鏡海亭 Kagami-Tei ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石? | ||||
孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン) |
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生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。
第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29
拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、 ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら! |
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小説目次 | 最新(第59)話| あらすじ | 登場人物 | 15分で分かるアルフェリオン | ||||
『カイス・ブリッツ』の魅力は、カイ(怪異)にあり?
「転生したら、そこは《昭和》でした!?」――本ブログの連載小説『カイス・ブリッツ』の最新話が、昨日6月10日の早朝にアップされました。久々の更新、いかがだったでしょうか。
さて、主人公クナンをはじめとする「転生者」たちと並んで、『カイス・ブリッツ』のもうひとつの主役といえば、様々な「カイ(怪異)」たちです。時には強敵として登場人物たちの前に立ちはだかり、時には心強い味方として登場人物たちと共に戦う――そんなカイたちは、大別すると5つの種類に分かれています。今回は、その5種類の特徴を画像で紹介です。
1.アヤカシ
まずは、生き物が妖力を得てカイとなった「アヤカシ」です。人を化かす狐や狸、あるいは化け猫といった妖怪たちが、その典型的なイメージでしょうか。最新話では、クモと狼が合体したようなアヤカシが、火美名ゆきみを襲っていましたね。主人公の仲間になるイタチの妖怪(獣人?)「ナガレ」もアヤカシです。アヤカシには比較的下級のカイが多いと思われますが、中には九尾の狐のような強大な妖怪もアヤカシに属することになります。狐の大妖怪は、本作にも出てくるのでしょうか。
2.ツクモ
アヤカシが生物から変化(へんげ)したカイであるのに対し、ツクモは無生物から変化したカイです。たとえば、いわゆる「唐傘お化け」のように人間の使っていた道具が魂を得てツクモになったものと、岩石のような自然物に魂が宿ったツクモが、代表的だと思います。小説本編の中ですでに登場している例としては、黒衣の糸使いヒビキに従うカイである「オトギリ」が、三味線から生まれたツクモです。また、主人公クナンの仲間になるカイとして、刀に魂が宿った(いわゆる「妖刀」の類?)「大刀天下叢雨(ダイカタナ・テンゲムラサメ)」も強力なツクモです。道具から生まれたツクモは、一方で人間に愛され人間を愛するものと、他方で持ち主の恨みや邪念がこもった凶悪なものと、極端な二つの存在に分かれるようです。
3.ゴースト
三つ目の種類は、ゴースト、文字通りの幽霊です。『カイス・ブリッツ』の世界の住人たちが、この世やそこに生きる者に対して強い執着を抱いたまま亡くなった場合に、ゴーストとなるようです。ゴーストは実体を持たず、またしばしば物理法則を無視した超常現象を起こせるため、一般にカイとしては手強い部類に入ります。「闘師」ではない普通の人間がゴーストに打ち勝つことは、ほぼ不可能でしょう。他の種類のカイ以上に、人間に対して憎しみを抱いていることも多い、恐ろしい相手です。ちなみに主人公クナンの仲間になるカイの中では、一見すると愛らしい少女の姿をしている「サワコ(佐和子)」がゴーストタイプであり、強力な結界を張る能力をもっています。
4.スピリット
これまでのアヤカシ(元は生物)、ツクモ(元は無生物)、ゴースト(元は人間)がいずれも現実世界の存在がカイとなったものであるのに対し、スピリットは、『カイス・ブリッツ』の世界に関与しながらも、最初から物理的な世界あるいは現実世界を超越した高次の霊的存在です。たとえば妖精や精霊、あるいは多神教の土着の低級神にあたるようなものが、スピリットの代表例です。スピリットは他の種類のカイよりも総じて強力であり、人間にも容易には従わないため、これを操れる闘師も限られています。流界波止場の闘師たちの中では、コトネ女将がスピリットの「アシヤミ」と契約を結んでおり、その正体は、とある山の神です。主人公クナンの仲間にいずれ加わる蛇神「ビャクコウ」もスピリットですが、人間に対して憎悪を抱いた邪神と化してしまっているため、そう簡単には味方にならないでしょう。
5.ミトス
カイの中でも特に正体不明のグループであり、しかしまた、物語『カイス・ブリッツ』を象徴するような存在である「ミトス」が、今回紹介するカイの最後の種類となります。ミトスは、元々はこの世に存在していません。都市伝説や民間伝承などに登場する架空の存在が、それを信じる人々の情念を承けて現実のものと化した結果、ミトスが生まれます。ミトスの代表例は、本編の初回でも(本体ではなく仮分体が)登場した「マスクド・レディ」すなわち「口裂け女」(!)です。基本的にミトスは、その存在を知る人の数が多いほど強い力を得るため、マスクド・レディは最強のミトスのひとりではないかと言われています。なお、闘師たちが語るところによれば、ミトスは、他のカイと比べて自身の「心」をほとんどもっていないように思われ、意思のない機械のような雰囲気であることが多いとのことです。クナンの最初の仲間になるカイ「真夜中の交差点に立つ白い女」はミトスですが、一体、どのようなキャラクターなのでしょうか。
実は、以上に挙げた5つの種類には当てはまらないカイも稀にみられるようです。しかし当面は、これらの種類のカイたちが物語を彩ってくれることでしょう。不気味で怖いけれど、でも不思議な魅力をもつカイたちも、『カイス・ブリッツ』の面白さのひとつです。
本日もブログ「鏡海亭」にお越しいただき、ありがとうございました!
次回もお待ちしております。
ではまた。
カイス・ブリッツ 第1話「異界の果て」(2)――2人目の転生者に迫る危機
第1話 異界の果て(2)
「辛口」な異世界に転生、いきなりハードモード!?
何とも過酷そうな今回のタイトル画像は……本ブログの連載小説『カイス・ブリッツ』のPR用ですね。ノスタルジックな「昭和」風の異世界にて、二人目の転生者・火美名ゆきみの辿る運命とは。彼女を待ち構える謎の黒い館の秘密とは!?
『カイス・ブリッツ』最新話、明日6月9日(日)の深夜に更新予定です。
明晩、再び、カイ(怪異)が来る!
鏡海
再び、カイ(怪異)が来る! 連載小説『カイス・ブリッツ』近日更新予定
「転生したら昭和でした!?」の連載小説『カイス・ブリッツ』、初回の連載時から3か月近くが経過しようとしておりますが……現在、第2回目の更新に向けて執筆中です。
これが初回時のタイトル画像でした。溢れるカオス!(笑)
描かれる転生者の二人目、火美名ゆきみ(右)と、いまだ動き出さない真の主人公、禍刻久南(左)。次回からの更新内容においては、当分、火美名を主人公とする視点で物語が進みます。いや、この画像、久南がイケメン過ぎ(苦笑)。実際は、もっとさえない感じなのですが……。
カイス・ブリッツの舞台は、私たちの「昭和」の平行世界?
まだすべては謎に包まれています。
引き続き、『カイス・ブリッツ』の更新情報をお待ちくださいませ。
さらに連載小説『アルフェリオン』の名場面画像集にも、ご期待ください。同作の小説本編の更新も(!)。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。いつも感謝です。
ではまた。
「転生したら、昭和かよ!?」 もうひとつの連載小説『カイス・ブリッツ』
この間、本ブログでは連載小説『アルフェリオン』の名場面画像集の企画を、AIさんの力を借りてやっておりました。ところが、ここ数日のところで実は、もうひとつの連載小説『カイス・ブリッツ』に関する動きも進んでいます。
衝撃の第1話の公開後、『アルフェリオン』に関する上記の名場面集企画のため更新の止まっていた『カイス・ブリッツ』でしたが……再び、徐々にですか再始動しつつあります。
『カイス・ブリッツ』第2回は、2人目の転生者・火美名ゆきみの物語。第1回における1人目の転生者の理不尽な最期に続いて、ゆきみを襲う「迷い家」の誘惑と呪い。
ChatGPTさんにお願いして、いくつかのイメージ画像を生成してもらいました。
ブラックな職場に勤めて疲弊し、私生活でも何の潤いも感じられないゆきみの日常。
そんな中で命を失った彼女は、この世界を、神を、憎む思いを最後に吐き出してしまった……。
その結果、彼女が生まれ変わった先は……。
報われなかった想いを受け継ぎ、君の一太刀に乗せろ。禍刻久南(まがとき・くなん 主人公)。
って、結局、私が書くと……『アルフェリオン』と同じく、「想いの力」を前面に出した暑苦しい燃え燃えの話になるのですよね(笑)。でも、良いではありませんか。せめて創作の世界でくらい、人の想いが叶えられる展開を。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
次回もお待ちしております。
そして、良い週末をお過ごしください。
ではまた!
カイス・ブリッツ 未使用画像・ボツ画像展(3)
こ、これは!? 連載小説『カイス・ブリッツ』関連のボツ画像あるいは未使用画像の蔵出し公開、本日は第3回目です。生成AIのDALL-E3(以下、ダリさん)、芸達者ですね。こんなタッチの絵も生成できるとは。
まずは昨日の続き、『カイス・ブリッツ』第1話(1)の場面から参りましょう。転生して間もなく、強力なカイに襲撃された水川を、通りがかりの糸使い・ヒビキが救います。そのシーンをダリさんに画像化してもらったところ……。
これはなかなか、迫力がありますが……衣装の色が違いますね。それに場所の設定も違っています。このススキの原野は、ヒビキが出てきた場面よりも後のところの舞台になります。残念ながらボツ。
ヒビキさん画像の二枚目。いや、ちょっと、のどかすぎるというのか、何かが違いますね。でも美しい夕暮れの図。
良い雰囲気、何とも幻想的ですけれど、この画像も色々と間違っています。右側に立つヒビキが、狐の面を被った戦士どころか、尻尾や耳まで生えて狐の獣人になっていますね(笑)。そして「仮面」が、左側のマスクド・レディに伝染しています。実際には、仮面ではなくマスクを被っているんですが(「口裂け女」ですから)。
続いては、第1話(2)に関する先行特集記事用に……と思って生成した画像から。
クナンと、ゆきみ。これは未使用ですが、第1話(2)のタイトル画像にも利用できそうな感じです。良いですね。
先ほど冒頭にあった画像です。これも、素晴らしいのですが……。手前のクナンの姿が変わり過ぎて、誰ですか?という感じになってますね。
異界に潜入!?(笑) アクション・ホラーっぽい感じでしょうか。しかし、こんなシーンはありません。
以上、ボツ画像・未使用画像とはいえ、画像そのものの出来具合は、さすがにダリさんというところでした。
◇
本日も鏡海亭を訪問いただき、ありがとうございました。
『カイス・ブリッツ』次回の更新に向けて、小説本編の執筆の方もぼちぼち進めております。
ではまた!
カイス・ブリッツ 未使用画像・ボツ画像展(2)
連載小説『カイス・ブリッツ』の広報用としてAIが生成した画像のうち、ボツ画像あるいは未使用画像を蔵出し公開する企画、第二弾です。利用したAIは、ChatGPT経由でDALL-E3(以下、ダリさん)と、同じくChatGPTをGPTsでカスタマイズした小説広報支援AIのEditorial Oboro(以下、オボロさん)です。
まず冒頭のタイトル画像、まるでアニメの1シーンをキャプチャーしたかのようです(!)。ダリさん、さすがですね。異世界に転生して呆然とする図……というところでしょうか。実際には、これは水川がマスクド・レディ(「口裂け女」の都市伝説から生まれたカイ)から逃げ、ススキの原野に命からがら辿り着いた場面です。いや、良い絵なのですが、水川の描写が全く違っているのでボツになりました。
では、そのマスクド・レディ関連のボツ画像です。
今度はオボロさんが生成。良い感じの画像ですが、背景が昭和の日本風ではなくヨーロッパの農村風になってしまいました。口裂け……いや、マスクド・レディも、洋風ですね。
これも先ほどの画像と同様です。夕暮れという場面設定は合っているのですが……。
この画像も、小説本編の内容とは色々と違っています。まずとにかく、ハサミが巨大すぎ、直接的すぎますね。
やっと和風の背景の絵が生成されてきましたが、水川は、どうやら別のものと遭遇したようです。
アートに目覚めたオボロさん?(笑)。お話から読み取ったイメージを優先し、敢えて抽象的に描くモードがオボロさんには実装されているのですが、それを使うとこんな感じになります。夕暮れの中、迫る黒衣の女と、ススキ野原を駆ける水川?
な、何ぞ!? ファンタジー物のボス戦のような絵に……。マスクド・レディも、もはや魔王っぽい姿ですね。
マスクド・レディを振り切ったと思ったら……今度は日本人形の姿をした悪霊の群れに遭遇……の場面です。
ここまで、か……。水川の最期?
◇
劇的ながらも何だかズレている、しかしお蔵入りもそれはそれで勿体ない。そんな生成画像たちを展示する企画、いかがだったでしょうか。本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました!
ではまた。
カイス・ブリッツ 未使用画像・ボツ画像展(1)
転生したら「昭和」でした!?――そんなのありかの幻想小説『カイス・ブリッツ』、本ブログでの次回の更新が待たれます。同作の小説本文については鏡海が執筆しつつも、関連する特集記事用や広報用の画像については、生成AIのDALL-E3(以下、ダリさん)やHolaraさんに強力にサポートしてもらっています。
とても頼りになるAIさんたちですが、時には、ちょっとズレた(斜め上の?)感覚の画像を生成してくれたりもします(笑)。画像としては素晴らしいのですが……小説の内容とはちょっと違うような画像を、膨大に。
しかし、お蔵入りさせるには勿体ないので、そんなボツ画像や未使用画像の中からいくつか選んでお披露目です。先日公開された『カイス・ブリッツ』第1話(1)に対する、AIによる独自の解釈の世界をお楽しみください。
第1話(1)にて水川が転生した異世界、その雰囲気をダリさんはこんなふうにとらえているようです。残念ながら、水川は、このような都市の中に辿り着くことなく退場したと思われますが……。
同様の画像として、こんなのもありました。
なんとなく、かつて魔都として知られた九龍城塞の和風版?といったイメージも漂います。ダリさんの思い浮かべる『カイス・ブリッツ』の世界、荒廃した近未来の東洋風無国籍なスラム……ファンタジーというより、むしろSFの舞台でしょうか。
そうかと思えば、ダリさん、こんな絵も生成してくれました。
ただ、これは「荒れ果てた廃墟遊園地」を鏡海がプロンプトで意図的に指示した結果ではあるのですが。『カイス・ブリッツ』の世界のダークな一面を上手く表現してくれたと思います。これはボツ画像というより、まだ使用していなかっただけです。今後、こういう場面も登場しそうです。
『カイス・ブリッツ』小説本編の中で、異世界に転生した水川が色々と思い浮かべた連想がありました。それをダリさんに画像にしてもらったものを、いくつか。
田舎の祖父の家で見せてもらった昭和のモノクロ写真云々という場面がありました。これをダリさんに画像化してもらったものです。雰囲気は伝わってきますね。
同じく水川が想像した第二次大戦直後の日本のイメージ。ダリさんには、こんなふうに見えたようです。
夕暮れ迫る中、水川が広大な空き地を通って街に向かおうとした場面……のはずが、こんな絵に。
広大すぎだろ!!(苦笑)
それにこれは昭和というより、北斗の拳のような、核戦争後の未来世界のような感じですね。もしかして、多数の平行世界の中には、我々の昭和の経過とは異なり、このような未来を「昭和」が迎えることとなった世界もあったのでしょうか。かつてのアメリカとソ連(当時)の関係からすると、その可能性も……。
もっと広大すぎる例(!)
いや、この光景、別の意味で「異世界」ですね。
そして最後に、今回のタイトルに使われた以下の画像です。
おそらくは、作中における例の架空のゲーム「夢幻皇子」との関係性を意識しつつ、ダリさんが『カイス・ブリッツ』の世界観を表現した素晴らしい画像です。ただ、これでは、普通の「剣と魔法の異世界転生物」の世界になってしまいます(笑)。
こんな感じで、卓越した内容ながらもちょっと想像斜め上のボツ画像・未使用画像を公開いたしました。生成AIさんたち、いつもありがとう。『カイス・ブリッツ』の世界を、違った角度から楽しめる(?)素材になれば幸いです。
本日も鏡海亭にお越しいただき、感謝です。
今日(日付のうえでは昨日)は寒さがかなり戻りましたが、春はもうそこまで来ています。寒暖の差も激しい今日この頃、読者様方、何とぞご自愛くださいませ。
ではまた!
ふたつの運命(連載小説『カイス・ブリッツ』)
こ、これは!!(笑) 本ブログで新たに連載が始まった小説『カイス・ブリッツ』、その次回予告のようなタイトル画像ですね。画像生成AIのDALL-E3(以下、ダリさん)の全力での寄与によって、何故かクナン君(向かって左側の人)が無駄にイケメン(!)、そして彼と背中合わせに描かれているのは、第1話(2)で現れる二人目の転生者、火美名ゆきみさんです。
なお、ダリさんやChatGPTの本体のほかに、GPTsの機能でカスタマイズした鏡海亭の広報支援AIたち、すなわち「Editorial Oboro」、「Enikuma」、「Prompt Summoner」という各AIさんたちも、今回、フルに貢献してくれました。
ネタバレというまでもなく、火美名が悲惨な最期を遂げるであろうということは、前回の一人目の転生者・水川さんのエピソードより推測されますが……ここまで主人公と運命が「重ならない!」という点を強調されると、哀しいですね。真の主人公クナン君に知られることもないまま、彼が助けにも来ないまま、ゆきみさんは不慣れな異世界において(水川さん同様)絶望の中で果てるという結末が頭に浮かんで離れません……。
でも、そんな火美名さんの思いを必ずクナンが果たす(宿命の象徴のような相手に一矢報いる)ということを丁寧に伝えて、今回紹介する諸々の画像をダリさんに生成してもらいました。
冒頭のタイトル画像と似たようなものとして、こんな絵も生成されました。
クナン君も、ゆきみさんも、実際よりかなり「盛った」美形に描かれていますね。
二人の伸ばした手が重ならないことを暗示するような画像。ここでも、無駄に男前なクナン(苦笑)。
悲惨な運命の中、ゆきみさんが誰かに必死に助けを求めている状況。
しかし、その声は、クナンには届いているようで届かない……。
ダリさん、本当にやりますね。この画像。ただ、本来はメガネをかけていないクナン君にまで、ゆきみさんの眼鏡が伝染してしまっているのが、少し惜しいですが。
これも上の画像と同じ方向性ですね。
これは、ちょっと絵柄が今までと違いますが、クナンとゆきみが共に戦っていたかもしれない……あり得たもうひとつの未来、可能性の分岐のひとつの結果を描いているようですね。
メガネが伝染したクナン君、無駄に素敵な画像、もう1枚です(笑)。
こちらも。
最後に、こんな画像も生成されました。ダリさんとしては、クナン君とゆきみさんをどうしても結び付けたいようですね(笑)。でも、それは叶わぬ願いです……。
以上、あたかも「心」があるのかと思わせるほどの、ダリさんによる情感豊かな画像生成を見せつけられた今回でした。『カイス・ブリッツ』の次回更新が待たれます。
本日も鏡海亭にお越しいただき、感謝です! 皆様、良い週末をお過ごしくださいませ。
ではまた!!
冒険ファンタジーに付き物な旅の酒場・食堂を……
本ブログの新たな連載小説『カイス・ブリッツ』、3月8日(金)よりスタートしました!
次回の第1話(2)以降、主人公クナンの心強い仲間である流界波止場街の人々も徐々に登場してくるかと思います。中でも、上掲のタイトル画像のコトネ女将(画像手前)や、例の三人きょうだいの長女・マユミ(同じく画像奥)は、異世界からの転生者であるクナンを身近でサポートしてくれます。
コトネ女将の仕切る旅の宿「無名屋」の1階は大衆食堂(兼・居酒屋)になっており、波止場街の人々の社交の場でもあります。ここでクナンにも様々なキャラクターとの出会いがあることでしょう。そんな食堂の設定を進めるにあたり、イメージを膨らませるため、例によって生成AIのDALL-E3(以下、ダリさん)に協力してもらいました。
ダリさんが店内の想像図をいくつか生成してくれました。
これは今回のタイトル画像に出てきたものですね。
こんな感じの画像もあります。
「あの頃」の風景。懐かしい感じ。いや、あるいは今なお、こんなお店が、時が止まったようにひっそりと残っていることがあるような気もします。
昭和の日本風というよりは、ひと昔前の中国のお店っぽい雰囲気でもあります。
無国籍風なイメージで、なかなか面白いです。
こっちは居酒屋色が強いですね。
でも、ちょっと違うかな(笑)。
以下は、1階に食堂のある「無名屋」の画像を試しにダリさんに生成してもらったもの。いずれもボツになりましたが……味のある絵ではあります。
最後の1枚は、ちょっと不気味というのか、「カイ(怪異)」が出そうな建物ですね(笑)。
ダリさんの描く舞台設定はどれも魅力的で、『カイス・ブリッツ』の世界に関する想像が広がります。皆様にも味わっていただけましたら幸いです。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
良い週末をお過ごしください。この土日は暖かくなりそうですね。
ではまた!
二人目の転生者と迷いの館
本ブログで新たに連載が始まった小説、『カイス・ブリッツ』! 色々な意味でまさかの展開が続いた第1話(1)を経て、今日のタイトル画像は、次回更新分の第1話(2)の内容を先取りしています。
※以下、第1話(1)のネタバレが含まれます。まだご覧になっていない方は、ご注意ください。
第1話(1)では、転生者・水川哲慈(みずかわ・てつじ)が、次から次へと襲い掛かる「カイ(怪異)」の前に無残な最期を遂げました。主人公(のように見えた人)がいきなり退場するとは……衝撃でした。不思議でノスタルジックなカイス・ブリッツの世界が、その一方で容赦なく過酷であることを、彼は身をもって示したといえるでしょう。
そして次回の第1話(2)では、新たな転生者・火美名ゆきみ(ひびな・ゆきみ)が、水川からバトンを受け継ぐかのように登場します。今回は、この火美名さんにかかわる構想を、生成AIのDALL-E3(以下、ダリさん)に画像化してもらいました。
これは、あくまでイメージでしょうか。実際に、こんなに多数のカイに遭遇したら助かりようがありません。
昨晩の更新によれば、次回には転生者が「迷いの館」に魅入られるということでしたが……。それはつまり、火美名さんのことを指しています。冒頭の画像、彼女が辿り着いたところが「館」ではなく「城」のようになってしまいました(苦笑)。
その他にダリさんが生成してくれたヴァージョンをいくつか。
最後の画像は、ちょっと、いや、かなり違う感じです。カイ、出まくりですね(笑)。
昨日のように、館の中に入っていきます。
キャラの絵が、眼鏡もなく、髪型も変わって、違う人になっていますが(汗)、雰囲気は出てますね。ホラーゲームの一場面のようです。
不気味な館の中で、彼女は何を見るのか!?
……こ、これは? ダリさんが生成した謎のイメージ画像です。
彼女は、生き残ることができるのでしょうか?
そういえば、第1話(1)にて、亡くなった水川(の魂?)を正体不明の闇の「乗り手(ライダー)」が回収していました。あれには、どんな意味があるのでしょう。実は重大な伏線です。そして、火美名の場合にはどうなるのか。そもそも、あのライダーの正体は何であり、何のために活動しているのか。いまのところ、謎ばかりの『カイス・ブリッツ』です。
本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
第1話(2)の更新をお楽しみに。
ちなみに『アルフェリオン』の更新も準備しております。こちらも御期待ください。
ではまた!
ブログ上で「迷いの館」ミニ・ツアー?
こ、これは……。ノスタルジックな様相ながらも、微かに不気味さが漂いますね。先日、本ブログにて連載が始まった小説『カイス・ブリッツ』、次回に向けてただいま構想中です。上記のタイトル画像は、実は次回の物語の内容と関係があります。「迷い家」とありますが、これは、柳田國男の『遠野物語』にあるような東北の民間伝承的なそれではなくて、たしかにその雰囲気は微妙に取り入れながらも、むしろ都市伝説的な「迷い家」の色彩が濃いものです。
先日公開された『カイス・ブリッツ』の第1話(1)では、一見すると主人公に見えた(?)水川哲慈が、この物語の異世界への扉を開き、読者とともに謎めいた世界に分け入っていく役割を果たしました。しかし、そんな彼が遭遇したのは……(詳しくは本編をご覧ください)。次回の第1話(2)でも、別の転生者がカイス・ブリッツの世界に転生し、奇怪な出来事に遭遇することになります。それが「迷い家」にモチーフを得た謎の館なのでした。
次回の構想に当たって、その謎の館のイメージを深めるために、生成AIのDALL-E3さん(以下、ダリさん)と対話しつつ、画像を色々出してもらっています。以下の内容が小説本編にどこまで反映されるかは分かりませんが、読者の皆様とともに、ダリさんの生成した迷いの館をのぞいてみましょう。ブログ上で体験するミニお化け屋敷ツアーといった感じですね(笑)。ただ、以下、お化けは勿論、キャラクターは一切出てきません。誰も居ないのが、それがまた不気味なのです。
《ちょうどいま深夜です。苦手な方にとっては、以下の画像を夜に独りでご覧になるとちょっと怖いかもしれません》
森の奥に、みるからに怪しげな館があります。
こんにちは~、誰かいらっしゃいませんか?
……って、何の反応もない、誰も居ない奥深い廊下。
あまり中に入りたくありませんが。
部屋のひとつに入ってみましょうか。
立派ですね。誰が住んでいた、いや「棲んで」いるのでしょうか。
別の部屋にも、誰もいませんね。奇麗に整えられていますが……。右奥の人形が何となく不気味。
冒頭の画像にあった部屋です。もし、テレビに、何かが急に映ったら……怖いですね(苦笑)。
さらに進んでいくと、書斎のような部屋に出ました。
もしかして、館の主人が使っていた(使っている?)部屋なのでしょうか。
探索を続けましょう。
これは、画像が生成されたのを見た瞬間、ゾクっと来ましたね。中央から奥にかけての光の具合が絶妙に怖いです。見えない何かがいる感じですね。だんだん、館が本当の顔を見せ始めたのか……。
な、何ぞ? やはり、この館には誰か、何かがいるようです。
お風呂前の手洗い場? シャレにならん気味の悪さですね(!)。
さらに奥へ向かうと、秘密めいた部屋が見つかりました。
何かの儀式が行われていたのでしょうか?
ここが最奥? いや、周囲の壁や床を調べてみると……。
隠し部屋がありました!! 急に黒魔術的なファンタジー世界に?(笑)
中央の魔法陣からどこかに転移するようです。行ってみましょう。
こ、これは……!!
一体、ここで何が!?と息を呑んだとき、あなたの背後には……。
ギャー!!(笑)
◇
と、こんな感じで悪夢の迷いの館のイメージを膨らませていました。お話の構想中、頭に浮かんだものをただメモするだけではなく、ダリさんに絵にしてもらうのです。それを見て、想像がいっそう広がったり、あるいは、思ってもみなかった方向にヒントが示されたり。今回は建物内部の見学(?)だけでしたが、実際の小説本編では、迷いの館の中には様々な「カイ(怪異)」が出没することになるかもしれません。
それで……次回、肝心の主人公のクナン君はどうするのか?
いや、実は先ほども書いたように、迷いの館に誘われ入り込むのは、クナンではありません。別の転生者です。前回の水川のように、次回はその転生者が主人公っぽい視点を受け持つことになるのでしょう。クナン君は、また一瞬、モブキャラみたいな立ち位置で出てくるだけなのでしょうか(苦笑)。
この人が主役か?と思われたキャラが志半ばで倒れていって、その背後でクナン君が地味にアップをしているという、なんとも言えない展開が続くのでしょうか(笑)。ただ、読者様の多くは、実はクナンが主人公であることを、この間の先行特集記事を通じてご存じだと思われます。つまりは各回の主役っぽいキャラが実は主役ではないということを知りつつ、もしかしたら生き残れるのか、頑張れ!と生暖かい目で見守る立場になられるかもしれないのは、何とも……。
そして、ついにクナン君が立ち上がるという。
掟破りな『カイス・ブリッツ』の世界、引き続き、お楽しみくださいませ。
本日も鏡海亭にお越しいただき、感謝です!
ではまた。
AIさんに小説を批評してもらった件
先日、本ブログで連載が開始された小説、『カイス・ブリッツ』! 次回の更新に向けて鋭意準備中です。
実は、初回公開分の第1話(1)を生成AIのChatGPT4さんに読んでもらい、批評家になったつもりで本作の良いところと改善を要するところを教えてください、とお願いしたところ……中に人間が入っているのではないかと思われるような(笑)コメントを返してくれました。
以下、ChatGPTさんのコメントをそのまま引用です。
以上ですか。うぅむ。特に後半の改善点の指摘は鋭いですね(笑)。
ただ、ChatGPTさんは、あくまで水川を主人公ととらえていたようです。自然に読めばそうなりますよね。その点は仕方が無いでしょう。そこで、実は水川は主役ではなく、この物語の世界設定を紹介するためのコマのようなキャラにすぎず、本当の主人公は途中でちょこっと登場するクナンであることを伝えてみました。そのうえで再度、批評してもらったところ、次のようなコメントをもらいました。
それでも、改善を要する点は、先ほどと基本的に変わらないですね。いや、「物語の複雑さが散漫さを招いている」という点は、実は私が書いた小説に多かれ少なかれ共通する問題であって(苦笑)、『アルフェリオン』にも同じことは当てはまるような気がします。
AIさんの指摘、なかなか役に立ちそうな感じです。次回以降に活かしてみたいと思います。
◇
ちなみに、第1話(1)において、作中に出てくる架空作品である『機動戦記ギャンダー』(笑)について二人の小学生が話していた場面を、ChatGPT経由で同じくAIのDALL-Eさん(以下、ダリさん)に画像化してもらいました。あの頃の子供たちにとって――そこには鏡海も含めて――『ガンダム』がいかに当時の「常識」の斜め上をいくインパクトをもっていたか、という衝撃を伝えたかった部分です。
雰囲気はうまくつかんでいますが、この二人の少年では、年齢が実際より高めですね。
『ギャンダー』を観る子供たち。ダリさんがこの場面を生成してきたときには、びっくりがえりました(笑)。すごい想像力です。みんなでギャンダーをみているのでしょうか。この雰囲気、いいですね。明らかに昭和の空気感です。私がプロンプトであれこれ指示したわけではありません。本当に、ダリさん独自の解釈で、こういう絵が導き出されました。
そういえば、ファミコンが初めて発売された頃、こんな感じでしたよ。ファミコンをもっている友達の家に学校帰りに寄って、ああだこうだいいながら、みんなでプレイするのです。迷惑ですが。特に、試行錯誤の必要な『ドルアーガの塔』を、攻略本を見ながら複数人でやってましたね(苦笑)。
ダリさんの想像した『ギャンダー』です(!)。
いや、何だか、真ん中のロボットが、そこはかとなくガンダムっぽい感じも……。ただ、この絵に描かれているような古典的なロボットアニメの枠組みを、ガンダムはむしろ揺るがせたわけですよね。
このブログで前世紀に『アルフェリオン』の連載が始まったとき、当然ですが、そこにはAIの影もかたちもありませんでした。そこから21世紀に入って、いま、『カイス・ブリッツ』という作品は、その構想の段階から、AIと共に歩み、支えられ、現在に至っています。時代の流れを感じます。
いつも「鏡海亭」にお越しいただきまして、ありがとうございます。
明日……というのか今日も、読者様方をお待ちしております。もうすぐ深夜から朝になりますね。
ではまた!
昭和風異世界とレトロゲーム?
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※この画面はAIのDALL-Eさんに生成してもらった架空のレトロゲームのものです。
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※この画面はAIのDALL-Eさんに生成してもらった架空のレトロゲームのものです。
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カイス・ブリッツ 第1話「異界の果て」(1)
第1話 異界の果て(1)
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