家内が補聴器が欲しいというので眼鏡屋を訪ねた。
そこで知ったのは耳鳴りが改善できるということ。
耳鳴りは外部から入って来た音が何なのか解明できないとき能は勝手に音を作り出すものらしい。
電話の音が聞こえないという人がいる。
耳なりの音と電話の音と周波数が似通っているので区別が出来ないのだろう。
家内は電話の音だけでなく目覚まし時計の音も区別できないらしい。
そのくせ、目覚ましを確りセットしている。
目覚ましで起きるのは家内でなく何の関係がない私の方で大変迷惑している。
人の耳の聞こえ方はそれぞれ違うようだ。
それを邪魔しているのが耳鳴り。
私は子どもの頃からずっと耳鳴りで悩んでいる。
耳鳴りがすると神経が疲れて人の声を聴き分けできなくなるので、社会生活に
馴染んでいくのが難しくなり人中に出るのがおっくうになる。
この耳鳴りが改善できるという。
不可能と思われたことが可能になった。
実際家内が新しく出来た補聴器で調整してもらうと、確かに耳鳴りが小さくなったという。
耳鳴りがどんなものかかなり解明できるようになったという。
不可能と思われたことが科学の力で解明できるようになったのである。
科学の発展にはただただ驚くばかりである。
その補聴器も家に帰るとサッサと外してしまい何のために補聴器を新調したのか分からない。
補聴器は訓練しないと馴染まないという。
一日中付けていないと意味がないと言うのに、家内は何のために補聴器を新調したのか分からない。
夫婦の会話は相変わらず成り立たない。
一番大事なことなのに。