東京府中市の税理士 金成祐行の日々の気付き

税理士法人の経営、強度行動障害の自閉症の息子との生活、悪戦苦闘の毎日で、日々気づいたことを書いていきたいと思います。

指摘する勇気

2007-01-22 18:51:58 | 経営
府中市の公立学校の「学校評価委員」を拝命しています。

学校の中を見せていただいて、授業も参観させていただいて、
資料や校長先生のお話から、学校の改善点や、方針に対するアドバイスを加える。

その中で、どうしても指摘せざるを得ない部分がある。
当然耳に痛い部分。


先生方のお一人お一人の顔を拝見していると、
子供達への愛情、教師としての使命感が伝わってくる。
現場で大変なご苦労をされて、教育に取り組んでいるのだろう。

そのことは痛いほど感じる。

しかし指摘せざるを得ない部分は、自分が感じたまま、
率直に述べさせていただいている。


その際、感じるのは、指摘することは、諸刃の剣。
自分にも、その言葉が返ってくる。

「おい、金成。そういうおまえはどうなんだ??」

先生方が、一生懸命だからこそ、帰ってくる刃が辛い・・・・
でも、それに耐えて、言わなければならない。
元気に学校で勉強している子供達のために。
「学校評価委員」として、少しでも学校を良くしなければならない。


税理士として、お客様の経営の姿勢を指摘する場合も、同じ・・・
「事なかれ」が一番楽なのだが・・・・




3年ほど前、私の師匠の講義の場で、講義参加者全員が、
3時間もの間、烈火のごとく叱られたことがある。

あの現場では、叱られている私たちは、当然、憔悴し、徹底的な反省を迫られたのだが・・・

実は・・・
先生も「叱っている先生自身」と、シビアな格闘をしていたのではないか。
それに負けず、真に私たちのことを想い、3時間もの間、烈火のごとく叱ってくださった先生の偉大さが、いまにして分かるのです。





コメント
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