11月26日(木)の黍生山です
共有林は杉、檜の林ですから昼でもなお暗い
そのくらい谷底に赤いものが望遠で見るとマムシグサの実が未だ残っていました
山小屋さんがアラカシと仰ったこの木も随分葉っぱが落ちました
10時18分 山頂の気温は10.5℃
霞んでます
靄に包まれた名古屋の街の向こうに養老山地更にその向こうには鈴鹿山脈
幻想的な風景です
御嶽山も中途半端によく見えます
中央アルプスも中途半端に…右端には宝剣が見えてます
最近立て続けにラリーとウォークに行った南の焙烙山は奥の山
今日の主役はツノ付茸鎌
これを極トン師匠が常日頃愛用していた
面さんと欲しいなあって話していたがステンをプレスした安物は生産中止になっていた
まして師匠のは鍛冶屋に打たせた業物もう打てる職人がいないらしいと諦めていた
ところが師匠の業物の柄が壊れ特殊な構造のようで簡単には柄が付け替えられなかったそうな
そこで師匠はその鎌を土佐のZAKURIと言う7人の鍛冶師集団に送って
「これと同じものが打てないか」と問い合わせ打たせたそうな
それを師匠から聞いたバカは面さんの分と2本注文
すると師匠の鎌を打ったとき余分に2本打ったと言う出来過ぎた話
直ぐに研いで柄を付けて送って呉れた
この世に3本しかないこの鎌今では黍生山のお供
職人が見たら怒りそうな無茶な使い方をしていますが今のところ刃こぼれナシ
両刃なので刃こぼれし難いんですでもその分使い方を弁えないと切れ無いと言うじゃじゃ馬
両刃・・・どことどこが両なの?
あの突起の角の役割は?
猫に小判になりませんように。
V形の断面ですね。
片刃はレ形の断面です。
西洋包丁は両刃ですね。
和包丁は片刃なのでダイコンなどを切るとき真っ直ぐ切るのが難しいです。
その代わり脆いですけど刃の食い付きは良いです。
ツノはヘボが木の枝に止まったときに活躍します。
それに急斜面の上り下りにも活躍します。
読み方がわかりません。
珍しい道具があったものですね。
草刈り機の時代にも、こんな道具が、使えるのですね。
こうして宣伝されると何となく恥ずかしい?が、これって凄く優れモノで色々な分野で役立って来た!!!
一番は、春先、「タラの芽」を取る際、裏側の角をタラの木に引っかけ手繰り寄せる時非常に好都合!!! 先ず、完璧にタラの芽の収穫が出来る。
歳老いて来ると山歩きには危険が伴う!この危険防止 の為に鎌を角部を先にして杖代わりに使う!!! これって最高の杖になります!!! 使い出してから転んだ事がない!!!又、獣等の外敵から身を守る際の小道具になる! 取分け、急坂を上り下り際使うと3本足になり身の安全が担保される。
この「ZAKURI茸鎌」は青鋼を使用しているので切れ味が抜群!!!使い易い鉈代わりにもなる!!!スガレ追ひ時藪払いに威力を発揮する・・・
老い耄れ爺の3本目の脚です!!!
先人が編み出した生活の知恵ですね・・・
このツノは切った小枝などを引き寄せて
片づけるのに便利だと思います。
田舎の鉈にもツノがついたのがありました。
これは柄が長いので持ち運ぶ時、刃先を
保護するカバーが必要ですね。
面さんは器用だから板ですぐに作るのでは
ないでしょうか?
この鎌、ステンの打ち抜きの物は去年まで松本のDIYに有ったそうです。
刃物付の杖ですね。
中々重宝しています。
お陰様で念願のキノコ鎌を手に入れる事が出来ました。
黍生山山行の折りには何時も持って行きます。
今はじゃじゃ馬ならし中と言ったところですが、
明るい登山道作りには欠かせない道具となっています。
義父はず~っとあれを愛用していました。
私は刃を下にし刃先を先に向け杖にしています。
歩きながら屡々使うので鞘は要らないです。
面さんは消防用のホースでカバーを作ると言っていました。