メディアに対しても元経産省官僚の古賀茂明氏ら反増税派言論人の露出をやめさせるべく圧力をかけている。反増税派きっての論客、元財務官僚の高橋洋一・嘉悦大学教授も標的にされた一人だ。財務省内では「高橋はブラックリストの筆頭」(同省有力OB)とされ、高橋氏も、「最近、対談の企画や討論番組への出演依頼の後、『今回はご遠慮させていただきたい』とキャンセルされるケースが何度かあった」と語る。たとえテレビ出演が実現しても、重要な発言がカットされる現実に直面した . . . 本文を読む
エンジンに致命的な欠陥をもち、肝心の艦載機の着艦関連装置がなく、さらに艦載機も模造品であるなど、「空母としては無用の長物で、たんなるポンコツでしかない」との評価が定着しつつある . . . 本文を読む
日本を支配しているのは、必ずしも財務官僚だけではない。実は財務官僚も恐れる集団があるのだ。財務官僚をも支配、コラボレーションして、わが国を統治支配しようとする「検察官僚」の存在である . . . 本文を読む
p14~ 夏の夕暮れ前、玄関から続く暗い廊下に一瞬、光が差し込み、蝉時雨がなだれ込む。続いて、新聞受けがコトンと音を立てた。 もう、そんな時間なのか。西山啓子(ひろこ)(74歳)は台所を離れると、新聞受けを開いた。毎日新聞の2009年7月26日付夕刊を手にテーブルに戻ると、一面から順に記事を追う。最後のページをめくり、社会面に目を落としたときだった。 「あっ」 下段の片隅にある顔写真に目が留まり、声にならない叫びが胸のうちで消えた。そこにあったのは、まぎれもなくあの人の名前だった。 〈佐藤道夫さん 76歳(さとう・みちお=元札幌高検検事長、元参院議員)15日、死去〉 啓子は自分でも驚くほど落ち着いていた。2009年7月16日付の毎日新聞夕刊。短い訃報を読み進めていくと、やはり、そのくだりはあった。 〈東京地検時代の72年に外務省機密漏えい事件を担当、「ひそかに情を通じ」と書いた起訴状が議論を呼んだ〉 もう40近く前のこととはいえ、忘れることはない。 1972年3月、当時の社会党議員が国会で、沖縄返還をめぐる密約があったのではないか、と政府に迫った。振りかざした右手には、密約の証拠となる外務省の機密電信文の写しが握られていた。 政府はかたくなに否定した。 まもなく、電信文に押されていた決裁印から漏洩元が判明する。毎日新聞政治部の記者だった夫が外務省の助成事務官から入手し、社会党議員に渡したのだった。夫と電信文を渡した女性事務官は国家機密を漏らすことに手を染めたとして、国家公務員法違反の疑いで逮捕された。(~p15) . . . 本文を読む
「調書に署名押印するかどうかはあなた自身の判断だ」との田代検事の説明を受けた石川議員が、「署名拒否でもいいですか」と尋ね、「どうしますか、拒否しますか」と確認されると、「そんな突き放さないでくださいよ」と述べたとあるが、録音記録にこうしたやりとりはない . . . 本文を読む
権力の操り人形(メディア)が小沢氏が法廷で「記憶にない」を繰り返した事を強調し、犯罪者がシラを切り通したという印象を国民に与える一方、有識者に「市民とかけ離れた異様な金銭感覚」などと言わせて小沢氏の「金権ぶり」を批判した。しかし「記憶にない」ものは「記憶にない」と言うしかない。繰り返したのは検察官役の指定弁護士が同じ質問を何度も繰り返したからである。そして私は政治家の金銭感覚を問題にする「市民感覚」とやらに辟易とした。 . . . 本文を読む