今日は、楽しいことも無いので昔聞いたおばあちゃんの昔話。
俺が、子供の時に寝る前に聞いたお話
「牡丹餅」
昔々、ある所に小川を挟んで2組のお爺さんとお婆さんが住んでいました。
お爺さんとお婆さんたちはトテモ仲が良く暮らしていました。
ある日、川向のお爺さんが川向こうのお爺さんの所へ遊びに行きました。
お爺さん達は、楽しく話しをしていると、お婆さんがお茶と黒い丸いお餅のようなものを持ってきました。
お爺さんが、黒いお餅のようなものを食べると
「これは美味しい、川向こうのお爺さん コレハなんと言う食べもんかね 」
すると、川向こうのお爺さんは
「これ 牡丹餅と言うものだがね。
川向のお爺さん、お前さんのお婆さんも作り方を知っているよ。」
川向のお爺さんは
「そうか~~ それなら早速作ってもらおう。」言って
話をやめて帰りました。
川向のお爺さんは、忘れない様に「牡丹餅 ボタモチ ぼたもち」と言いながら帰っていきました。
あっちへ行っても「牡丹餅 ボタモチ ぼたもち」
こっちに行っても「牡丹餅 ぼたもち」
家の前の小川を渡る時に「ドッコイショ」 そこから「ドッコイショ ドッコイショ」
家へ帰ると、 「お婆さん ドッコイショ、 作ってもらいたい物がある ドッコイショ
ドッコイショを作ってくれ」
お婆さんは、 「ドッコイショって何かね 聞いたことも無いよ」
お爺さんは、 「そんなことは無い 川向こうのお爺さんがお婆さんにも作れると言っていた。 作ってくれ」
お婆さんは、 「聞いたことが無いものは、作れない」
お爺さんは、 「お前は、あんな美味しい物をワシに食わせずお前だけで食べるのか 」 と言ってお婆さんのホッペタを パチン
お婆さんのホッペタは見る見るうちにプク~~
それを見たお爺さんは「オ~~オ 牡丹餅や牡丹餅や」
と言ったとさ
昔々のお話