鏡海亭 Kagami-Tei ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石? | ||||
孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン) |
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生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。
第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29
拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、 ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら! |
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小説目次 | 最新(第59)話| あらすじ | 登場人物 | 15分で分かるアルフェリオン | ||||
愛のために、貴方の剣になる
やぁ、よく来たな。この週末、ブログ「鏡海亭」は我々がジャックした。連載小説『アルフェリオン』、次回よりスタートする「ミルファーン編」の鍵となる女、私がシェフィーア・リルガ・デン・フレデリキアである。いずれ『アルフェリオン』のヒロインとなる者だ。天下を取る!
申し訳ありません。いや、うちのふざけた主君が、またお騒がせしております(陳謝)。ちなみに私は、レイシア・シュニーヴィンド。シェフィーア様のお側に常に仕えております。
それではレイシア、通告通り、私のセクシー画像?(笑)を公開だ。
だから、そんなものには「需要」など……。ただのネット資源の無駄にしかなりません。
そ、そんなものぉ!?(↑ そんなもの)ふふ。そうか、私のあんな姿やこんな姿を他人には見せたくない、自分だけで独占したいのだと、素直に言えばよいものを。可愛い奴め。
シェフィーア様……。以前からもしやとは思っていましたが、本物のバカだったんですね。
ん? 何か聞こえたかな。まぁよい。たしかに、いきなりアレな画像など品が無い。そこで今回は、私とレイシアのあんな画像やこんな画像を公開だ!! 今回はHolaraさんではなく、ChatGPTさんに画像を生成してもらったぞ。
あの……斬っていいですか?
まずは、死地に赴いても互いに背中を預けられる存在、私とレイシアの戦いの場面だ。
「大丈夫か。もしお前に何かあったら、私は……」なんてな。
あんな画像って、こんな画像でしたか(安堵)。でもシェフィーア様、私を護るために御身を危険に晒すことなどあってはいけません。たとえ一命を賭してでも貴方を護るのが、私の使命であり、私の存在意義のすべてなのですから。
それは単なるお前の都合だ。レイシアは私のものだから、その命も私のもの。だからお前が勝手に命を捨てることなど決して許されない。
何だか、第一印象としては愛情深いセリフのような、しかし落ち着いて考えてみると、ジャイアンのように横暴な感も?
どうだ。これが、いわゆる「キャッキャウフフ」というやつか。
今度は、なんとなく最近のラノベ原作のアニメっぽい絵柄と雰囲気で。ChatGPTさんもなかなか芸達者だな。ただ、我らの見た目の年齢が、いまよりず~っと若い。私とレイシアが出会ったばかりの頃を描いたのか?
それが若さと、いうやつ……ですか。いや、ちょっと、早く退散したくなってきた。
まぁ、実際、シェフィーア様のこれまでの人生を「なろう」風?の小説のタイトルにするならば、『実は元第一王女なのですが、王家から勘当されたのでチートな仲間たちと天下を取りにいきます』という感じですものね(笑)。
確かに。小説本編では、「道を踏み外した(元)姫様」だとか、ありがたくない呼び方もされたからな。
それより、ここからが本気だ。雪の日、冷えたその身を暖炉の前で温めながら、見つめ合う二人。あはは。寒い。もっと温め合おうではないかと、二人は互いの身体のぬくもりを……。
途中までは合っていますが、「見つめ合う二人」あたりから、なんだかでっち上げっぽいですよ? いい加減なことを、おっしゃらないでください。え、え? 何ですかそれは。
そこで、文脈に飛躍があるのだが、二人で暖まりに行ったのだ。アニメ等々では定番の「温泉」回だ。だが『アルフェリオン』本編にはそんなものなどない。これ以上は、この状況、二人の微妙な表情等々については、私からのコメントは差し控えるぞ(苦笑)。まぁ、当時は初々しかったな。
それから、こんな画像も。設定上は、こういうふうに、レイシアは私よりかなり背が高い。
理由は分からんが、レイシアがおそらく男装していて、これに対し、私の方はいつも以上にお嬢様っぽさを強調した格好だな。
これも、ChatGPTによる絵柄の巧みな使い分けの結果だ。コミック風だな。
さて、私とレイシアの絆の話はこのへんにして、そろそろ、私の魅力いっぱいの画像を……って、えぇぇ!? 何を勝手に帰り支度を終えているんだ、レイシア。
はい、さらばです。皆様、今回はここでお別れなのです。
本日もブログ鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
明日も良き日曜日となりますように。
ではまた!
シェフィーアさんが、鏡海亭をジャックする!?

こんにちは、私だ。シェフィーアだ。本日は、次回より連載の始まる「ミルファーン編」の宣伝に来てやったぞ。思えば、ここ1年くらいの間、「ハルスの邂逅」編が続いたおかげで、アルフェリオン関連の記事といえば、いつもいつもエレオノーアばかりが前面に出ていたからな。まったくもって、けしからん。


























二つの生成AIと人間が力を合わせて……
本ブログの連載小説『アルフェリオン』より、「灰の旅団」のシェフィーアさんとレイシア、そしてアルトリウスです。三人とも、それぞれのキャラらしさが非常にそれらしく表現されたかと思います。生成AIのChatGPTさんとHolaraさん、それから人間の鏡海が協力して完成した画像です。次回以降のミルファーン編を盛り上げてくれそうですね。
鏡海
ミルファーンの守護者、「灰の旅団」参上!
こ、これは……。本ブログの連載小説『アルフェリオン』の新章・ミルファーン編のPR画像ですね! ミルファーン王国の誇る特務機装騎士団「灰の旅団」、そのメンバーの中から、まずは第3席の神官戦士ユーディティアと、第5席のサムライ・アデプトのカゲマサの画像を新たに追加しました。
ユーディティアです。シェフィーアさんやルキアンたちとの絡みが面白そうな、頭のネジが何本も飛んでいそうな濃い雰囲気のキャラですね。
鳥と戯れる。もしかして、意外と、いい人? 一応、神官ですし。ただ、暗黒神の……ですが。
あ、やっぱりヤバい人ですか(笑)。
カゲマサさんです。ミルファーンの機装騎士ながらも、旧世界のナパーニア人の血を引くサムライ。
曲者揃いの「灰の旅団」の中では、比較的まともそうに見える人? いや、往々にして、ふたを開けてみたらそういう人の方が一番危なかったり……したりもするのですが。彼は大丈夫かな。
「灰の旅団」関係の画像、今回はHolaraさんと生成しました。今後もぼちぼちアップして参ります。本日もお越しいただきありがとうございました!
鏡海
二人の絆――新章・ミルファーン編に向けて
こ、こ、これは!? 今より若い頃のシェフィーアさんとレイシアではないですか。ちょっと、ただならぬ雰囲気ですが。二人は、そういう関係なのですね。まぁ、このことは、以前から何となく推測はついていたと思います。いわゆる「多様性」というのか、良いではありませんか。そういえば、出会ったばかりの頃には、まだシェフィーアさんの方が背が高かったのですね。少女時代のレイシアは、そこから成長著しく……。
本ブログの連載小説『アルフェリオン』第58話(その5・完)を、先日、久々に更新しました。長らく続いた「ハルスの邂逅」編はこれにて終了し、次回から物語は「ミルファーン編」に入ります。ミルファーン編で重要な役割を果たすのは、勿論、シェフィーアさんとレイシアです。
以前、もしシェフィーアさんにルキアンを奪われてしまったらどうしようかと(苦笑)、ストレートな相談をエレオノーアがルチア(の残留思念)に投げかけたとき、その可能性はないとルチアが答えたのは、そういうことだったのです。シェフィーアさんは、女の人が好きですから。シェフィーアは確かにルキアンをとても気に入っていますが、それはあくまでも、面白い見込みのあるヤツを見つけた、当面の楽しいオモチャが手に入った(酷い言い方だ…)ということであって、別に性愛的にどうこうという目で見ているわけではないのですよね。
この画像は、まだ一応「王女様」だった頃のシェフィーアが、故郷を追われた流れ者の剣士・レイシアを拾ったときの状況でしょうか。レイシアの髪が短いのは、いい感じですね。
ミルファーン編には、他にも「灰の旅団」の面々をはじめ、魅力的なキャラが続々登場します。ご期待ください。本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
ではまた!!
鏡海
第58話(その5・完)ふたり、北を目指す
| 目次 | これまでのあらすじ | 登場人物 | 鏡海亭について |
|物語の前史 | プロローグ |
5.王都(ケンゲリックハヴン)へ
四通りのプロローグ?
本ブログの連載小説『アルフェリオン』は、1998年以来(gooblogに引っ越ししたのは2007年)、時には何年もの休載期間を挟みながらも、どうにかこうにか今日まで続いて参りました。この長〜い連載の始まりである第1話、その冒頭部分をめぐっては、実はアルフェリオンの機体が発掘される場面から物語がスタートするという案も、当初はあったのです(前回記事の続き)。
それをChatGPTさんの力を借りてタイトル画像化してみたのが、この一枚です。仮に、このような始まり方だったなら、ハイブリッド・ファンタジー(SFファンタジー)としての物語の印象が、今よりももっと強調されて皆様に伝わっていたかもしれません。ただ、剣と魔法のファンタジー世界において、一見場違いな旧世界のオーバーテクノロジーの遺産が発掘されるという展開は、SFファンタジーのひとつの「定番」ではあれ、やっぱり燃えますね(笑)。
これに対し、前回の記事で取り上げたもうひとつの案は、物語の核心部分に迫る例の石碑の内容について語られるところから、第1話が始まるというものでした。再掲します。
これですね。王道ファンタジー的な雰囲気です。壮大な音楽とともに、この世界の創生の神話みたいなところから話が始まりそう(笑)。
『アルフェリオン』の「はじまり」に関する以上の二つの案は、いずれも魅力的です。しかし結局、小説本編で採用されたのは、コルダーユの街の風車の丘にて、主人公ルキアンが春の花々の美しさに見入っているという(かなり地味な?)場面からのスタートでした。
これをまた、新たにタイトル画像にすると、次のような感じになります。
地味ではあれ、この物語の「感傷派」幻想小説という側面が、まず読者様に印象付けられるような打ち出しだったのではないでしょうか。私個人は、この案を採用して良かったと思っています。
その上で、今回、『アルフェリオン』のはじまりのシーンにふさわしい(?)であろうタイトル画像を、もうひとつ作ってみました。
エレオノーアですね! メインヒロインがプロローグを飾るのは、当然といえば当然かも。振り返るヒロイン、風になびく髪、舞い散る花の綿毛……悪ノリして敢えてベタベタな感じの絵をプロンプトで指示したところ、ChatGPTさんが、笑えるくらいストレートに画像化してくれました。
もっとも、実際のところ、『アルフェリオン』の第1話が始まった当時には、エレオノーアはまだ登場人物としては考えられていませんでした。影も形もなかった。いつか物語のず〜っと後になってヒロインが遅れて登場する(それまで主人公は独りで苦しむ)という展開そのものは、初めから決めていたのですが。まさか、こんな形でメインヒロインが現れることになろうとは。
今回の『アルフェリオン』のプロローグ画像、4枚のうち、皆様はどれが気に入りましたか。
ではまた!
鏡海
すべての謎の行きつく果て? 忘れられた深緑の遺跡
こ、これは……!? 本ブログの連載小説『アルフェリオン』の新たなタイトル画像でしょうか。AI(ChatGPT, DALL-E3)さん、こんなタッチの画像も生成できるのですね。これは、物語のとある場所に出てくる壁画のイメージを、小説本文をもとにChatGPTに画像化してもらったものです。
その壁画のある場所とは、第26話「孤軍」の最後のところに登場する、あの遺跡です。この間、『アルフェリオン』の名場面画像集をAIさんと共にアップする企画を進めてまいりました。そして前回の第57話分のところで、「風」属性チームのカリオスとテュフォンが珍しく画像化されたので、ついでに彼らが主役同然の第26話の画像も追加したのでした。
この場面で、次回に続くとなったのでした。今回は、その続きです。
どことも知れない樹海の奥地、忘れられた大古の神殿。いや、この物語の場合、大古といっても文字通りの古代文明ではなくて、かつて栄えて崩壊した超魔法科学文明……の可能性が高いです。いわゆる「旧世界」ですね。ルキアンの先代の御子エインザール博士がいた頃の時代です。
何か鬼気迫る雰囲気が伝わってくるような……。
臓腑にまで染み渡るような濃密な森の空気、人ならぬ緑の支配する領域。そんな不可思議な場所を、ひとり訪れた風のパラディーヴァ、テュフォン。
遺跡の深奥にあったのは、時を超えて何かを物語ろうとしているような壁画。
ここで、冒頭の絵が登場するわけですが、ちょっと、壁画そのものというよりは、この壁画のイメージ画像といった方がよいですね。第26話から、この壁画を描写した部分を引用しておきます(上記の画像とは細部が違いますが)。第57話までの段階で明らかなことを解説(余計な公式ネタバレ? 笑)として付記してあります。明朝体のところが本文、ゴシック体のところが解説です。
よく似た2人の若い女性が描かれている。
どちらも真っ直ぐに立ち、胸元で両手を重ね、天上を仰ぎ見ていた。全く同じ格好だが、鏡に写った像のごとく左右反対だった。一方は純白の長衣を身に着けており、太陽を模した紋章を頭上に従える。他方は三日月の紋章を伴い、漆黒の長衣をまとう。
現段階では明らかですね。これはリューヌ(闇のパラディーヴァ)と光のパラディーヴァ(名前は不明)のことを暗示しているのでしょう。第26話の時点では、リューヌと対になっているような白い女性が誰なのかが、謎だったのです。
他にも4人の人物の姿があった。色落ちが激しく、皆、顔つきはおろか性別すら判別し難いが。彼らもまた、それぞれ不可思議な紋章と共に描かれている――燃え盛る炎、サラサラと流れ落ちる砂、水滴、そして竜巻のような渦。
以上の6人は規則的に並んでいた。よく見ると、消えかかった線で六角形が印されており、その6つの頂点に各人が位置する構図である。
これも、各属性のパラディーヴァたちのことを示しているのでしょう。
最初の2人の女が見上げている先には、雲間に漂う人のようなものが居る。その数は4人。翼を持っているわけではないにせよ、どことなく天使を思わせる一群だった。
さらに上の方にも何か描かれていたようだが、壁面が剥げ落ちているため、もはや確かめることはできない。
天使を思わせる4体の存在とは、四体の黄金仮面、つまり、「あれ」に代わって世界の「絶対的機能」の展開をあるべき方向に導く「万象の管理者」こと「時の司」であり、その化身が例の「いにしえの四頭竜」です。第57話では、この四頭竜の力の一部を付与された仮の思念体と、ルキアンたちが戦います。この思念体は、本物の四頭竜とはまったく比較にならない程度の力しか持っていません。いわゆる「劣化コピー」にすぎないのですが、それでも御子全員で力を合わせてやっと何とかなったほどに強かったですね。
そして、最後の部分が今後への伏線です。
壁画の下に古典語で次のように書かれている。神官か魔道士の手によるものか、あるいは旧世界の人間によるものだろうか。
最も恐るべき真の敵が、
我らの手の及ばぬところに居るかもしれぬ。
それゆえ、恐らく我々の勝利は虚しく、
むしろ破滅を意味するであろう。
上記の内容は、かつて旧世界の時代にエインザールと地上人が天上界(天空植民市群)に勝利したにもかかわらず、その後に結局は旧世界全体が何故か滅亡したことと、深い関係がありそうです。いったい、何が起こったのでしょうか??
続きの文章は消えてしまっている。数行下に至って、再び読むことのできる文章が現れた。
光の……をもつ御子が戒めを解き放つとき、御使いたちは星を一所に導き始めるであろう。
だが人馬は目覚め……たとえ業火がその身を焼き尽くそうとも、勝利は一時のものでしかない。
やがて日は落ち、力を欠いた御使いたちの苦しみが続く。
痛ましき戦いの果てに、彼らは真の敵の姿に恐怖するであろう。
そのとき世界は無に帰し、新たな偽りの時代が幕を開ける。
心せよ。我々の最後の救いは、閉ざされた……の並びにある。
すなわち……。
「我々の最後の救いは、閉ざされた……の並びにある」が何を意味するのかについては、重大な手掛かりが(そうは見えないかたちで)第57話までのところで既に登場しています。でも、あれはそういうことだったのか!と分かるのは、最終回の少し前あたりになってからでしょう。
実は、『アルフェリオン』の核心部分にかかわる以上の壁画を、物語の冒頭部分にもってこようかという考え方も、当初はあったのです。すなわち、風車の丘の上にルキアンがたたずむ場面から第1話が始まるのではなく、壁画に語られた曖昧な伝説を誰かが語る場面から始まるという案でした。それを物語の冒頭タイトルにしたのが、今日の記事のはじめに掲げられていた、この画像です。
もし、第1話がそのような内容で始まっていたとしたら、なんというか正統派のヒロイックファンタジーを彷彿とさせるような、壮大でいっそう幻想的な(しかしありがちな。笑)雰囲気で『アルフェリオン』という物語がスタートしていたことでしょう。
いや、その場合、「壁画」の伝説を冒頭で物語るのは、誰の役目になっていたのでしょうね。カルバ先生がルキアンとヴィエリオに授業をする場面の中で取り上げるのが、自然な流れではあります。「実況のお姉さん」ことアマリアさんがいかにも意味ありげに呟くのも、ありでしたね(笑)。誰なんだ、この謎の美女は!?という感じで。あるいは意表をついて、旧世界の重大情報をたくさん握っている(「鍵の守り人」の)魔道士ウーシオンあたりだとか。まだ幼かった頃の主人公ルキアンに対し、彼の師であり父のようでもあった修行僧(若い頃のマスター・ネリウス)が語るというのも、そのあとのことを考えれば切ない展開……。いや、問題の第26話のラストシーンを、第1話の冒頭にもってきて、テュフォンに語らせるのもよいかなと。まぁ、結局、とっくの昔にボツになった案でしたが。
ちなみにアルフェリオン第1話の冒頭のシーンについては、さらに、もうひとつの案があったのです――いや、それについては次回。今回は、このへんで(え、ぇぇぇ!? と締めくくるのが、最近のお決まりのパターンになって参りました)。
本日も鏡海亭にお越しいただきありがとうございました。
良い週末をお過ごしください。
最後にひとつ、おまけです。このごろ、コミック風・アニメ風あるいはいかにもCG風の絵柄ではない、様々な画風の絵を生成するプロンプトの練習をしております。こういうのも、なかなか味わい深いです。
『アルフェリオン』の第1話等に出てくる港町・コルダーユは、こんな感じですね。
ではまた!
シェフィーアさんの「天下取り」?
こ、これは……。本ブログの連載小説『アルフェリオン』第35話「パンタシア」のクライマックスの場面ではないですか!(笑) 当時はモブキャラのふりをして「シェリル」という偽名を名乗っていたシェフィーアさんが、ルキアンを超覚醒させるトリガーとなった、あのときですね。数々のヒロイン候補もぶっちぎって、手強い「美少女」(苦笑)キャラたちも抜き去って、シェフィーアさんが一時的に「天下」を取ったかと思われたあのときです。
ついに、あの場面を、自身の中のイメージに従って画像化することができました。今晩は、ChatGPTさんと、いや、ChatGPTをカスタマイズした「AI姫」(笑)さんとの間で、いっそう理解が深まった気がします。
「よかろう。私が、シェフィーア・リルガ・デン・フレデリキアである。今後、この物語がミルファーン編に入ったときに私がヒロインの座を奪取する展開を、先取りしてご覧いただこうではないか。まずは、王都ケンゲリックハヴンをルキアンに案内する私の姿を」
「深い信頼で結ばれている我ら……」
「お、おにい、さん……? わたしというものがありながら、何なのですか、これは?」
(一応のメインヒロイン、エレオノーア)
「せいぜい、羨望の眼差しで我々二人を見ていることだな。『アルフェリオン』のヒロインの座は私がいただいたも同然だ」
「第35話より、超覚醒に向けて私がルキアンを支える場面である」
「と、いうことだ。まぁ、第50話をとっくに過ぎてからの新参者とは、ぽっと出のキャラとは違うのだよ!」
――あ。と、いうことで、収拾がつかなくなってきたところで本日はこのへんで。
今後とも、ブログ「鏡海庵」と、連載小説『アルフェリオン』をよろしくお願いします。
ではまた!
歴史の改変・旧世界で何が起こったのか?
こ、これは? 連載小説『アルフェリオン』の新しい広報用画像でしょうか。
上掲の画像の背景になったのは、この画像です。ChatGPTさんに生成してもらいました。こんな絵柄も生み出せるのですね。旧世界で起こったことに対して「あれ」による情報操作(歴史改変?)がなされ、その情報が、衰退した後世の文明に伝わった結果……こんなタペストリーのような絵になったということですね。
天使たち、とりわけ四体の天使たちが燃える炎の鎌をもった赤い悪魔を討伐している図です。
これは、エインザール博士のアルファ・アポリオンのことでしょう。
これに対して、四体の天使は、おそらく黄金仮面たち(=「時の司」)でしょうか。
これも同じく旧世界の戦いが捻じ曲がって後世に伝わった結果です。この画像も、ChatGPTさんの恐るべき実力。
最後に、冒頭の画像の右下、白の巫女・スプリュトのレアの手にしている箱(オルゴール?)は、何なのでしょう。この箱は、物語の最終的な行方を左右する……ものだったり、して??(謎)
以上、AI姫(笑)と一緒に色々と試してみた途中経過です。
鏡海
闇の御子と炎の守護者が、無邪気に……
連載小説『アルフェリオン』より、意外に仲良くなりそうな(?)エレオノーアとフラメア。二人を題材に、AIさんと画像生成の練習してみました。
鏡海
地味でも侮れない男、風の御子カリオス
三度(みたび)大気に響いたならば、集え、天空に遊ぶ風の精たち。
暴風と轟雷の主、失われし空の王国の守護者。
《鳳翼風雷破(フリューゲル・フォン・シュトゥルム・ウント・ドナー)》!!








《彼》は哀しい夢を見るような目でつぶやいた。
金の縁取りをあしらった純白の長衣と、その上に羽織った淡い水色のクロークが、そよそよと風に揺れている。
涙……。霞の向こうに立つ不思議な少年を、カリオスは呆然と見つめた。
「僕を呼んだね? はじめまして、僕の名は《テュフォン》」

少年はにっこり笑って右手を高々と掲げた。
「戦うんでしょ? だったら、剣をあげる。全てを貫く天の獅子の牙を」
大気が揺らぎ、にわかに吹き始めた風に木々がざわめく。
いまだかつて感じたことの無い巨大な魔力のエネルギーに、カリオスは本能的に寒気を覚えた。
少年の周囲は白熱する光に包まれ、彼の姿はもはや見えない。
声だけが聞こえた。
「そして鎧をあげる。あなたの心は傷つき、血に染まっているから……。だけど誰もその声に答えてくれないから、苦しいけれど、自分で守るしかないものね。だから鎧をあげる……誰にも傷つけることのできない、あなたにふさわしい無敵の鎧をあげる」
閃光の渦の中で少年はささやいた。
「目覚めよ、キマイロス。そしてわが主のために戦え。僕はもう少し《外》から眺めていることにする」
少年の背後で得体の知れない獣の声が轟きわたった。
突然、大地が裂け、翼を持った巨獣が堂々とした威容を現す。


明朝(というか、もう、今朝)は雨が激しいようですが、お気をつけて。
連載第57話にしてようやく、「人の子」の想いが「あれ」に一矢報いる!!
本ブログの連載小説『アルフェリオン』をAIさんと画像化する各話名場面集、いよいよ盛り上がる第57話にさしかかっております! 物語が始まって50話以上を経て主人公ルキアンとメインヒロインのエレオノーアがついに邂逅し、過去の御子たちや異なる時空の御子たちの思いを背負い、現世界の御子たちを結集して、「時の司」の化身である「いにしえの四頭竜」と戦う第57話、ヤケドしそうなほど激熱な展開です!!(笑)。
本日のタイトル画像は、そんな先代の御子たち(あるいは御子としての使命に気づかずに生涯を終えた人たちも含めて)の中から代表的な人物を何人か集め、画像中央のルキアンとエレオノーアに想いを託すというイメージを絵にしたものです。背景には、海皇ソラ様やアマト、人形師さん、光の御子アレウスと白の巫女レア、そしてルチアなど、これまでに印象的に描かれてきたキャラたちがみえます。
物語全体の大きな節目となる第57話――「人の子」の想いが、超越者である「あれ」に対して初めて一矢報いた第57話、そして、これまでずっと孤独な気持ちで戦ってきた主人公ルキアンに、運命の絆で結ばれたエレオノーアが寄り添う「ハルスの邂逅」編の最終話である第57話、色々と、もう、暑苦しいほど熱いです。
順次、画像化を進めて参ります。ご期待ください。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございます。
それではまた!
アマリアさんの少女時代―連載小説『アルフェリオン』名場面集・準備中






それでは皆様、よい週末をお過ごしください!
連載小説『アルフェリオン』第57話名場面集・続編、水の御子イアラの覚醒!
AIさんで画像化する、連載小説『アルフェリオン』の名場面集! 少しお久しぶりの今回は、第57話「五柱星輪陣(第三部)」の続きの分です。ルキアンとエレオノーアの「闇」チームに続いて、「水」チームのイアラ(とアムニス)を中心に取り上げていきます。
イアラを描いたタイトル画像は、AI姫(カスタマイズされたChatGPT-4o)、Holaraさん、そして鏡海、二つのAIと一人の人間の合作です。かなりイアラらしい絵になったかと思います。
それでは第57話のイアラ名場面集の方に参りましょう。
イアラがこれまで心を閉ざしていたのは、彼女の中の竜の血がもたらした特異な容姿(「竜眼」や体のいくつかの部分にある鱗)だけのせいではありませんでした。これまで他人から差別され、蔑まれていた彼女が……勇気を出して唯一信じた男に騙され、恐ろしい罠にはめられたという衝撃の事実が明らかにされます。







「本当に君は……毎回、私の予想を超えてくる」(by アマリア)








次回もお楽しみに。いつも感謝です。
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