2017年度に災害時に教員がなすべきことをテーマにしたと書きましたが、震災の翌年、2012年に福島、宮城、岩手の障害者支援施設、特に記憶や判断に障害が起きる高次脳機能障害の方々を支える家族・支援者の団体を訪ねて、当時の対応についてグループインタビューを試みた学生がいました。彼は、熱心にお話を聞き、富山の全国大会にも参加していました。
高次脳機能障害のある方よりも、その周りの方々のほうが動揺し、情報を共有・把握することに手間取ったりします。もちろん、当事者はその状況の理解がうまくできなかったり、周囲への不適切な行動をしてしまうこともあります。いずれにしても、家族、支援者の負担を軽減する方策の重要性が示唆されました。
震災時の防災用品の開発や避難所での生活などについても毎年なんらかの関連テーマを研究する学生がいることは頼もしいことだと感じています。
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