朝日に映えて素晴らしく輝いていた花があった。

学問をさせるため満仲の子 美女丸は近くにある中山寺に預けられました。
ところが、美女丸は武芸に励むばかりでとんと学問をしません。

怒った満仲は部下の仲光に美女丸が学問をしないなら殺してこいと命じた。

そのこと耳にした仲光の子幸寿父に向って私をかわりに切ってくださいと言った。それでこそ、我が子よと幸寿を褒めるがさすが我が子を切る気にはなれません。

美女丸は幸寿を殺すなら私も後追いますという。
それでは何をしているか分からない。
美女丸を逃がし幸寿の首をはねた。

満仲の前に美女丸の首だと偽って幸寿の首を差し出した。
それを信じた満仲は代わりに幸寿を我が子にするから連れてこいという。
さあ、困ったことになった。
そこに現れたのがお寺の住職。
事のいきさつを満仲に話し美女丸を許せと説得。

満仲が美女丸を許したことで、仲光は喜びの舞を舞った。

美女丸を殺せ、さもなければお前もただではすまぬと脅されてさてどうしたものか。

父の苦悩を察した幸寿は美女丸の代わりに自分を殺せと言う。
そんな恐ろしいことが実際に出来るのだろうか。いかに親のためと申せど・・・。
そんな恐ろしい時代があったのだろうか。
日本のため、天皇陛下の為多くの人が犠牲になった。彼らが自分で選んだ道ではない。強制されてそうさぜるおえなかったのだ。そんな時代が実際にあった。多くの人が戦禍で散っていった。桜の花のように。
「満仲」は余計な話が少ないのでわりと理解しやすい曲だった。