Kainoa Blog

音楽家社長 鴻池薫の音楽活動&レッスン記、思う事等 徒然日記
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僕のロックな話し(芽生え編その4)

2006-12-16 01:51:19 | 僕のロックな話
1970~1971年頃、新譜ジャーナルと同時にミュージック・ライフ、ニュー・ミュージック・マガジン等を読むようになっていく。

フォークからロックに目覚めっていった時、ジミ・ヘンドリックスもジャニス・ジョップリンも死んでしまった。

その頃見た映画は、「イージーライダー」「いちご白書」「抵抗の詩」等、反体制的なものだったと思う。世の中、完全に若い世代では反体制をきどるのが主流だった。

「イージーライダー」はデニス・ホッパー、ピーター・フォンダ主演。まずテーマ音楽(ステッペン・ウルフのBorn To Be wild)がめちゃめちゃカッコよく、中1の時に映画を見た気がする。最後は衝撃的だが、今考えてみると基本的にはきわめて優雅な映画だったと思う。当時の新しいライフスタイル、たとえば「そんなに急いでどうするの?」「草,花、木はこんなにも美しい」みたいな事を言いたかっただろう。60年代に生まれたヒッピー思想に根ざした映画だ。それが当時のアメリカ社会では受け入れられなかった事をテーマとしている。
http://matuzawa.net/fin/movie/ezr/

「いちご白書」は日本のフォークソングのタイトルにも引用されたが、アメリカの学生運動とその中で芽生えた恋愛をテーマとしている。これもアメリカ社会の矛盾をテーマとしていたのだろう。

ところで「ヒッピー」って知ってるだろうか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC
当時、ハワイに大きなヒッピーのコミューンがあったようだ。日本では京都にあったらしい。


ニュー・ミュージック・マガジン1970年11月号
Music Life 1971年10月号 表紙はLed Zeppelin
この前の続きになるが、1971年当時の僕のメモ帳を読んで見ると面白い。映画「イージーライダー」に影響されて詩を作りそれにコードをつけて曲を作った形跡があるのだ。
その当時の詩はとるにたらない内容だが、ふたつとも「どこか遠くに行きたい」的な「逃避願望」で書かれている。たぶんエレキギターを買ってもらう直前だと思うが。
恥をしのんで詩を二編掲載しよう。

旅に出よう (1971年4月18日)

うらびれた街を僕は歩いている
僕はどこへ行くともなくぶらり飛び出して
何かが欲しくて 何かが怖くて 飛び出した
僕の心にひとつ
光をみつけて みつけたくて

誰もいない道を僕は歩いている
僕はここを行き、自由になりたくて
自由が欲しくて 自由がほしくて 歩きだす
細い道にひとつ
光を求めて 求めたくて


こもりうた (1971年不明)

夕焼け空が美しい
夕焼け空に飛んでいく
とんぼのようになりたいな
どんなに 子供に追われても
とんぼのようになりたいな

遠い世界が見えるよな
青空見上げて 涙ぐむ
ここは日本だ ぼくらの国だ
どんなに 争いが絶えずとも
僕の故郷だ 生まれた土地だ


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yuzu)
2006-12-16 12:24:54
ロックの話は、タイムスリップします。
M.L.誌に人気投票があり私は、以下でした。
Guitar: もちろんクラプトン
Bass: ポール・マッカートニー
Drums: マイケル・ジャイルズ
Vocal:グレッグ・レイク
Keyboad: リック・ウェイクマン

Guitar 以外は、毎回異いましたが、、
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Unknown (kaorukohnoike)
2006-12-16 13:57:11
yuzuさんどうも!ML誌今回ブログにのせてる1971年10月号の人気投票の1位だけ書くと、

海外部門1位
Group :Grand Funk Railroad
Male Vocalist:Robert Plant
Female Vocalist:Janis Joplin
Guitarist:Jimmy Page
Bassist:Paul MaCartney
Drummes:Ringo Star
Keyboard Player:Keith Emerson

日本部門1位
Group:Mops
Male Vocalist:岡林信康
Female Vocalist:麻生レミ
Guitarist:成毛 茂
Bassist:加部正義
Drummer:角田ヒロ
Keyboard Player:大野克夫

となってます。時代を感じさせますね。
ちなみに僕が一緒にやった事のある、Bassの江藤勲さんはなんとこの時6位にランクされてます。
すごい!!僕がガキの頃、もう第一線で活躍していたのを改めて認識しました。
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