神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

本日1月17日は、1995年に阪神大震災が発生した日に当たります

2022-01-17 11:49:50 | 支援
 すでに28年前のことになります、阪神大地震が起きてから。都市での災害は火災も伴い、多くの命を奪うこととなりました。日本全国からの支援活動は、「災害ボランティア」の言葉も生まれ、さまざまな施策もこの年から開始されたように感じています。
 今朝のテレビでは、阪神大地震を知らない高校生たちが、いかに体験をしていない若い世代に阪神の経験をつなげていけるかを考え、ビデオインタビューをしてSNSでアップしている姿が映っていました。文字にしてしまうと伝わらない部分を語りの映像にしているのですが、編集の際に、一人ひとりの重たい経験をいかに捉えるか、経験を語ることで辛い思いをさせてしまうのではないか、など真剣に考えている姿は、未来の社会を支える人としての力を感じました。
 一昨日には、南太平洋のトンガ付近で大規模な噴火が発生し、日本の太平洋側に津波の影響を与えました。太平洋を囲む国々にはさまざまな影響を与えていますが、今後の気象変動もなんらかの影響を受けるかもしれません。そして、なによりもトンガ王国の住民の方々が心配です。インフラが損なわれて情報も十分に入ってきていない状況ですが、地球規模での災害対策、支援を考えていかなければなりません。

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地域連携災害ケア研究センター幹事

災害時の連携を考えるかながわフォーラム、開催される

2022-01-14 10:44:49 | 地域と共に
      2022.1.6.小雪でも街は弱いものです

 一昨日、2022年1月12日(水)に、「災害復興くらし応援・みんなのネットワークかながわ(準備会議)」の主催で次のような内容でイベントが開かれました。
 <災害時の連携を考えるかながわフォーラム>
◎基調講演 災害時の多様な主体による連携・協働の必要性、全国での取組紹介
      講演者 NPO 法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
      事務局長 明城 徹也さん
◎話題提供 県内市町村域における災害に備えた連携推進の動きについて
  報告者[平塚] 坂田 美保子さん (ひらつか市民活動センター センター長 / NPO 法人湘南NPO サポートセンター 理事長)
     [厚木] 小川 喜道 (神奈川工科大学 地域連携・貢献センター センター長 / 地域連携災害ケア研究センター 副センター長)
     [横須賀] 沼崎 真奈美さん (横須賀市立市民活動サポートセンター 館長 / NPO 法人YMCA コミュニティサポート)
◎報 告 かながわボランタリー活動推進基金21 協働事業 「広域大規模災害に備えた平常時からの行政、社協、NPO 等の連携体制構築」について

このzoomでのイベントでもあり、多くの市町村行政の方々の参加、災害関連に関わらず民間の団体、組織の方々が熱心に参加されていました。"平時からの顔の見える関係"、そうした連携が、災害時の対応を円滑にするものと思われます。そうした下地が徐々に神奈川にもできつつあるのではないかと思います。神奈川工科大学としても、そうしたネットワークの一つとして、また、専門的な役割も発揮していければ・・・と強く感じました。

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地域連携・貢献センター幹事