☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『ピロスマニ』(1969)

2013年09月12日 | 西洋/中東/アジア/他(クラシック)
『ピロスマニ』(1969)

ゲオルギー・シェンゲラーヤ監督、アフタンジル・ワラジさん、アッラ・ミンチンさん、ニーノ・セトゥリーゼさん出演。

【STORY】
グルジアの独学の天才画家ニコ・ピロスマニの数奇な生涯を描く伝記映画。

【感想レビュー】@theater
ロシア映画傑作選の2本目。

グルジアを舞台にした作品繋がりでした

これはかなり面白かったです!

主役の見せ方・描き方に惹き込まれて集中して観ました。

ところどころ吹いちゃう面白さもあったりして、ピロスマニに愛着を持ってしまいます

彼は、自分は変わっていないのに、周りが変わったしまった為に、不遇の生活になってしまいます。。

石畳みのある街角で、彼はどんどん身をやつしていきます。。

ピロスマニを演じるアフタンジル・ワラジさんの変幻自在ぶり、ほんとに素晴らしかったです

牛の絵やキリンの絵など、数々の作品も見どころでした


ロシア映画という風に認識して観た事がないのですが、特集のフライヤーを観て、なぜか絶対観なきゃ!と思ったのでした。

オタール監督の作品は、西島さんのラジオを拝聴してから、ずっと観たいと思ってはいたのですが

私はスクリャービンが好きで、演奏会でも取り上げて弾くのですが、ピロスマニはちょうど、同時代を生きた芸術家という事で、とても興味が湧きました。

スクリャービンは代々軍人の家柄でモスクワの貴族ですし、若くから才能を認められ、社交界の華でしたから、ピロスマニとは違う恵まれた境遇なのですが…。

同時代の芸術家が、何を考えていたのか、どのような生活だったのか、そういった様々な事に興味があります。

ロシア映画傑作選、あと一度位は行きたいです