山の様子を見に行った。雪は大分融けてきたが、折れた竹が右に左に重なって進路を妨げている。
道路は石ころだらけ、イノシシの仕業か、それとも雪の性か。
イノシシの被害が多いと言うので、罠を何カ所か設置してあると聞いていたが本物を見るのは初めて、中を覗いたが餌を仕掛けてある様子がない。
今年初めての法話会が始まった。
坊守さんが今年2月にインドに行って来たと言うのでその報告会。
出発する時は大雪で北陸線は全面運休。しかたないので新幹線で行ったという。
お金がかかるがしょうがない。それでも新幹線があったからこそ行ってこれたとのこと。
住職が本人に説明しろと言うが、経験のない坊守さんはただおろおろするばかり。
住職や副住職の助けを借りて何とかやり終える。
写真を一杯撮ってきたからと廻していたが、説明がないからさっぱり分からない。
ただ、一枚だけおもちゃのような機関車が映っていた。まるで積木細工のようだった。
新幹線が走るわが国ではとても信じられないようなきゃしゃなものだった。
こんな物が今でも走っている国があるのかなと、感心?して見ていた。
面白いのはその後、住職が大雪に見舞われた今冬の苦労話がはじまった。
大概の門徒さんは今月は雪があって入ってこれないからと別の日を指定してくるのだが、中には電話をしてこない門徒さんがいる。
そんな時は、こちらから電話を入れる訳にもいかず、行かなければいけないのです。道は開いてないし車を止めるとこらはない。二車線道路も一車線しかなく、車を止めたらほかの車が通れなくなるので、近くのコンビニかスーパーの駐車場に止めて歩くしかない。家の前に行こうにも人の足跡しかない。とにかく大変だったようだ。
ボランティアや町会の集まりで手に入れた情報も話してくれた。
2月からゴミ収集の有料化が始まったが、最近では年々高齢化が進んで、大雪でゴミ置き場まで持って行けない人が出てきて、そんな時は市から町会で集めてくれとの指示が出るのだが、肝心の役員も高齢化して出てくれる人も少なくて協力してくれる人も集まらないという。
少子高齢化が進んでこれからどうなるのだろうと思うと、気が遠くなる思いをした。
いつもの事だが、仏さんの話より、付録の話の方が面白いのである。
コウは人に擦り寄ってくるようになってたが、まだ手を出せない。何しろ短気でなのでビクビクする毎日である。