7月12日(日)に学習院百周年記念講堂で第11回アイランド・サウンド・フェステイバルを
ハワイアン桜友会として開催いたしますが、それにちなんだお話です。
「学習院の歌」 (昭和47年4月1日発行)
私が大事にずっと持っている母校の曲集です。
昭和47年というと、1972年。
私が学習院高等科に入学した時に学校からいただいたものだと思います。
この曲集の序言を 学習院院長 桜井和市先生が書かれていらっしゃって、
今読んでみても変わらぬ輝きで、過去と現在~未来へつなぐ気概が伝わって来ます。
素晴らしい事が書かれているので、転載いたします。
「学習院の歌」序言 学習院院長 桜井和市
学習院には数々の歌がある。それは学習院の長い歴史のあいだに、それぞれの時代のそれぞれの機会に作られた歌、頂いた歌である。そのなかには散逸したり埋没してしまったりしているものもある。戦中の疎開にあたって皇后陛下から賜ったお歌のことも、わたしはそのころも学習院に勤めていたにもかかわらず、いま始めて聞かされたほどである。このたびそれらの歌が集まられて、「学習院の歌」になったことはありがたいと思う。
というのは、われわれは、むかしのある時代に歌い聞いた歌と時を経てまた歌ったり聞いたりすると、ふたたびその時代にある思いがする。これはその歌に刻み込まれたかの時代が歌を介してわれわれの血肉になっており、それが歌と共鳴するものであろう。学習院の歌も同様である。その時代時代の人々に対しては郷愁を呼び起こし、いまの学生生徒児童にはそれぞれの歌に刻み込まれた学習院の歴史と気風がその人間形成の糧となることであろう。「学習院の歌」は学習院の歴史と伝統の具現である。
ハワイアン桜友会として開催いたしますが、それにちなんだお話です。
「学習院の歌」 (昭和47年4月1日発行)
私が大事にずっと持っている母校の曲集です。
昭和47年というと、1972年。
私が学習院高等科に入学した時に学校からいただいたものだと思います。
この曲集の序言を 学習院院長 桜井和市先生が書かれていらっしゃって、
今読んでみても変わらぬ輝きで、過去と現在~未来へつなぐ気概が伝わって来ます。
素晴らしい事が書かれているので、転載いたします。
「学習院の歌」序言 学習院院長 桜井和市
学習院には数々の歌がある。それは学習院の長い歴史のあいだに、それぞれの時代のそれぞれの機会に作られた歌、頂いた歌である。そのなかには散逸したり埋没してしまったりしているものもある。戦中の疎開にあたって皇后陛下から賜ったお歌のことも、わたしはそのころも学習院に勤めていたにもかかわらず、いま始めて聞かされたほどである。このたびそれらの歌が集まられて、「学習院の歌」になったことはありがたいと思う。
というのは、われわれは、むかしのある時代に歌い聞いた歌と時を経てまた歌ったり聞いたりすると、ふたたびその時代にある思いがする。これはその歌に刻み込まれたかの時代が歌を介してわれわれの血肉になっており、それが歌と共鳴するものであろう。学習院の歌も同様である。その時代時代の人々に対しては郷愁を呼び起こし、いまの学生生徒児童にはそれぞれの歌に刻み込まれた学習院の歴史と気風がその人間形成の糧となることであろう。「学習院の歌」は学習院の歴史と伝統の具現である。
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