神幸祭の行列は大手町一丁目の将門塚に到着しました。
現在、奉幣の儀(ほうへいのぎ)が執り行われています。
将門塚は古代に活躍した平将門公の御首(みしるし)をお祀りしています。
現在、日本最大のビジネス街、東京都千代田区大手町に位置します。
平将門は、平安時代中頃に関東地方で天慶の乱を起こした人物です。徳治2年(1307)遊行寺二世真教上人が江戸に行脚した折、将門塚が荒れ果てていたため塚を修復し、板石塔婆を立てて傍らの日輪寺において供養したとされます。
そして、今からちょうど400年前、元和2年(1616)に、徳川家康公が江戸幕府を開き江戸城を拡張することになり、江戸城の表鬼門守護にあたる現在の地に遷座しました。
現在の将門塚は、昭和45年(1970)に将門塚保存会などにより整備されたものです。