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第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29
拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、 ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら! |
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小説『Kai's Blitz』――コトネ女将の基本用語解説(1)
本ブログでの連載開始を前にして、設定が進んでいる小説『カイス・ブリッツ』!
今回のタイトル画像は、ちょっとかわいらしいデザインにて、無生物が魂をもった「ツクモ」クラスのカイたちをイメージしつつ、画像生成AIのDALL-E3さんに生成してもらったものです。
今回のタイトル画像は、ちょっとかわいらしいデザインにて、無生物が魂をもった「ツクモ」クラスのカイたちをイメージしつつ、画像生成AIのDALL-E3さんに生成してもらったものです。
それはさておき、おかげさまで、小説の設定もいくらか進んで参りました。今回は、この物語を語るうえで欠かすことのできない、いくつかの基本用語について、主要な登場人物の一人であるコトネさんに解説してもらいました。以下、コトネ女将、よろしくなのです。
◇
「初めまして、だね。新しい読者さんかい?」
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「私? あぁ、コトネって呼んでくれていいよ。ここ、流界波止場三番街の旅の宿、《無名屋》を預かってる者さ。鏡海さんに頼まれて、『カイス・ブリッツ』の基本的な設定のうち、大事なところを紹介していくから、よく聞いてくれると助かるね」
【闘師(とうし)】
「さて、まずは《闘師》から。闘師っていうのは……分かりやすくいえば《冒険者》……いや、このお話では令和じゃなくて昭和の環境がベースになっているから(笑)、そんなたとえを使うのはマズいね。要するに、カイと戦うための技や知識を身に着け、カイの絡む事件の解決や特定のカイに掛けられた懸賞金などで収入を得て生活する、カイ対応のプロのことを《闘師》というんだよ。カイが我が物顔に跋扈するこの世界では、闘師の役割はとても大きい。しかも、この世界では、公的な統治組織がかなりの部分で機能しなくなっているからね。たとえば警察なんて、ほとんどあてにできないのさ」
「ちなみに、闘師みんながカイを仲間にして戦えるわけじゃないよ。むしろ闘師の中でもカイを召喚できる者は、わりと貴重な存在。流界波止場の場合、私はその貴重なカイ使いの一人。少しは見直したかい? そんな現状、主人公のクナンみたいな《転生者》ってのは、基本的にカイの行使能力が非常に高いから、特別な存在として扱われるんだよ」
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「そうそう、カイの出没地域というのは、その危険性の程度に応じて、低い方から順に青・黄・赤の3つのレベルに大別されている。実は、《赤》よりももっと別格に危険な地域があるということが最近明らかになってきて、《赤級以上》のとんでもない危険地帯全般をひっくるめて、とりあえずは《黒》級という適当な言い方が、ここ最近では使われてきてるみたいだけど」
「この世界で生き残りたいんなら、ぜひ覚えておいてほしいことがある。闘師でない者が立ち入ることのできる限度の目安は、《青級の8》のラインだってことさ。これは広く行き渡った理解だね。通称、《青八(あおっぱち)》っていうんだよ。それが転じて、この世界の日常では、自身の《限界線》や《限度》」という意味で良く使われるよ、こんなふうにね」
生徒「先生、俺はできるだけの努力はしました。でも、もう無理です」
熱血教師「諦めるな、いまこそ、お前の《青っ八》を超えるんだ!!」(笑)
恋する女学生「できたら、○○君に告白したい。でも、○○君との今の良い関係を壊したくないから……残念だけど、ここまでが、あたしの《青っ八》なんだ」(苦笑)
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(挿絵:カイス・ブリッツのノスタルジックな世界観から)
「それで、青級以上の危険度をもつ《黄級》の地域には、原則として闘師しか入ることができない。さらに危険度の高い《赤級》の地域には、闘師の中でも一定の資格のある者しか立ち入ってはだめ。この資格のことを、私たちは《赤級免許》(通称「赤免」(あかめん))と呼んでる。赤免を持っている闘師が、本当の意味での闘師さ。俗に「赤免闘師」と呼ばれているように。「あんた、偉そうなこと言うけど、《赤免》持ってるのかい?」って感じでね。
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「と、まぁ、こんな調子で基本用語の説明をしてみたんだけど、どうだったかしらね。ますます目が離せない『カイス・ブリッツ』、これからもよろしく頼むよ」
◇
本日もブログ鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました!
お忙しい中、いつも感謝です。
ではまた。
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