皆様、こんばんは。
事務局です。
24日の一宮市内は、雲がほとんどない晴天になりました。
ただし、風が強く、体感的に寒く感じる1日となりました。
本日の私(寺西)は、納品、塗装作業、現場作業でした。
「決算・確定申告書相談会」の会場が混雑して、会員の皆様に、ご迷惑をおかけしています。
理事(指導員を兼ねる)様の数が少ないため、確定申告書の内容チェック等に、たいへんに時間がかかる状態になっています。
昔(私が30歳代の頃)は、20名ほどの指導員(理事を含む)様が、当番制で10名ほど会場に出られて、会員の皆様の相談を受けておりました。
現在、指導員様は私も含めて8名に減っており、当番制で3~4名が、会員の皆様の相談を受けています。
相談される会員様が多い時は、事務局長様、事務局員様が、通常業務を止めて、相談を受けています。
火曜日は、理容院や美容院を経営される事業者様が、数多く相談にいらっしゃるため、午前はたいへんに混雑いたします。
火曜日以外の日に、相談をずらせる会員様がいらっしゃりましたら、比較的空いています、水曜日や木曜日に回っていただきますと、ありがたく思います。
前回の続きになります。
(4-15)仕訳のルールを再勉強しましょう―――――
複式簿記で一番大切なルールが仕訳になります。
仕訳のルール(25)・・・・・・・・・・・・・・・
※相談会で、ポツポツと質問がありました、車両運搬具の減価償却についてです。
「決算整理仕訳」になります。
例題を、分解、仕訳してみます。
2015年1月29日、事業用に使う新車のトラックを現金で購入しました。
新車両(トラック)―――――
購入価額:2,100,000円
減価償却費の計算方法は、いくつかありますが、ここでは「定額法」を使って、減価償却費の計算をしていきます。
※他に「定率法」がございます。
以下は計算式になります。
業務用に使った月数を求めます。
※1ヵ月未満の月数は1ヵ月と考えます。
※取得した年は取得価額が「期首未償却残高」になります。
取得価額×定額法償却率×業務用に使った月数/12(12分の業務用に使った月数)=償却費
減価償却費を計算してみましょう。
・1月29日に購入。
・購入価額は2,100,000円
・耐用年数5年
・定額法償却率0.200
・事業専用割合80%
(1)減価償却費の計算―――
購入した年の減価償却費を算出します。
・2,100,000円×0.200×12/12(12分の12)=420,000円
この計算では、1年間の減価償却費は100%必要経費になります。
事業専用割合が80%としていますから、残った20%は必要経費に計上できませんので、「家事按分」の計算をおこないます。
(2)家事按分の計算――――
家事使用按分の算出をします。
・420,000円×20%=84,000円
20%分は84,000円になりました。
算出しましたら、(1)減価償却費から(2)家事使用按分を差し引きする仕訳をおこないます。
a.トラックの減価償却、家事使用按分の借方科目を捜します。
↓
「減価償却費」「事業主貸」
↑
※損益計算書の「経費」、貸借対照表の「資産」にあります。
b.トラックの減価償却、家事使用按分の貸方科目を捜します。
↓
「車両運搬具」「減価償却費」
↑
※車両運搬具は、貸借対照表の「資産」、減価償却費は「経費」にあります。
取引を仕訳にすると、以下のようになります。
[借方] [貸方]
減価償却費/車両運搬具
420,000円 420,000円
事業主貸 /減価償却費
84,000円 84,000円
経費グループの「減価償却費」、資産グループの「事業主貸」が増加しますので、借方(左側)に記入します。
資産グループの「車両運搬具」の価値、経費グループの「減価償却費」が減少しますので、貸方(右側)に記入します。
振替伝票には以下の順に起票します。
金額 借方科目
―――――――――――
420,000 減価償却費
84,000 事業主貸
摘要
―――――――――――――
トラック減価償却 家事按分
貸方科目 金額
――――――――――
車両運搬具 420,000
減価償却費 84,000
参考に、勘定科目の位置は以下です。
勘定科目 借方 貸方
―――――――――――――――
収入グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
経費グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
資産グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
負債グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
資本グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
次回に続きます。
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事務局です。
24日の一宮市内は、雲がほとんどない晴天になりました。
ただし、風が強く、体感的に寒く感じる1日となりました。
本日の私(寺西)は、納品、塗装作業、現場作業でした。
「決算・確定申告書相談会」の会場が混雑して、会員の皆様に、ご迷惑をおかけしています。
理事(指導員を兼ねる)様の数が少ないため、確定申告書の内容チェック等に、たいへんに時間がかかる状態になっています。
昔(私が30歳代の頃)は、20名ほどの指導員(理事を含む)様が、当番制で10名ほど会場に出られて、会員の皆様の相談を受けておりました。
現在、指導員様は私も含めて8名に減っており、当番制で3~4名が、会員の皆様の相談を受けています。
相談される会員様が多い時は、事務局長様、事務局員様が、通常業務を止めて、相談を受けています。
火曜日は、理容院や美容院を経営される事業者様が、数多く相談にいらっしゃるため、午前はたいへんに混雑いたします。
火曜日以外の日に、相談をずらせる会員様がいらっしゃりましたら、比較的空いています、水曜日や木曜日に回っていただきますと、ありがたく思います。
前回の続きになります。
(4-15)仕訳のルールを再勉強しましょう―――――
複式簿記で一番大切なルールが仕訳になります。
仕訳のルール(25)・・・・・・・・・・・・・・・
※相談会で、ポツポツと質問がありました、車両運搬具の減価償却についてです。
「決算整理仕訳」になります。
例題を、分解、仕訳してみます。
2015年1月29日、事業用に使う新車のトラックを現金で購入しました。
新車両(トラック)―――――
購入価額:2,100,000円
減価償却費の計算方法は、いくつかありますが、ここでは「定額法」を使って、減価償却費の計算をしていきます。
※他に「定率法」がございます。
以下は計算式になります。
業務用に使った月数を求めます。
※1ヵ月未満の月数は1ヵ月と考えます。
※取得した年は取得価額が「期首未償却残高」になります。
取得価額×定額法償却率×業務用に使った月数/12(12分の業務用に使った月数)=償却費
減価償却費を計算してみましょう。
・1月29日に購入。
・購入価額は2,100,000円
・耐用年数5年
・定額法償却率0.200
・事業専用割合80%
(1)減価償却費の計算―――
購入した年の減価償却費を算出します。
・2,100,000円×0.200×12/12(12分の12)=420,000円
この計算では、1年間の減価償却費は100%必要経費になります。
事業専用割合が80%としていますから、残った20%は必要経費に計上できませんので、「家事按分」の計算をおこないます。
(2)家事按分の計算――――
家事使用按分の算出をします。
・420,000円×20%=84,000円
20%分は84,000円になりました。
算出しましたら、(1)減価償却費から(2)家事使用按分を差し引きする仕訳をおこないます。
a.トラックの減価償却、家事使用按分の借方科目を捜します。
↓
「減価償却費」「事業主貸」
↑
※損益計算書の「経費」、貸借対照表の「資産」にあります。
b.トラックの減価償却、家事使用按分の貸方科目を捜します。
↓
「車両運搬具」「減価償却費」
↑
※車両運搬具は、貸借対照表の「資産」、減価償却費は「経費」にあります。
取引を仕訳にすると、以下のようになります。
[借方] [貸方]
減価償却費/車両運搬具
420,000円 420,000円
事業主貸 /減価償却費
84,000円 84,000円
経費グループの「減価償却費」、資産グループの「事業主貸」が増加しますので、借方(左側)に記入します。
資産グループの「車両運搬具」の価値、経費グループの「減価償却費」が減少しますので、貸方(右側)に記入します。
振替伝票には以下の順に起票します。
金額 借方科目
―――――――――――
420,000 減価償却費
84,000 事業主貸
摘要
―――――――――――――
トラック減価償却 家事按分
貸方科目 金額
――――――――――
車両運搬具 420,000
減価償却費 84,000
参考に、勘定科目の位置は以下です。
勘定科目 借方 貸方
―――――――――――――――
収入グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
経費グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
資産グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
負債グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
資本グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
次回に続きます。
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