Kainoa Blog

音楽家社長 鴻池薫の音楽活動&レッスン記、思う事等 徒然日記
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僕のロックな話:1975ワールドロックフェスティバルのジェフベック その1

2011-08-10 08:25:00 | 僕のロックな話
ワールドロックフェスティバルイーストランド
1975年8/7後楽園球場。
ステージはグラウンドの中に特設され、アリーナ席はない。客席は野球見るのと同じスタンドからの観戦状態だった。
ステージはバンドが複数出るのでもしかしたら2つあったような気もする。

一番手が日本のイエロー。
終わって転換。

どこからともなく一台の黒いリムジンが特設ステージに到着。黒人ミュージシャン2人がベース、ドラム、白人ミュージシャンがキーボードでセットアップ。そしてリムジンから出てきたのが何とジェフベック!
「ええ~!?」観客は本当にびっくりした。普通だったら大トリと誰もが思っていたからだ。
ドカカカガーン。ドラムがものすごい音でウォーミングアップ。ベックが一言しゃべるや(GoodEveningと言ったと思う)いきなりギターでフリーソロを弾きまくり始めた。観客はもうここでピーク。興奮のるつぼに叩き込まれた。ベックはギターを巧みにフィードバックさせながら1曲目ConstipatedDuckにそのまま突入。アルバムブロウバイブロウからの曲を中心に演奏した。
ギターは僕の記憶ではストラトキャスターだったと思う。
この日のベックはほとんどノーMCでギターに全身全霊没頭して神懸かり的。絶好調に見えた。
ブロウバイブロウ以外の曲ではBBA時代の代表曲スティービーワンダーのSuperstitionをベックがトーキングモジュレーターを使いインストルメンタルで演奏。これも観客は興奮のるつぼだった。第2期ジェフベックグループのオレンジアルバムからスライドギターをフューチャーしたインスト曲Ican'tgive backthe loveIfeelfor youも演奏。
縦横無尽のギターワークに観客は酔いしれた。
最後の曲は多分即興的に作られたワンリフ、ワンコードの曲。(後の音楽雑誌でPowerと記載されていた)段々テンポアップして観客の手拍子を煽るだけ煽り、興奮のピークに達した時ThankYouVeryMuchとベックが言って突き放された感じで終わった。


何回かに分けて続く…この時のジェフベックの全貌を語る

【この記事シリーズ、コメントには返信いたしません。ご了承下さい。】

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