きょうは、現場仕事2ヶ所だったのでこれと言って話も・・・
そこで、今日は
「義母観音になった鬼女」
昔々、ある所に鬼女(鬼婆)が住んでいました。
鬼女は、道に迷った旅人をダマシ食ったり
村から子供をさらっては食っていました。
ある時、鬼女は子供を生みましたが
一向に旅人をだまして食ったり、村から子供をさらっては食ったりしていました。
何時もの様に村へ子供をさらって食ってから家へ帰ってくると、
自分の可愛い子供がいません。
鬼女は、西へ山1つ越えた所まで探しても、東へ山1つ越えて所まで
探しても居なく毎日泣いていました。
ある日、お釈迦様が現れ
「お前の子は、私がさらい育てています。」と言いました。
鬼女は
「なんて酷い事を、私の子供を返せ!!」と言いました。
お釈迦様は
「お前の気持ちは、村からさらわれた子供の母親も同じ様に感じているのですよ。」と言い消えていきました。
その後、鬼女は、飢餓で親をなくした子供や戦で親をなくした子供を
家へ連れて帰っては、育てる様になりました。
すると、耳まで避けていた口は小さきなり、つり上がった目は穏やかな優しい目になりました。
そして、亡くなると村人たちは
「観音様のような人だった」と言う様になりました。
お釈迦様は、そう言われる様になった鬼所を義母観音とし村人たちも義母観音として敬いました。
メデタシメデタイ
昔々のお話