義経と頼朝は不仲になて義経は西國に落ちることになりました。
弁慶の計らいで静は都の返されることになった。
静は義経と別れる前に一指し舞うことになった。
船出をすると海は大荒れとなった。
平知盛の亡霊が義経の船を沈めようと大暴れした。
義経は少しも慌てず勇敢に戦った。
弁慶は数珠を揉み五大明王に必死に祈った。
亡霊は弁慶の必死の祈りに負けて消えていった。
謡を始めた頃、正月能を見に行った。舞台は緊迫に満ちていた。
「凄いでしょう。こんなお能もあるんだよ」。と先生が言った。
能と言うものは動きが少なく静かな芸能だと思っていた。
驚いた。義経はどうなるのだろうとひやひやして見ていた。
お能は眠たくなるものと思っていたが緊張してひやひやした。
弁慶は5大明王の名を挙げて必死に祈っている場面。
やたらと棒を引っ張ってある所は「大乗(オオノリ)」と言って、太鼓の入るところで調子に乗り、リズミカルに謡う所。ところが、この場所は慣れるまでなかなか頭に入らず苦労したところだ。いったんリズムを覚えれば大したところでないのだが。
前回はすじ雲について自論をかいたが、あとで、あれ、少し変だよ。と気がついた。偏西風は西から東に向かって吹く。でもこの雲は東から西に伸びている。反対じゃないか。間違ったこと書いたかな。
考え直した。上昇気流は下の雲を持ち上げるのではなく、上空で新たに雲を作ってだんだん大きくなるのだ。そして最後の破裂するようにしてなくなるのでは。超新星のように。と思えば辻褄が合う。生意気だと気象予報士に叱られるかな。