Kainoa Blog

音楽家社長 鴻池薫の音楽活動&レッスン記、思う事等 徒然日記
since 2006

さくら貝の歌アレンジ完成!

2011-04-22 18:04:00 | 日本を思う
本日さくら貝の歌の編曲が完成しました。
東日本大震災から一週間経った頃でしょうか、毎日続く地震やテレビ報道で精神的に疲れた母が気晴らしを求めふと「ウクレレ弾いてくれる?」とリクエスト。その後の母とのやり取りで女学校時代から大好きな曲が「さくら貝の歌」だと知る事が出来ました。
ブログの記事を読んだ神奈川県婦人会館の生徒さん中村忠雄さんがすぐさま鮫島由美子さんの音源を提供して下さり、母と一緒に聴きました。母はしばらく毎日聴いていたようです。
今月に入り、所有している古い日本歌曲集で偶然楽譜を発見。
その時、30年以上前に持っていたこの曲集は今日のこの時この曲の見つけるためにあったのでは?と不思議な気持ちになりました。
音源をいただき楽譜発見で細部の曲想を知り、またネットで曲の誕生秘話を知る事によって自分のイメージが広がり頭の中で組み立てられてきました。
数日前に譜面作成に挑み、イントロとエンディングが2パターン出来てしまいましたが本日整理して編曲完成に至りました。
東日本大震災では荒ぶる海によって東北で大勢の尊い命と財産が失われました。多くの町が壊滅。
とても信じられない、
あまりのショックに日本国民は茫然自失、笑顔を失ってしまいました。
そういう現実の中でこの曲の編曲はしたので特別な気持ちを込め…大震災、国難の日本、母の言葉、昨年秋病に倒れた自分…など今の自分の全てが入っています。
いつまでも下を向いていられない。

数ある編曲の中でも生涯忘れる事の出来ないものとなるでしょう。自分のレパートリーとしても大切に歌い続けていきます。

先ほど初演は母の前で演奏しました。(笑)
イントロを目をつぶって聴いた時に「いいわね…」
「これはレッスンですごく盛り上がると思うわよ!」と言ってくれました。
どうやら母から合格点をいただいたようです。(笑)

★★鴻池薫★★
被災地の皆様とともに頑張れ日本!
http://wind.ap.teacup.com/kainoa/



生徒さんの取り組み/義援金寄付の報告

2011-04-22 05:26:00 | 日本を思う
僕のウクレレの生徒さんで、積極的に地域の中でネットワークを作ったり、議会に陳情して障害児の為に行政に働き掛けをしてきた方がいます。
お名前はF田さんとしておきましょう。
F田さんは東日本大震災で被災した障害児の方々に何とか義援金を送りたいと3・11以来取り組んできたのです。メールで僕とこの件に関してやり取りをしました。
F田さんのメッセージ:「私はマイノリティーが声を出していく事が大切だと思っています。
弱い立場に置かれた事がないとなかなかその人たちの気持ちや困難さを理解するのは難しいと思います。「もし自分がその立場だったら」と想像力を働かせたり思いやる気持ちがあれば、社会は誰にとっても優しく住みやすいものとなるでしょう。そのためには、マイノリティー側も勇気を持って発信していく必要があるように思います」
との思いで活動を続け、4月7日に以下のようなご報告のメールをいただきましたのでご本人の了解を得てメール全文掲載させていただきます。

「本日、無事義援金を全額送金した事をご報告致します。皆様には義援金先の事で沢山の情報をお寄せ頂きありがとうございました(このメールは義援金の事で以前ご連絡させて頂いた全ての方にお送りしています)
義援金先については、市役所福祉課へ相談に行っり、ネットでも調べたりしましたが、NHKの福祉ネットワークでも紹介され、また何人かの方からもオススメ頂いた「ゆめ風基金」(下に紹介文載せておきます)に致しました。

皆様からは、情報だけではなく、私に賛同して下さった方々が自らのご意思で(募金の協力をお願いしたわけではないのに)義援金までお寄せ頂き、総額で23万5649円になりました

一応内訳は、
■特別支援学校卒業生有志・・・2万3649円
■その他友人知人身内など・・21万2000円


すべて合算して
「特別支援学校平成22年度卒業生有志と関係者一同」として送金致しました。
本当にありがとうございました。
やっと送金ができ、ホッとしました。

これから別途、「ゆめ風基金」を通して被災地に励ましのお手紙を送ろうと思います。

弱い立場の人への想像力、継続的な支援(直接的な支援が出来なくても、考え続ける事)が大切なんだろうと思います。
私たちの気持ちと義援金が、被災地のより困っている方々のお役に立ちますように!!」

★以下「ゆめ風基金」の紹介文(ネットより抜粋)↓↓
-----------------------NPO法人 ゆめ風基金

http://yumekaze.in.coocan.jp/index.htm
こちらは被災者支援の中でも、特に障害を持つ被災者の方に特化した支援を行っている団体です。
阪神淡路大震災の5ヵ月後に小室等さんや永六輔さんらが発起人となって出来た団体です。
被災地の避難所では、様々な障害の方が肩身の狭い思いをしておられます。
テレビで映る避難所の映像は比較的穏やかなものを選んであるようで、実際はもっと殺伐としています。
人は壁際に寄りがちなので壁を伝うことが出来ず、人がどこに寝ているかわからないので白杖が使えない視覚障害者。
イライラした人が早口になって読唇が上手くできない聴覚障害者。
お家に帰りたいが口癖になった知的障害児がどなりつけられ、避難所に近寄れない母親とその家族。
被災地では健常も障害も区別なく救済されるべきですが、普段からサポートが多く必要な障害者は何かと不利です。
色々な義援金窓口がある中で、もしこうした方の支援に賛同いただける方がいらっしゃればと思って書かせていただきました。
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本文ここまで

★★鴻池薫★★
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