今年2回目の明神塾。大神輿渡御の終わった熱気がまだ残っている神社で行われました。ブログで紹介するのは、バックナンバーをたどったら、なんと2005年7月15日以来のこと・・・。
改めて明神塾は今年で13年目を迎える神田明神版江戸文化講座。今回は塾長に江戸学の鬼才・田中優子先生を迎え、「江戸のミステリー 源内・直武―江戸・秋田」をテーマに講座が行われてます。
平賀源内はご存知、「エレキテル」の人。でもそれだけじゃありません。源内の肩書きは医者・本草学者(今でいう薬剤師?)、蘭学者、作家、発明家、画家などなど、いろんなことしてる人でした。
小田野直武は名前だけ聞いたらピンときませんが、「解体新書」の挿絵を描いた人と言えば、なんとなく「ああ」と思うでしょう。この直武を秋田で見出したのが源内でした。
この2人の人物を中心に江戸のミステリー=平賀源内の不可解な殺人事件を解明してゆく、それが今回の目的。
2回目は田中塾長と山本丈志氏(秋田県立近代美術館)の対談「秋田蘭画」。
直武をはじめとする秋田生まれの蘭画の解説では、活きた江戸の文化・歴史・人物など様々なものが会場いっぱいに躍り出てきて、それを「体感」した、そんな講座でした。
そして何より良かったのが、山本丈志さんの人柄。
やわらかい口調、それでいて芯は真っ直ぐな、秋田出身の素朴な人柄。
9月に予定しています「ミステリーツアー」では、今度は山本さんを訪ねて秋田に旅する予定です。
ふるってご参加ください。
次回は7月5日(月)。田中塾長と石山貴美子氏による対談「写真で見る秋田の魅力」です。
詳細は明神塾サイトhttp://www.kandamyoujin.or.jp/myojin.htmlをご覧ください。