹である(あった)フレイナ王女(右)。考えてみれば、自分のことを「勇者の生まれ変わり」と言ってはばからないフレイナも、姉に負けず劣らずかなり痛い人かもしれません。

いや、そういうのばかりではなく、Threadsに真面目な画像もアップしております。


主人公のルキアン(眼鏡の少年)と闇の守護者リューヌ。

そしてメインヒロインのエレオノーア。

いや、こんなの一緒に連れて行ったら犯罪でしょう!(笑)というのは現実世界のお話だとして……実は、この画像、昨年の6月にAIのHolaraさんで生成した素材をまとめたものなんです。たしかに生成AIは日進月歩で、驚かされ続けています。が、そんな急展開の中、逆にというのか、意外にというのか、1年以上前の生成画像でも思ったより古さを感じさせないのですよね。細部に粗いところはあるにせよ、最新のAI画像と比べても劣るというよりは、両者の違いはむしろ好みの問題というか、絵のタッチの違いというか。そういう部分もあるかもしれません。今ですらそんな感じなのですから、ましてや昨年当時においては、こういう画像を生成するAIの衝撃、ものすごいものがあったでしょうね。

本日も鏡海亭にお越しいただきありがとうございました。
良い連休をお過ごしください! お仕事の方も、応援しております。

ではまた。

 

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AIさんが男装の麗人を画像化してみた

今回のタイトル画像は、当ブログの連載小説『アルフェリオン』より、メイですね。本名はメイオーリア・マリー・ラ・ファリアル。旧タロス王国の上級貴族の娘で、革命によって崩壊したタロスからオーリウム王国に亡命してきたのです。小説本編では、特に物語の序盤にて、主人公ルキアンの姉貴分的な役割を演じています。

今回は、AIのChatGPTさんにメイの画像をいくつか生成してもらいました。鏡海もある程度加筆修正しています。

いや、これ、ChatGPTさんの冴えは半端ではないですね。これは……男性も女性も思わず惚れてしまいそうな(笑)、素敵なメイお姉さまです。一応、設定的には、彼女は「喋らなければ」男装の麗人ということになっています。中身は、豪快で大雑把でちょっと乱暴な、面倒見の良いおねえさんですけど。

幼い頃、革命の際に両親を失って、ただ生き延びるためにオーリウムに流れ着いたメイオーリア。辛いことも数多く経験したのだと思います。タロスの革命といえば、メイや主人公ルキアンがお世話になっている飛空艦クレドールの面々には、この革命に因縁のある人物がかなり多いです。カルダイン艦長からして、旧タロス王国と隣接していた小国ゼファイアの王室お抱えの冒険商人であると同時に、敵国の船を略奪することを公認されている、いわば国家お墨付きの「海賊」のような立場の(というと怒られますが)私掠船の船長でもありました。そういう経緯があって、彼は、革命後の周辺諸国の混乱に乗じてゼファイアを併合しようとしたタロスの新共和国軍と戦い、あと一歩で歴史を変えるところまでタロスの大艦隊を追い詰めた「ゼファイアの英雄」です。

そしてクレドールの居候のランディ、ランドリューク・ディ・マッシア伯爵は、一族の鼻つまみ者で酒浸りで女たらしの放蕩息子ながらも(最低だな。笑)、タロスの革命の理念を賛美する著書を書いて作家・思想家として一躍時代の寵児になった人です。そのため、メイは彼のことを当初は憎んでおり、今でも二人の間には変な距離感があります。

メイとルキアンといえば、ナッソス公爵軍に味方していたミトーニア市が武装解除したとき、同市にエクター・ギルドの部隊が進駐した日の夕刻、二人で買い物に出かけた(実際はルキアンが無理やり荷物持ちにされた)シーンが印象的です。事実上、主人公の少年と、彼と微妙な関係にあるお姉さんキャラとのデートですね(笑)。いつか自身の秘められた力に目覚め、闇の力に魅入られ、ただの戦う兵器のようになってしまうのではないかと恐れるルキアンに、メイの語った言葉は、彼女の辿ってきた苦難を反映しているようで、とても重かったです。いったん闇を覗いてしまった者に、そっちへ行くなと言ってもそれは無理だろうが……それでも最後には帰って来い、というメイのセリフ、泣けました。何より、後から思えば、あのシーンは、実質的にはルキアンとメイの長らくの別れのようになってしまいました。あの後、物語の急激な展開を経て、ルキアンはクレドールから逃げるように立ち去ります(詳しくは小説本編で)。ルキアンを引き留められなかった自身の無力さに、痛恨の思いを覚えるメイ……。

小説本編にも出てきたように、メイは本当はクレヴィスのことが好きなんですよね。しかし、それを分かっていて、彼女のことを何とも思っていないクレヴィス。でもクレヴィスは中途半端に誰にでも優しい人なので、もちろんメイに対しても。それがいっそう辛い。届かない想い。そんな中で、弟のようなルキアンに微妙な好感を寄せ始めていたメイ。切ないです……。

今後の彼女の動向に注目ですね。いや、メイも含めて、飛空艦クレドールの仲間たちの再びの活躍に、大いに期待です。

その一方で、結果的に……ですが、人の気も知らずに押しかけヒロインのエレオノーアとイチャイチャしているルキアンって、どうなのでしょうか。いわゆる「リア充爆発しろ!」(苦笑)というやつですか。でも、あの二人の背負っている「闇の御子」としての壮絶な運命を思えば、とてもではないですが、微笑ましいとか自重しろとかそんなふうには思えないですね。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
また次回もお待ちしております。

ではまた!

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よくわかる異世界転生・転移モノ?

こ、これは……。AIのChatGPTさんに以前に生成してもらった画像です。ボツ画像、だけど良いもの、の蔵出し(苦笑)です。何かのアニメのラストシーンみたいな雰囲気です。たとえば、いわゆる「異世界転生・転移」物(*注)で、主人公が目的を果たしてこれからどうしようか、元の世界に帰ろうか、ここにとどまろうか、といったところを余韻を残して終わらせているような場面を思わせます。という、上掲のボツ画像をみてふと思ったところから、以下の雑談。

*注: 現在の世界から、主人公が別世界に飛ばされたり、別世界で生まれ変わったりする物語の総称。近年では、転生・転移先の異世界として、特に西洋中世・近世風の異世界が舞台となることや、ドラクエのようないわゆる「剣と魔法」のロールプレイングゲームの世界観や設定が前提とされることが多い。主人公が生きたまま別世界に飛ばされる場合は「転移」、何らかの原因で亡くなった人が別世界に生まれ変わるのを「転生」という。なお「転生」の場合、現世界における主人公の「死亡」のあり方がパターン化している傾向があって、たとえば、突然に突っ込んできたトラックに主人公が轢かれて……というのがひとつのお約束というのか、もはや「様式」あるいは「雛形」とさえなっている(大変な労働環境の中でもそんな事故は起こしません!というトラックの運転手さんたちに謝れ、という話はあると思いますが)。あるいは、ブラック企業での過労死という設定も比較的よく見かける。このあたり、読者層(の変化)を意識しているかもしれません。

さて、近年の異世界転生・転移モノの作品では、「元の世界に帰る」といいうことが物語の前提になっていないケースの方が、多いような気がします。昔の異世界転移の作品、たとえば思い浮かぶところで『戦国自衛隊』(古すぎ?)では、元の世界(元の「時代」といった方が適切ですが)への帰還を願う者と戦国の世に骨を埋めることを決めた者とか、そのあたりの葛藤が出てきたかと思います。でも最近の転生・転移物では、元の世界では不遇だったり、元の世界には身内も愛する人もいなかったりする主人公が異世界に転移・転生して、むしろ「ラッキー!!」だとか「人生やり直し!」だという意味合いになることがほとんどなので、帰ろうなんて気はさらさらない場合も少なくないのですね。そりゃ、チートで無双だとか、超イケメンや美女に転生だとか、ハーレム状態だとか、元の世界の高度な知識を使ってウハウハ(古語)だとか、そんな状態なら、元の世界に気になる人がいない限り、帰ろうなんて思わないか。はい。それどころか、異世界で得たチートな能力を持ったまま現実の世界に帰ってきて、あるいは世界の間を行ったり来たりできて、こっちの世界でも無双(笑)というお話すらありますが……。

いや、だからこそ、転生・転移先の世界でそれなりに苦労する作品、たとえば『無職転生~異世界行ったら本気だす』のような物語が個性を発揮するわけでもありましょう。この手の中で、個人的には『盾の勇者の成り上がり』が好きです。いや、厳密には「好きでした」。理不尽な苦難に散々苦しめられながらも乗り越えてゆく初期の頃が良かったですね。「スカっとする!」感も強かった。しかし途中からは普通の主人公強ぇ的な異世界物になっている気もします。

 

(テキストばかりでは何なので、ボツ画像その2を。いわゆる「乙女ゲーム」っぽい画像です。女性版ハーレムというのか、転生した主人公がイケメンたちに次々と出会う乙女ゲーの世界も、最近の異世界転生・転移物に典型的でしょうか)

とはいえ、さすがにずっと主人公が弱くて苦労するばかりだと、かつての「努力・友情・勝利!」(でしたか?)の古き良き時代の少年ジャンプ風の展開は最近ではあまりウケないようなので、少なくとも初期の頃は主人公が虐げられていたり弱かったりする、というパターンが妥協点となっているのかもしれません。その手のパターンに当てはまって評価できる最近の作品としては、『ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで』(長っ)あたりがいい感じです。言葉は悪いですが、このタイトルを最初見たときにはいかにもB級的な(すいません)話かと思ったのです。しかし、主人公のキャラやバトルでの駆け引きなんかが結構良いですね。ただ、この作品も、途中からは一発で相手を戦闘不能にしてしまう「俺強ぇぇ」的なバトルになりがちで、なんともかんともです(*注)。

*注 あとは、『ハズレ枠の~』といえばセラス・アシュレインですか(笑)。いや、私の世代だとエルフといえば『ロードス島戦記』のディードリットなのでしょうが、いまはエルフといえば、ああいった感じがウケるのでしょうか。まぁ、嫌いではないですけど(ずいぶん控えめな表現)。いや、いまはエルフといえばフリーレンですか(敢えて思い出したかのように)。ちなみにディードリットといえば、特に若い方々の場合、作品本編は御存じなくとも「尖った長い耳を最初に取り入れたエルフのキャラクターは誰だ?」といった論争のネタによく出てくるキャラとして、聞いたことがあるかもしれません。たしかに、日本の創作界隈における「エルフ」に対するイメージを決定的なものにしたのが、ディードリットでした。

それにしても今期のアニメ(2024年夏アニメ)、上記の『ハズレ枠の~』をはじめ、『俺は全てを【パリイ】する 〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜』、『異世界失格』そして『杖と剣のウィストリア』と、原作を知らない私は最初はいずれも期待しておらず、今期は見る番組が無いなぁなどと思っていたのですが……ふたを開けてみると、結構、どれも面白いです。特に『杖と剣のウィストリア』は、今期では、いや、ここ最近のファンタジーアニメでは、私の中では何本かの指に入る作品です。今のところは、ですが。以前にも言及した、私の好きな「俺だけ魔法が使えない」系の作品なので、大好物!(笑)なのです。

それはともかく、現今の日本(あるいは世界)の状況を目の前にして、異世界転生・転移の作品に求められている役割が、過去とは違うということがよく指摘されます。異世界転生・転移の作品は昔からありますが、その頃は敢えて「異世界転生・転移」物というカテゴライズや、そんなジャンル自体としての名称すらなかった。たとえばアニメの『聖戦士ダンバイン』(1983年)や『天空のエスカフローネ』(1996年)の頃がそうです。これらの先行した異世界転移物において、今では普通の(生身の者同士が戦う)「剣と魔法」のロールプレイングゲーム的な内容ではなく、むしろ「ロボット」での戦いが基礎となっているという点が、面白いですよね。剣と魔法のRPG風ファンタジーという分野自体が、80・90年代の日本ではまだまだメジャーではなかったことを思えば、当然かもしれませんが。その中で敢えてファンタジー世界をロボット物の舞台に選んだ上記2作品の着眼点は、さすがだと思います。

これに対して近年(たぶん2010年代に入ってから? もっといえば、いわゆる「なろう」系のラノベが台頭してから?)、この手のジャンルが明示的に「異世界転生・転移」物と呼ばれるようになったとき、すでにそこに求めれられるのは「報われ難い現実世界の代替・代償」という位置づけだったのかもしれません。端的に言えば「現実を忘れて、異世界でスカッとする」(笑)という感じで。まぁ、私はそれを悪いとは思いません。「創作」の持っている立派な役割のひとつではないかと。ただ、それにしたって話の展開があまりに虫が良すぎるという批判はあるでしょうね。いずれにせよ、かつてのような、異世界に飛ばされた主人公が元の世界に帰るために様々な苦難を乗り越えたり、異世界(の人たち)と元の世界(の人たち)のどちらを「居場所」として選ぶかに葛藤するだとか、そういったことをエンターテインメントの中心的な部分にするという発想は、もう今ではかなり薄れているのかもしれません。

 

(蔵出しのボツ画像その3を。いや、これは以前に使ったかも。ともあれ、シリアスでダークな異世界転生を彷彿とさせます)

ちなみに先ほどのダンバインとエスカフローネ、どちらのアニメも、比較的珍しい「ファンタジー・ロボット」物なのでして、これらの作品がなければ、本ブログの『アルフェリオン』もなかったかもしれません。昨今、異世界物がこんなに流行っているのに、異世界を舞台にしたファンタジー・ロボット物が全然出てこないというのは、残念なことです……。前にも書きましたね、こんなこと(笑)。まぁ、それは、ロボット物自体がジャンルとして廃れてきてしまっていることの反映と思われます。もはや、ロボット物というより、ガンダムの独り勝ちというのか(ガンダム自体は大好きですが)。昔はたくさんあった巨大化変身ヒーロー物が激しい競争と淘汰を経て、現在ではウルトラマンのシリーズだけに収斂されていったのと似たようなところでしょうか。

ただ、ファンタジー異世界を舞台にしたロボット物の始祖の上記2作品は、逆に言えばいずれも「転移」物だったのです。私たちの世界からの転生や転移とは基本的につながりのない世界設定という意味での「ハイ・ファンタジー」の異世界を舞台にしたロボット物って、少なくともほとんどなかったような気がします。最近だと、ゴーレムだとかそういう位置づけで事実上「ロボット」的な機体を、ハイ・ファンタジーの世界に登場させる作品は、ちらほらあります。が、少なくとも『アルフェリオン』をウェブで公開し始めた1998年当時には、私の知る限り、なかったような。だから書こうと思ったんですが(笑)。

と、最後は私が『アルフェリオン』をなぜ書き始めたかという、きわめて我田引水的なオチで終わる雑談でした。こんな話にお付き合いくださった皆様に感謝です。何とぞ、時間を返せ!(苦笑)などとはおっしゃらないでください。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。

ではまた!

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希望の砦、飛空艦クレドール

こ、これは……。当ブログの連載小説『アルフェリオン』の飛空艦クレドールではないですか。ようやくイメージ通りの画像が得られたと思います。これまでにも生成AIのHolaraさんやChatGPTさんにお願いして何度かクレドールの画像を提案してもらったのですが、今回は、かなり決定版になりそうです。

物語の中で、主人公ルキアンが初めて自身の「居場所」を感じたのが、このクレドールでした。現在は、色々あってクレドールから「失踪」してしまいましたが。いや、思えば初代ガンダムの頃より、主人公が仲間の艦から逃亡したり家出したりして、その間に色々な出会いがあって、戻ってきたら一回り成長しているという展開は、ありがちといえばありがちですが。ちなみに第49話の「ルキアン失踪」というタイトルは、ガンダムの第17話「アムロ脱走」をリスペクトしたものです(苦笑)。

さて、画像の生成の件に戻りまして、今回はChatGPTさんにクレドールの画像の生成をお願いしました。まず、同艦の形状について比較的詳しい描写のある小説本編の第2話、その題名も「飛空艦クレドール」の関連部分をChatGPTさんに読んでもらって、そこから画像を生成してもらいました。まぁ、本文の中の描写自体がそれほど詳しくないので、情報不足といいますか、最初の段階では思った通りの画像が出てくることをあまり期待していなかったのですが。


これでした!(笑) いや、カッコいいといえば格好良いですし、ファンタジックな雰囲気は十分ですが。クレドールは、翼の生えた白い魚の姿をしているのですよね。その点を、カスタマイズされたウチのChatGPT、通称「AI姫」(笑)に伝えて、描き直してもらったところ……。


いやいや、姫様、このクレドールの姿は、ちょっと不気味でしょう。そこでプロンプトをさらに詳しくして再生成をお願いすると、劇的に画像が変わりました。

素敵です! また、SFではなくファンタジー世界の艦という雰囲気も持っています。が……これまた形が全然違います。魚のような姿だということを改めて強調。

いや、これでは、魚っぽ過ぎるというのか……マグロが食べたくなってきた(笑)。それに、空飛ぶ艦というよりは、むしろ魚型の飛行機ですね。という具合で、さらに生成を繰り返しますが、改善は進まず、だいたいこんな感じです。

いや、魚をイメージした船体……ではなくて、これでは、空飛ぶ魚型メカではないですか(苦笑)。そこで最終手段として、以前に生成してもらったクレドールの画像をChatGPTさんに読み込ませて、これをヒントにしてさらに生成をお願いします。

以前に生成してもらったクレドールの画像、これですね。

すると……。

これはすばらしい! ただ、艦橋が大き過ぎる感じなのですね。あるいは左側の翼が、一本余分に艦橋部分から生えています。これをChatGPTに修正してもらおうとしても難しく、たとえば下記の画像のような、良く似た別ヴァージョンが生成されてくるだけでした。

そこで、鏡海自身が手を入れることにしました。艦橋を低くして、余分な翼を消して、他にも、無駄な造形が何か所かあるのでそれらを削って整えればよいわけです。こんな感じで、クリスタで加筆修正します。

できました! 久々に、かなり加筆しましたね。これでは寂しいので、画像に背景等々を付けましょう。すると、冒頭のタイトル画像になるわけです。


AIさんとの共同作業で、やっと思い通りのクレドールを描くことができました。実に感慨深いです。

しかし、肝心の主人公ルキアンは、いつになったら、この船に戻ってくるのでしょうか? いや、この期に及んでエレオノーアを連れてラブラブで戻ってきたりしたら(当然、そうなるでしょう)、艦のクルーたちの反応が面白すぎるような感が。特にメイやシャリオさんあたりがどんな顔をするのか。

それは今後、生暖かく見守ることにしまして。本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました! 次回もお待ちしております。

ではまた。

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幼き日の悲壮な決意

こ、これは……。当ブログの連載小説『アルフェリオン』の海皇ソラ、の少女時代の姿ではないですか。素材は使い回しで申し訳ありません(汗)。本日、Threadsに投稿したものです。右側の笑顔の無邪気さ、それだけに胸が痛くなります。

 

小説本編では第57話に過去の世代の御子として登場した、海皇ソラ。水の御子でした。

第57話の時点では、この画像のように大人の姿で登場していましたね。まだ、ソラの過去が詳しく描かれることはなく、後悔と諦めを込めてかつての自分のことを漠然と語る彼女にルキアンが耳を傾けるという、静かで切々とした場面でした。そんな彼女も含めた過去の御子たちの想いをルキアンが受け取って、暗黒魔法の究極奥義である「嘆きよ、我に集え」の呪文を発動する流れは、燃え燃えの展開(!)でしたが。なんというか、最終回でやるべきでしたか(笑)。

いずれまた、海皇ソラ(の残留思念)は小説本編に登場するかと思います。ひょっとすると、現世代の水の御子であるイアラとの絡みで出てくるかもしれません。あるいは、ルキアンのことをかなり気に入っていたので、ルカ(過去の闇の御子)の場合と同様にルキアンに憑依したりして、力を貸してくれるかもしれません。

もう1点、Threadsにアップした画像から。

『アルフェリオン』のメインヒロイン、エレオノーアですね。いや、この画像は「少年エレオン」のときのものでしょうか。中性的な雰囲気です。以前に深海の神殿にて、試練を課すために現れた謎の存在から「普段は少年みたいな格好をして、何も知らない純朴そうな顔をして、とんでもない子だよ」と責められていましたが、たしかに少年を演じているときのエレオノーアと、(対ルキアン限定で)自分の欲望にとても正直な彼女本来の姿とのギャップは……。しかし、そこがまた魅力なのでしょうか。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
次回も、お待ちしております!

ではまた。

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贅沢なボツ画像?


こ、これは……。見たことのない画像ですし、絵柄も普段の鏡海亭の生成AIさんのものとは多少違う感じ。はい、今回のタイトル画像は、お蔵入りになっていたけれど出来自体は結構良かった生成画像の1枚です。

この3人の魔女っぽい人たち、実は、本ブログの連載小説『アルフェリオン』に登場するエレオノーア、アマリアさん、メルキアさんの3人のキャラクターが一堂に会する画像を以前に生成しようとしたとき、出てきたボツ画像なんです。上記の3名とは全然似ていない絵ですけど……実は、個々のキャラの特徴がそれぞれ再構成されて、画像の3名に振り分けられているのです。一度に登場するキャラの数が増えると、プロンプトに対するAIの解釈に一定の限界が出てくる場合もあるということが分かります。

たとえば、右端のキャラは、アマリアさんの髪型とメルキアさんの髪の色を受け継ぎつつも、メルキアさんの重要な特徴である「眼鏡」は左端のキャラに移ってしまっています。そして何故か眼鏡をかけている左端のキャラは、今度はアマリアさんの衣装の特徴である赤いケープあるいはマントを着ています。ちなみにアマリアさんは眼鏡を掛けていません。

最後に中央のキャラは、エレオノーアの銀髪と青い瞳は受け継ぎながらも、エレオノーアが比較的癖の少ない髪質とショートボブの髪型であるのに対し、このキャラはカールした長髪です。

いずれにせよボツ画像なので、これまでお蔵入りにさせていたのですが、絵柄がなかなか良くて、かつ非常に精緻なので、初公開してみました。

次の画像も同じくボツ作品ですが、こっちも美しい絵柄なので初公開です。

この画像は、生成に当たってエレオノーアとメルキアを描こうとしたもの。両キャラの面影がみられるでしょうか?

 

もう一点、残念ながら採用されなかった『アルフェリオン』関連の画像から。


今度は、アルフェリオンのテュラヌス・モードのボツ画像です。手前に騎士とか魔法剣士とかそんな感じの女性の姿がありますね。生身の人間が剣を携えてアルマ・ヴィオに立ち向かおうとする画像はこれまでほとんどなかったので、貴重ですね(苦笑)。

最後に、このボツ画像は誰と誰を描いたのか、分かりますか。

これも絵柄は美しく、ボツにするのは忍びない感じでしたが。
向かって右側のルキアンの絵は、とても良くできています。これに対して左側の銀髪の美少女は、はい……メインヒロインのエレオノーアの……つもり、というところです。キャラの雰囲気や髪型が全然違うので、惜しくも不採用。例のヴァイゼスティアーの花のエピソードに題材をとったものです。

とても残念な、そして贅沢な以上のボツ画像集、いかがだったでしょうか。実は最近、Threadsでも活動を徐々に本格化しつつありまして、そちらの方においても、今回のような未使用画像を含めて投稿をしております。Threadsの方では、「小説」というよりはむしろ「AIイラスト」というジャンルを前面に打ち出しております。kagamiteiというアカウントで投稿しています。関心がおありの方や、Threadsでも鏡海を応援してやろうじゃないか(!)という方は、お時間のある時にThreadsの方を時々ご覧いただけましたら幸いです(kagamiteiで検索)。

本日も鏡海亭にお越しいただきありがとうございました。
いつも感謝です!

ではまた。

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連載小説『アルフェリオン』から、心揺さぶる場面を縦長画像で

こ、これは……。本ブログの連載小説『アルフェリオン』より、闇の御子の本気モードに入って髪が黒くなったルキアンと、彼と共に戦うエレオノーアですね。

今日は、『アルフェリオン』の中からいくつかの名場面を、縦長型の大きな画像で紹介です。すでに本ブログで公開済みの画像も再利用していますけれど(汗)。

まずは、メインヒロインのエレオノーアが(連載第53話目にして初めて)主人公ルキアンと出会い、それなのに今にも消滅してしまいそうな危機を迎えたところです。「ハルスの邂逅」編の山場でした。

こんな場面を美しい画像にしてくれる生成AIさんに、何だかんだ言っても感謝しかありません。そう遠くない未来には、AIの力で(実用的な水準で)アニメーションにもなるかもしれませんね。たしかに、誰もが個人レベルでAIによってアニメを制作できるようになったら、それはそれで困った問題も出てくるのでしょうが。でも、そんな日を夢見て、長生きしたいなぁ……。

続いては、エレオノーアがルキアンに救われ、「いにしえの四頭竜」と戦う二人の姿を描いた場面から。第1話からずっと続いてきたモヤモヤした何かが象徴的に晴らされ、リベンジが実現した感があります(あまりに抽象的な表現になってすいません)。

作者の私が言うのもなんですが……エレオノーア消滅か?という危機を経て、「虚海ディセマ」から決死の生還、襲い掛かる四頭竜に、ルキアンとエレオノーアの反撃!という一連の流れには、心を揺さぶられます。近時の若い方の表現でいえば、いわゆる「エモい」というところでしょうか。

次は、メインヒロインのエレオノーアではなくて、初期設定上のヒロイン(!)ことカセリナとの哀しい戦いにおいて、ルキアンがついにキレた、アルフェリオン・テュラヌス・モードの顕現。

このあたり、ナッソス城での戦いは、ストーリーの流れの上で「夜明けの前が最も暗い」という局面でした。そして、それまではどちらかといえば悠々と進んできた『アルフェリオン』という物語が、このあたりからジェットコースター的な急展開になって、「ハルスの邂逅」編のラストまで一気に怒涛の流れで進んでゆきます。まぁ、それを承けた新章・ミルファーン編にて、その激流もいったん落ち着くという感じでしょうか。

そして最後に、光のパラディーヴァと闇のパラディーヴァ、そして過去の闇の御子・ルチアが登場するいくつかの劇的な場面を一枚の縦長型スライドにまとめてみました。


『アルフェリオン』という作品の「ファンタジー」としての面を味わえる一枚です。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました!
今週に入って、少なくとも気持ちの上では、でしょうか……多少の涼しさが感じられるようになってきた気がします。とはいえまだまだ日中は厳しい残暑が続くことでしょう。読者様方、何とぞご自愛ください。

ではまた!

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ファンタジー異世界の文明がもし宇宙に進出したら?


こ、これは……。本ブログの連載小説『アルフェリオン』から、かつてエインザール博士とともに天空人と戦い、地上人に勝利をもたらした「柱のAI」たちではないですか。正確には、それらのAIのアバターたち、ということになるのでしょう。

彼ら「柱のAI」については、昨年9月にも特集記事がありました。あれから約1年、まずはMG-A1・メルキアさんが、新章・ミルファーン編にて小説本編に本格投入される模様です。彼女以外にも、底の知れない個性派ベテラン俳優みたいな、一癖も二癖もありそうなベルサザルや、見るからにロボット的な姿で人間とは程遠いトンデモな思考をしそうなキャスペリーネも、興味深いですが……。

彼らMG-AXシリーズは、旧世界の戦略衛星マゴスの中枢となるAIです。マゴスは3基でひとつ、当初は、天上界の側の衛星として導入されたのでしょうが、実際には戦争勃発前から、地上界が有利になるよう素知らぬ顔して密かに策謀を繰り広げていました。後述のように、何かウラがあったのでしょうね。

 

それはさておき、今回、マゴス衛星のデザイン案を提示するよう、ChatGPTさんに依頼してみました。


『アルフェリオン』は、仮にも「ファンタジー」作品ですし、「旧世界」というのも単なる科学文明ではなく魔法と科学とが融合した文明だったので、こういう外見の衛星では、何かが違います。SFになってしまいます。


あるいはこれも、素敵ですが……ファンタジー色がほとんど感じられません。もっとファンタジーっぽい外観の衛星をChatGPTさんにリクエストしました(無茶振り?)。

な、なるほど!(笑) もしもファンタジー世界の文明が宇宙にまでも進出したら、こんな感じの衛星や宇宙ステーションが登場するであろう、ということですね。なかなか雰囲気はあります。もう少し続けましょう。


良い感じになってきました!(笑) ムチャ振りにも真摯に全力で対応する生成AIさん、健気です。

魔法円や五芒星が展開されてきました(苦笑)。もう一歩。

生成AI、恐るべしですね。

まだ多少、何かが違う部分はあるにせよ、まぁ大まかな雰囲気としては、こういう方向性でマゴス衛星をイメージしてもよいかと思います。ChatGPTさん、お疲れさまでした。

眼鏡なしのメルキアさん、いつもとは違う絵柄でどうぞ。

AIのHolaraさんの生成する画像には、いくつもの「モデル」があって、使用するモデルに応じて生成される画像の雰囲気やタッチも変わってきます。普段はあまり使わないモデルを使ってメルキアさんを導着してみると、こんな感じになります。

 

メルキアをはじめとするMG-AXシリーズのAIたちが、なぜ天上界に反旗を翻して地上界に味方するようになったのかについては、現時点では謎です。ただ、これまでに小説本編に断片的に出ている情報から推測すると……おそらくは、エインザール博士のような反体制的な科学道士たちが色々と暗躍していた可能性があります。さらに、そのような反政府活動を密かに支援していたのが、天空植民市ヴィエルゴを基盤とする宗教結社「教会」です。

かつての旧世界における、天上界に対する地上界の勝利は、一見すると天上界による理不尽な支配・搾取から地上界を開放したという美談にみえます。が、現実には、地上界と天上界との戦争に怪しげな宗教組織が便乗し、テロリストを支援して天上界の現体制を転覆させたという笑えない話です。主人公ルキアン自身、先代の御子であるエインザール博士を手放しで賞賛していないのは、そういう背景があるからです。

なお、地上界が勝利したにもかかわらず、その直後に「何か」が起こって旧世界全体が滅亡したというのは、すでに小説本編でも語られていることです。おそらくは「あれ」が絡んでいるのでしょう。ただ、旧世界が滅亡しても、3基のマゴス衛星は難を逃れたようで、現世界の今に至るまで長き眠りについたような状態で存続していたのでした。その眠りを現世界において覚ましたのが、メインヒロインのエレオノーアさんなのでした!(笑)


まったく、悪い娘ですね。マスター・エレオノーアは。

 


な、何のことかな……。あはははは。
本日もブログ「鏡海亭」にお越しいただき、ありがとうございました、なのです! 次回もお待ちしています。

ではまた。

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旧世界・天と地の争い(更新予告)


本ブログの連載小説『アルフェリオン』より、新章に本格的に登場予定のキャラクター、メルキアさんを先日から特集しています。ちなみにこの画像、メルキアさんの作戦行動体をはじめ、主人公ルキアンの先代・闇の御子に当たるエインザール博士、そして天上界の「天帝」を補佐するイプシュスマが描かれています。今後、旧世界と現世界のつながりも、小説本編の中でさらに明らかになってゆくのでしょうか。

では、メルキアさんからひとこと。

こんにちは。私はMG-A1、メルキアとお呼びください。私の統括している戦略衛星マゴス1のイメージ画像(案)を、AIのChatGPTさんに準備してもらいました。本日深夜、更新の予定です。

鏡海

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ふと思い立って……。

ふと思い立ち……本ブログの連載小説『アルフェリオン』のメインのタイトル画像になりそうなものを、勢いで用意してみました。使用している個々の画像については、AIのChatGPTさんおよびHolaraさんに生成してもらったものに、鏡海が多少の加筆修正をしています。四頭竜と黄金仮面たちのラスボス感が、特に「いにしえの四頭竜」が与える圧倒的なまでの絶望感が、表現できているでしょうか。このタイトルを見て、「お、読んでみたい!」と少しでも思っていただけたなら、最高です。

エリーからもひとこと。

いつも応援いただきまして、メインヒロインのエレオノーアより、感謝、感謝!なのです。


鏡海

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