『クロワッサンで朝食を』(2012)
イルマル・ラーグ監督、ジャンヌ・モローさん(フリーダ)、ライネ・マギさん(アンヌ)、パトリック・ピノー(ステファン)出演。

【STORY】
エストニアからパリにやってきた家政婦と、高級アパルトマンに住む孤独な老婦人との心の交流を綴るヒューマンドラマ。
出演は「死刑台のエレベーター」「突然炎のごとく」のジャンヌ・モロー、エストニア出身のライネ・マギ、「この胸のときめきを」のパトリック・ピノー。監督は本作が劇場用長編デビューとなるイルマル・ラーグ。
【感想レビュー】@theater
ジャンヌ・モローさんの鷲のような鋭い眼光が凄かった…。
肉体の衰えと対象的な、何か怒りを湛えた瞳。
何も…他者から愛される生き方、愛される人格でなくても、当たり障りのない生き方をそれなりにして来たら、たとえ表面的であったとしても…、たまーに顔を見に来てくれる友人の一人や二人は居そうな気もするけれど。。
(さらにもっと年齢を重ねると、同世代だとお互いに家から出れなくなりそうですが…´д` ;)
人生の黄昏にきて、自由に生きて来た代償と向き合うフリーダ。
一方、家政婦のアンヌは実母との永遠の別れを経験して、新しい風を感じにパリへとやって来ます。
アンヌが、『私も母の死を待っていた…』と言うシーンがありますが、それを聞いて、この映画は、この台詞に全てを凝縮したような気がしました。
泣けてきました。。
母も、同じ事を言っていたのを思い出して…。
経験した人にしか分からない感覚。。
母の介護経験を見聞きしているだけに、看取る難しさを感じます。
アンヌが、この言葉を口にする事が出来たのは、ほんの少し解放されたからであって、渦中にいる時、一番辛い時は口に出来ない想いだったのではないか…と思ったら、もうたまらなくなってしまいました…。
そして、この映画の主人公フリーダは、パリの高級アパルトマンに住むほど、経済的には何の不自由もないわけで、ファッションやアパルトマンの内装がとっても素敵でした!
そこだけは、観ていて救いだったかな…と思います。
イルマル・ラーグ監督、ジャンヌ・モローさん(フリーダ)、ライネ・マギさん(アンヌ)、パトリック・ピノー(ステファン)出演。

【STORY】
エストニアからパリにやってきた家政婦と、高級アパルトマンに住む孤独な老婦人との心の交流を綴るヒューマンドラマ。
出演は「死刑台のエレベーター」「突然炎のごとく」のジャンヌ・モロー、エストニア出身のライネ・マギ、「この胸のときめきを」のパトリック・ピノー。監督は本作が劇場用長編デビューとなるイルマル・ラーグ。
【感想レビュー】@theater
ジャンヌ・モローさんの鷲のような鋭い眼光が凄かった…。
肉体の衰えと対象的な、何か怒りを湛えた瞳。
何も…他者から愛される生き方、愛される人格でなくても、当たり障りのない生き方をそれなりにして来たら、たとえ表面的であったとしても…、たまーに顔を見に来てくれる友人の一人や二人は居そうな気もするけれど。。
(さらにもっと年齢を重ねると、同世代だとお互いに家から出れなくなりそうですが…´д` ;)
人生の黄昏にきて、自由に生きて来た代償と向き合うフリーダ。
一方、家政婦のアンヌは実母との永遠の別れを経験して、新しい風を感じにパリへとやって来ます。
アンヌが、『私も母の死を待っていた…』と言うシーンがありますが、それを聞いて、この映画は、この台詞に全てを凝縮したような気がしました。
泣けてきました。。
母も、同じ事を言っていたのを思い出して…。
経験した人にしか分からない感覚。。
母の介護経験を見聞きしているだけに、看取る難しさを感じます。
アンヌが、この言葉を口にする事が出来たのは、ほんの少し解放されたからであって、渦中にいる時、一番辛い時は口に出来ない想いだったのではないか…と思ったら、もうたまらなくなってしまいました…。
そして、この映画の主人公フリーダは、パリの高級アパルトマンに住むほど、経済的には何の不自由もないわけで、ファッションやアパルトマンの内装がとっても素敵でした!
そこだけは、観ていて救いだったかな…と思います。
