☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『首』(1968)

2013年09月22日 | 邦画(クラシック)
『首』(1968)

森谷司郎監督、小林桂樹さん(正木ひろし)、古山桂治さん(吉田弁護士)、鈴木良俊さん(山口助手)出演。

【STORY】
昭和十八年の冬、一人の鉱夫が警察で死んだ。死因に疑いがあるということで、弁護士の正木が遺族から、調査を依頼された。正木は死亡診断書に死因が、脳溢血とあるのを怪しんだが、警察や検事は死体を見せようともしなかった。正木は、そこに拷問死のにおいをかぎ、いかに戦時下とはいえ、官憲の横暴、残虐さに激しい怒りを覚え、この事件を徹底的に調査しようと決心したのである…。

【感想レビュー】@theater
実録!犯罪列島2行ってきました

冒頭の、木枯らしが舞い上がっているシーン!!!
初っ端から心を持ってかれました

そして、小林桂樹さんが凄かったです…。
だんだんに眉間の皺は深くなり…モノクロだから余計に黒々と……の、どアップがスクリーンいっぱいに映されて!!

もう弁護士としてなのか、正木ひろしという人間としてなのか、分からなくなってきますが、執念が形になっていく、その描き方がスピーディだし、素晴らしくて

実際に首を切った、事情を知らない男のひょうひょうとした態度と言動が可笑しくて可笑しくて…。
正木さんの眉間の深い皺と反比例して、面白過ぎました‼

首を切っている時の音と顔のアップは怖かったです…

来て良かった
犯罪列島!