Kainoa Blog

音楽家社長 鴻池薫の音楽活動&レッスン記、思う事等 徒然日記
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Hamza el Din さん 没後今年10周年 Vol.2

2016-10-23 22:37:00 | あなたの知らない鴻池薫
Hamza el Din さん 没後今年10周年 Vol.2

ハムザ・エルディーンさんとの音楽の交流の集大成とも言うべき
CD作品があります。
1990年5月26日、東京日仏会館で行われたハムザさんのコンサートに、
林英哲さん(和太鼓)、三塚幸彦さん(尺八)、鴻池薫(ギター)、
日本人演奏家3人が共演。
その演奏を収録したライブ・アルバムです。

ハムザ・エルディーン ヌビア組曲 ライブ・イン・トーキョー
(キングレコード KICP87)

この時の演奏は、その年のBS NHKでも放送されました。
この時からもう26年経過していると思うと、驚いてしまいます。













Hamza el Din さん 没後今年10周年 Vol.1

2016-10-23 11:30:00 | あなたの知らない鴻池薫
Hamza el Din さん 没後今年で10周年 Vol.1

私が1989年にFM東京ホールで尺八演奏家三塚幸彦さんとともに
初共演し、音楽的にも世界観的にもカルチャー・ショックを受けた
ハムザ・エルディーンさん(アラブの民族楽器ウード、タールの
世界的演奏家、歌手)が、2006年5月22日夜(現地時間)、
アメリカ・カリフォルニア州オークランドの病院で感染症で亡くなって(享年76歳)から今年で10年。

その記念すべき出会いのコンサート、1989年11月30日作曲家
池辺晋一郎先生が企画構成する「TOKYO Sound Splash 」第三夜
(砂漠からのメッセージ) のリポート記事が
月間誌・音楽芸術(音楽之友社)1990年1月号に掲載されていた事を、FBやブログで
初公開します。

ハムザさんの曲「ESCALEY 」(エスカレイ/ヌビア語で水車の意味)
私はクラシックギターをピックで弾きましたが、恐らく20分以上
の演奏だったと記憶しています。

この曲はリズムが8分の10拍子で延々繰り返され、ハムザさんの
サイレントで確実なウードのリズムと語るような歌と私達の演奏がやがてすごいバイブレーションとなり、空気が渦巻いて行くような
感覚にとらわれました。

三塚さんと私は、ハムザさんとの共演に感銘を受け、その後尺八とギターの自分達のユニット名を、「ESCALEY」として活動をしていました。

このコンサートに出演依頼をしていただいたのは、長年親交のある作曲家上田亨さんです。

改めてハムザさんとの出会いを作っていただいた事に深く感謝申し上げます。