先日、ウクレレの生徒さんである「貝間さん」から新譜ジャーナルの1968年12月号、1969年9月号をいただいた。いただいた、と言っても非常に貴重なものであるから、自分としては預かっている、と思っている。ありがとうございました!

上の2冊が貝間さんから預かったものです。
中学1年~2年の夏まではフォークギターをいつも弾いていた。Fのコードが本当に難しかった。僕のギターの生徒さんが最初Fのコードを苦労しているのを見ると、当時の事をいつも思い出してしまう。
当時の音楽の収集元はラジオの深夜放送だった。土曜日なんかは、寝るときラジオをイヤホンをして、聞きながら寝たものだ。フォーク、ロックともニュー・フォーク、ニュー・ロックという言葉が出てきた頃だ。ロックはアートロックとも言われ始めていた。それ以外にわくわくさせたのは、ヘンリーマンシー二、フランシス・レイ等による映画のサントラだった。「雨の訪問者」のサントラはすごく好きだった。
当時は1970年~71年だから、とにかく学生運動がピークだった時。ベトナム戦争もあった。当然僕自身にも影響はあった。
音楽と政治的活動が一緒くたになった殺伐としたもの、それと対照的にファッションやアート等の分野はサイケデリックなものが主流となり、かなり面白かったと思う。
テレビも朝から「ヤング720」という番組があり、学校に行くぎりぎりの時間に日本のロックやフォークのグループが聴けた。
いつも何かが起こりそうな、そんな気持ちをいつも持っている、「前夜」の感覚で学校行ったり、遊んでいたと思う。
その頃のファッションは今現在焼き直しされて、僕が見て「これ70年代じゃん」と思う格好している人達が多い。やっぱり70年代は面白い。
ここに2冊のメモ帳がある。1970~1974年にいろいろその時思った事を音楽を通して書いている日記みたいなものだ。
今読むと、なんてマセたガキだと自分で自分を腹立たしくなるが、ちょっと紹介しよう。ふきださないように。
1971年3月24日 フォークについて
ギターを2年間やっていて”フォーク”というものがまだわからない。テレビでギター持ってジャラジャラ弾いて歌うものがフォークなのだろうか?都会で生まれたフォークソングといえるものがあっていいのだろうか?彼らフォークシンガーはそれをニューフォークといってごまかしてしまう。
フォーク=土でなければいけないと思うのだが。
日本のフォークもマンネリ化してきている。ただ単に思い出したような歌い方をし、聞き飽きた弾き方をし、オリジナリテイにきわめて乏しい。
フォークの本質というのは、「皆のもの、皆のための歌」である民謡でなければならないと思う。クラシックなど他のジャンルと比較したら、レベルの低いものだろう、でも他のジャンルにない「心の響き」が本当のフォークにはあると思う。
以上、中学1年から2年になる春休みに書いた文章でした。まだギター始めて2年たってない頃の生意気で的外れな文章だけど、その頃何をどう思っていたかがわかって個人的には面白い。正しい、正しくないは別としてこの頃の基本的に大元を大事にする音楽原理主義(?)は今も変わっていない気がする。(笑)
続きを読みたい人はクリックしてね!

上の2冊が貝間さんから預かったものです。
中学1年~2年の夏まではフォークギターをいつも弾いていた。Fのコードが本当に難しかった。僕のギターの生徒さんが最初Fのコードを苦労しているのを見ると、当時の事をいつも思い出してしまう。
当時の音楽の収集元はラジオの深夜放送だった。土曜日なんかは、寝るときラジオをイヤホンをして、聞きながら寝たものだ。フォーク、ロックともニュー・フォーク、ニュー・ロックという言葉が出てきた頃だ。ロックはアートロックとも言われ始めていた。それ以外にわくわくさせたのは、ヘンリーマンシー二、フランシス・レイ等による映画のサントラだった。「雨の訪問者」のサントラはすごく好きだった。
当時は1970年~71年だから、とにかく学生運動がピークだった時。ベトナム戦争もあった。当然僕自身にも影響はあった。
音楽と政治的活動が一緒くたになった殺伐としたもの、それと対照的にファッションやアート等の分野はサイケデリックなものが主流となり、かなり面白かったと思う。
テレビも朝から「ヤング720」という番組があり、学校に行くぎりぎりの時間に日本のロックやフォークのグループが聴けた。
いつも何かが起こりそうな、そんな気持ちをいつも持っている、「前夜」の感覚で学校行ったり、遊んでいたと思う。
その頃のファッションは今現在焼き直しされて、僕が見て「これ70年代じゃん」と思う格好している人達が多い。やっぱり70年代は面白い。
ここに2冊のメモ帳がある。1970~1974年にいろいろその時思った事を音楽を通して書いている日記みたいなものだ。
今読むと、なんてマセたガキだと自分で自分を腹立たしくなるが、ちょっと紹介しよう。ふきださないように。
1971年3月24日 フォークについて
ギターを2年間やっていて”フォーク”というものがまだわからない。テレビでギター持ってジャラジャラ弾いて歌うものがフォークなのだろうか?都会で生まれたフォークソングといえるものがあっていいのだろうか?彼らフォークシンガーはそれをニューフォークといってごまかしてしまう。
フォーク=土でなければいけないと思うのだが。
日本のフォークもマンネリ化してきている。ただ単に思い出したような歌い方をし、聞き飽きた弾き方をし、オリジナリテイにきわめて乏しい。
フォークの本質というのは、「皆のもの、皆のための歌」である民謡でなければならないと思う。クラシックなど他のジャンルと比較したら、レベルの低いものだろう、でも他のジャンルにない「心の響き」が本当のフォークにはあると思う。
以上、中学1年から2年になる春休みに書いた文章でした。まだギター始めて2年たってない頃の生意気で的外れな文章だけど、その頃何をどう思っていたかがわかって個人的には面白い。正しい、正しくないは別としてこの頃の基本的に大元を大事にする音楽原理主義(?)は今も変わっていない気がする。(笑)
続きを読みたい人はクリックしてね!
