2021年5月8日、神奈川新聞の論説に、「『災害女性学』今こそ」と題して「特報」が組まれていました。
冒頭に<災害発生という非常時には、それまで不均衡を覆っていたヴェールが剥がれ、社会に構造化されていたジェンダー問題が一気に浮上する>との指摘文が載っている書籍『災害女性学をつくる』(生活思想社)を紹介しています。記事を一部引用すると「阪神大震災では、避難所運営に女性の参画がなく、支援物資として女性用品が提供されることはほとんどなかった。プライバシーが確保されていない避難所やトイレの問題に加え、DVや性被害も多発。」と、あります。私たち災害ケアについて検討する上で、このジェンダーの問題を無視することはできません。一つには、なんとなく、避難所開設・運営、災害復興に男性中心のイメージがないでしょうか。考えてみれば、そこには非日常ではありますが、生活行為があり、LGBTの方を含めてジェンダーを意識し、一人ひとりが守られるように運営されなければなりません。したがって、防災計画などについても女性の視点が取り込まれていく必要があります。
これから、現在、災害ケアについて学生の皆さんにも、市民の皆さんにも、よりいっそう切実な課題として認識し、理解していただくための企画を検討しているところですが、今回の記事からも学びを得ました。こうした視点を持って、災害ケアの検討をしていきたいと思います。
ブログ管理者
地域連携災害ケア研究センター幹事
冒頭に<災害発生という非常時には、それまで不均衡を覆っていたヴェールが剥がれ、社会に構造化されていたジェンダー問題が一気に浮上する>との指摘文が載っている書籍『災害女性学をつくる』(生活思想社)を紹介しています。記事を一部引用すると「阪神大震災では、避難所運営に女性の参画がなく、支援物資として女性用品が提供されることはほとんどなかった。プライバシーが確保されていない避難所やトイレの問題に加え、DVや性被害も多発。」と、あります。私たち災害ケアについて検討する上で、このジェンダーの問題を無視することはできません。一つには、なんとなく、避難所開設・運営、災害復興に男性中心のイメージがないでしょうか。考えてみれば、そこには非日常ではありますが、生活行為があり、LGBTの方を含めてジェンダーを意識し、一人ひとりが守られるように運営されなければなりません。したがって、防災計画などについても女性の視点が取り込まれていく必要があります。
これから、現在、災害ケアについて学生の皆さんにも、市民の皆さんにも、よりいっそう切実な課題として認識し、理解していただくための企画を検討しているところですが、今回の記事からも学びを得ました。こうした視点を持って、災害ケアの検討をしていきたいと思います。
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