亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

枕慈童 (邯鄲の枕)

2021-05-02 | 写謡
唐土魏の国の文帝に仕える臣下は、宣旨によって酈縣山(てっけんざん)の麓から湧き出で來る薬の水の源を探査に赴いた。

700年生きぬいているのに未だ若い姿を保っている慈童(じどう)に出会った。

皇帝からもらった枕には
「具一切功徳慈眼視衆生。福聚海無量是故應頂礼」の妙文が添えられていた。
それを菊の葉に書き写した。
その葉から滴る雫を飲んで慈童は700歳まで年を取らずに生き延びた。
中国の話である。謡には中国の話が所々のっているが、この曲はまるまる中国の話だった。
魏(ぎ)というのは紀元前403年~221年、中国の戦国時代に有った三国の一つである。

散歩道はツツジの花の真っ盛り。
タケノコのシーズンです。散歩仲間で最年長の老婦人にプレゼントしました。
やはり昔人間です。「おいしかた~」とお喜び。
スーパーでタケノコを売っているがなかなか売れないらしい。
現代人はタケノコを食べないんだ。

コメント (1)
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