Kainoa Blog

音楽家社長 鴻池薫の音楽活動&レッスン記、思う事等 徒然日記
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東日本大震災10年

2021-03-11 14:46:00 | 頑張れ東北!頑張れ日本!
3月11日(木)東日本大震災10年

犠牲となった多くの方々のご冥福を改めてお祈りいたします。
そして今も4万1241名の方々が避難して故郷に帰れていない事を忘れません。

あの時私は下北沢から2時間30分かけて母の待つ杉並の自宅に帰りました。
夜10時を過ぎていたと思います。
手足が冷え切り、すぐに暖かい風呂に入ったのですが手の硬直がとれませんでした。
その後テレビで気仙沼の映像を見て愕然として、
これはただ事ではないと初めて実感した事を覚えています。

しばらく経ち、スクールの生徒さんとともに被災地の慰問演奏をしに幾度か行き、
現地の方々と交流を持つことが出来ました。

その中で、計り知れない恐ろしい思いをした事、親兄弟、友人を亡くした事等をお話ししてくれたのです。
車に乗っていた時、津波が押し寄せて来て溺れ死にそうになったなんて、想像できるでしょうか?

あと、我々は慰問演奏をして時がくれば関東に帰るという結節があるが、被災者の方々は気持ちを切り替える節目がない事。
それを思うと、本当に我々のしている事は正しい事なのかと自問自答を繰り返していました。

当時警察、消防、医療、自衛隊の方々は本当に被災者支援にあたっていただきました。
自衛隊のある方は、
「救援物資を運ぶだけではない。ハートを運ぶんだ。」
という素晴らしい事を仰っていて感動しました。

外国のレスキュー隊、在日アメリカ軍の方々の救助活動もありがたかったです。

そして世界中から届く義援金!!

福島では原発の職員の方々の懸命な作業で何とか原発大災害を食い止めていただきました。
あの時から10年。私の母も含めて身の回りの方々が亡くなっていきました。とても悲しい事です。

今我々はコロナと戦っています。
地震は天災ですが、
コロナは中国武漢で発祥による人災であると
改めて認識をしなければいけません。

「おうちじかん」「おうちごはん」というほのぼのとした言葉に
騙されてはいけません。(殺伐とした雰囲気を変えようという流れは否定しませんが。)

危機意識、危機管理という点で,先の震災で得た教訓を中身は違うがコロナにも生かしていかなければいけません。国民ひとりひとりがです。

震災の翌年、民主党から政権奪還し、素晴らしい言葉を発した政治家の方がいました。
「私たちにとって大切なものは何か、守るべきものは何か、それは大切な家族、愛しい故郷、かけがえのない日本。それを断固としても守る決意を示していかなければなりません。」

最後に、

頑張ろう 東北
頑張ろう かけがえのない日本
我々はひとりぼっちではない










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