青色鉄道模型運転会

一宮市青色申告会ホールで開催されている、鉄道模型運転会公式ブログです。Xアカウントは@railaoiro138a

複式簿記を再勉強(21)

2016-02-24 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

24日の一宮市内は、雲がほとんどない晴天になりました。

ただし、風が強く、体感的に寒く感じる1日となりました。

本日の私(寺西)は、納品、塗装作業、現場作業でした。

「決算・確定申告書相談会」の会場が混雑して、会員の皆様に、ご迷惑をおかけしています。

理事(指導員を兼ねる)様の数が少ないため、確定申告書の内容チェック等に、たいへんに時間がかかる状態になっています。

昔(私が30歳代の頃)は、20名ほどの指導員(理事を含む)様が、当番制で10名ほど会場に出られて、会員の皆様の相談を受けておりました。

現在、指導員様は私も含めて8名に減っており、当番制で3~4名が、会員の皆様の相談を受けています。

相談される会員様が多い時は、事務局長様、事務局員様が、通常業務を止めて、相談を受けています。

火曜日は、理容院や美容院を経営される事業者様が、数多く相談にいらっしゃるため、午前はたいへんに混雑いたします。

火曜日以外の日に、相談をずらせる会員様がいらっしゃりましたら、比較的空いています、水曜日や木曜日に回っていただきますと、ありがたく思います。

前回の続きになります。

(4-15)仕訳のルールを再勉強しましょう―――――

複式簿記で一番大切なルールが仕訳になります。

仕訳のルール(25)・・・・・・・・・・・・・・・

※相談会で、ポツポツと質問がありました、車両運搬具の減価償却についてです。

「決算整理仕訳」になります。

例題を、分解、仕訳してみます。

2015年1月29日、事業用に使う新車のトラックを現金で購入しました。

新車両(トラック)―――――
購入価額:2,100,000円

減価償却費の計算方法は、いくつかありますが、ここでは「定額法」を使って、減価償却費の計算をしていきます。

※他に「定率法」がございます。

以下は計算式になります。

業務用に使った月数を求めます。

※1ヵ月未満の月数は1ヵ月と考えます。

※取得した年は取得価額が「期首未償却残高」になります。

取得価額×定額法償却率×業務用に使った月数/12(12分の業務用に使った月数)=償却費
            
減価償却費を計算してみましょう。

・1月29日に購入。
・購入価額は2,100,000円
・耐用年数5年
・定額法償却率0.200
・事業専用割合80%

(1)減価償却費の計算―――

購入した年の減価償却費を算出します。

・2,100,000円×0.200×12/12(12分の12)=420,000円

この計算では、1年間の減価償却費は100%必要経費になります。

事業専用割合が80%としていますから、残った20%は必要経費に計上できませんので、「家事按分」の計算をおこないます。

(2)家事按分の計算――――

家事使用按分の算出をします。

・420,000円×20%=84,000円

20%分は84,000円になりました。

算出しましたら、(1)減価償却費から(2)家事使用按分を差し引きする仕訳をおこないます。

a.トラックの減価償却、家事使用按分の借方科目を捜します。
   ↓
「減価償却費」「事業主貸」
   ↑
※損益計算書の「経費」、貸借対照表の「資産」にあります。

b.トラックの減価償却、家事使用按分の貸方科目を捜します。
   ↓
 「車両運搬具」「減価償却費」
   ↑
※車両運搬具は、貸借対照表の「資産」、減価償却費は「経費」にあります。

取引を仕訳にすると、以下のようになります。


[借方]    [貸方]
減価償却費/車両運搬具
420,000円  420,000円
事業主貸 /減価償却費
84,000円  84,000円

経費グループの「減価償却費」、資産グループの「事業主貸」が増加しますので、借方(左側)に記入します。

資産グループの「車両運搬具」の価値、経費グループの「減価償却費」が減少しますので、貸方(右側)に記入します。

振替伝票には以下の順に起票します。

金額    借方科目
―――――――――――
420,000  減価償却費
84,000   事業主貸

      摘要
―――――――――――――
トラック減価償却 家事按分

貸方科目  金額
――――――――――
車両運搬具 420,000
減価償却費 84,000

参考に、勘定科目の位置は以下です。

 勘定科目  借方   貸方
―――――――――――――――
収入グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
経費グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
資産グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
負債グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
資本グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――

次回に続きます。

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複式簿記を再勉強(20)

2016-02-23 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

23日の一宮市内は、晴れのよい天気になりました。

引き続き、風は弱く、日中は少し、暖かくなっていました。

本日の私(寺西)は、縫製作業と現場見積もり作業でした。

今日は「税理士の日」なんだそうです。

一宮市青色申告会は、会長様も含めて、税理士の皆様にお世話になっています。

昨日、顧問税理士をなされていました、市川先生が、お亡くなりになったお話を、他の顧問税理士様からお聞きました。

2年前、市川先生に数回、昼食をおごっていただきました。

お返しで、旅行のお土産をお渡ししたところ、

―次回以降、私にお礼はいいから、寺西さんの後輩に、昼飯をおごってあげなさい―

と言われたことが、心に残っています。

ご冥福を申し上げます。

前回の続きになります。

(4-14)仕訳のルールを再勉強しましょう―――――

複式簿記で一番大切なルールが仕訳になります。

仕訳のルール(24)・・・・・・・・・・・・・・・

※相談会で、ポツポツと質問がありました、車両運搬具についてです。

◎固定資産売却損益の計算は以下のようです。

(売却額+本年使用分の減価償却費)-帳簿価額=※

※プラスの場合は「売却益」になり、マイナスの場合は「売却損」になります。

・[減価償却費+売却額>帳簿価額]になりますと「売却益」が発生します。

>:大なり(だいなり)

・[減価償却費+売却額<帳簿価額]になりますと「売却損」が発生します。

<:小なり(しょうなり)


例題を、分解、仕訳してみます。

2015年1月29日、事業用に使っていた古いトラックを下取りに出して、新車のトラックを現金で購入しました。

車両の入れ替えにともなう詳細は以下の通りです。

旧車両(トラック)―――――
・下取り価額:300,000円
・帳簿価額:612,500円
・1ヵ月分の減価償却費:20,416円

新車両(トラック)―――――
・購入価額:2,100,000円

支払方法は現金払い。

300,000円+20,416円-612,500円=△292,084円

※売却損が発生しました。


a.新車でトラックを購入し、その際、売却損などが発生しました。
   ↓
「車両運搬具」「減価償却費」「固定資産売却損」
   ↑
※貸借対照表の「資産」、損益計算書の「減価償却費」と「固定資産売却損」にあります。

b.現金で購入しました。
   ↓
 「現金」「車両運搬具」
   ↑
※現金と車両運搬具は、貸借対照表の「資産」にあります。

取引を仕訳にすると、以下のようになります。


[借方]      [貸方]
車両運搬具 / 現金
2,100,000円   1,800,000円
減価償却費 / 車両運搬具
20,416円     612,500円
固定資産売却損
292,084円

※携帯電話でご覧になれるように、上記の図を再編集しています。

トラックを新車で購入しましたから、資産グループの車両運搬具、経費グループの「減価償却費」と「固定資産売却損」が増加しますので、借方(左側)に記入します。

現金を支払ったため現金が減少、古いトラックを売却しましたから、資産グループの車両運搬具が減りますので、貸方(右側)に記入します。

振替伝票には以下の順に起票します。

金額    借方科目
―――――――――――
2,100,000 車両運搬具
20,416   減価償却費
292,084  固定資産売却損

    摘要
―――――――――
トラック売却 購入

貸方科目 金額
――――――――――
現金   1,800,000
車両運搬具 612,500


※普通預金口座から振り替えられた場合は、現金が、事業用の「普通預金」に変わります。

参考に、勘定科目の位置は以下です。

 勘定科目  借方   貸方
―――――――――――――――
収入グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
経費グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
資産グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
負債グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
資本グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――

次回に続きます。

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複式簿記を再勉強(19)

2016-02-22 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

22日の一宮市内は、終日、曇りの天気になりました。

寒いのですが、微風だったことから、体感的に寒さを強く感じることはありませんでした。

一宮市青色申告会ホールでは、引き続き、「決算・確定申告相談会」を開催しております。

私(寺西)は当番日でした。

仕訳の方法が分かりますと、複式簿記は楽しいですよね。

今年から、その仕訳の知識を使って、記帳をしましょう。

会員の皆様は、私よりスジがよろしい(センスがある)ですよ。

記帳が簡単になりましたら、ぜひ、一宮市青色申告会の指導員を担当してくださいね。

前回の続きになります。

(4-13)仕訳のルールを再勉強しましょう―――――

複式簿記で一番大切なルールが仕訳になります。

仕訳のルール(22)・・・・・・・・・・・・・・・

※相談会で、ポツポツと質問がありました、給与の支給についてです。

◎基本的な知識として、給与の支給に際し発生する源泉所得税は、

租税公課ではなく、「預り金」として仕訳します。

例題を、分解、仕訳してみます。

従業員様への給与100,000円の支給の際、源泉所得税1,130円を預かり、残額を現金で支給しました。

a.給与を支払いました。
   ↓
  「給料賃金」
   ↑
※損益計算書の「経費」にあります。

b.源泉所得税は預かり、残りを現金で支払いました。
  ↓    ↓
 「現金」「預り金」
  ↑    ↑
※現金は貸借対照表の「資産」、預り金は「負債」にあります。

取引を仕訳にすると、以下のようになります。


[借方]        [貸方]
給料賃金 100,000円/現金 98,870円
           預り金 1,130円


給与を支払いましたから、経費グループの給料賃金が増加しますので、借方(左側)に記入します。

現金で支払いましたから、現金が減少、預り金は増加しましたので、貸方(右側)に記入します。

振替伝票には以下の順に起票します。

金額   借方科目
―――――――――
100,000  給料賃金

    摘要
―――――――――
給料支払い 預り金

貸方科目 金額
――――――――
現金   98,870
預り金   1,130


※普通預金から振り替えられた場合は、現金が、事業用の「普通預金」に変わります。


仕訳のルール(23)・・・・・・・・・・・・・・・

仕訳例題を、分解、仕訳してみましょう。

◎基本的な知識として、給与の支給に際し発生する源泉所得税は、

租税公課ではなく、「預り金」として仕訳します。

従業員様から預かっていた源泉所得税6ヵ月分6,780円を現金で納付しました。

a.源泉所得税の預り金を納付しました。
   ↓
  「預り金」
   ↑
※貸借対照表の「負債」にあります。

b.預り金を現金で納付しました。
   ↓
  「現金」
   ↑
※貸借対照表の「資産」にあります。

取引を仕訳にすると、以下のようになります。


[借方]      [貸方]
預り金 6,780円/現金 6,780円

源泉所得税を納付しましたので、負債グループの預り金が減少しますから、借方(左側)に記入します。

現金で納付しましたから、資産グループの現金が減少しましたので、貸方(右側)に記入します。

振替伝票には以下の順に起票します。

金額  借方科目
―――――――
6,780 預り金

  摘要
――――――
預り金 納付

貸方科目 金額
――――――――
現金   6,780

※源泉所得税の還付分を従業員様に、現金で支払った場合も、上記と同じ仕訳になります。

この場合、税務署から還付された源泉所得税の「預り金」、従業員様に支払った「現金」という仕訳になります。

金額  借方科目
―――――――
2,340 預り金

   摘要
――――――――
預り金 還付支払

貸方科目 金額
――――――――
現金   2,340


参考に、勘定科目の位置は以下です。

 勘定科目  借方   貸方
―――――――――――――――
収入グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
経費グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
資産グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
負債グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
資本グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――

次回に続きます。

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複式簿記を再勉強(18)

2016-02-21 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

21日の一宮市内は、冷たい風が吹いていますが、晴れ時々曇りの天気になっています。

本日の私(寺西)は、午前は、尾西南部学習センターで開催されていた「文化祭」にお邪魔いたしました。

一宮鉄道模型クラブ様の「運転会」を見学するためです。

N(9mm)ゲージとHO(16.5mm)の大型レイアウトが、1台づつ並んで配置されており、皆様、楽しんでいらっしゃいました。

午後は、一宮市市民会館様にお邪魔して、自主文化事業の1つ、「新春落語&マジック豪華競演会」を観覧しました。

前半は、木曽川町在住の「将魔(しょうま)」様のイリュージョン、「マギー司郎(しろう)」様の手品漫談。

後半は、名古屋市守山区在住の「雷門獅篭(かみなりもんしかご)」様、「六代目三遊亭円楽」様の落語でした。

個性豊かな出し物や、落語を聞いて、楽しい一時を過ごすことができました。

前回の続きになります。

(4-12)仕訳のルールを再勉強しましょう―――――

複式簿記で一番大切なルールが仕訳になります。

仕訳のルール(20)・・・・・・・・・・・・・・・

※相談会で、ポツポツと質問がありました、所得税・住民税・消費税についてです。

◎基本的な知識として、個人事業主様が、事業用の口座から、事業主(自分)様の所得税を支払った場合、経費には落とせません。

勘定科目の分類は、租税公課ではなく「事業主貸」になります。

ただし、消費税・事業税、事業に関する固定資産税は、経費になりますので、「租税公課」になります。

例題を、分解、仕訳してみます。

所得税10,000円を現金で納付しました。

a.所得税を納付しました。
   ↓
  「事業主貸」
   ↑
※貸借対照表の「資産」にあります。

b.現金で納付しました。
   ↓
  「現金」
   ↑
※貸借対照表の「資産」にあります。

取引を仕訳にすると、以下のようになります。


[借方]        [貸方]
事業主貸 10,000円/現金 10,000円

所得税を納付しましたから、資産グループの事業主貸が増加しますので、借方(左側)に記入します。

現金で納付しましたから、現金が減少しますので、貸方(右側)に記入します。

振替伝票には以下の順に記載します。

金額  借方科目
――――――――
10,000 事業主貸

  摘要
――――――
所得税 納付

貸方科目 金額
――――――――
現金   10,000

※個人住民税を納付した場合も同様になります。

※普通預金から振り替えられた場合は、現金が、事業用の「普通預金」に変わります。

仕訳のルール(21)・・・・・・・・・・・・・・・

仕訳例題を、分解、仕訳してみましょう。

◎事業主貸は、事業用のお金を、個人事業主様に「貸した」と考えてください。

逆に、事業主借は、個人事業主様から、事業用のお金を「借りた」と考えてください。

加えて、事業に関係ないお金が入ってきた時に使います。

所得税10,000円が還付となり、普通預金口座に振り込まれました。

a.普通預金口座に振り込まれました。
   ↓
  「普通預金」
   ↑
※貸借対照表の「資産」にあります。

b.所得税の還付金が振り込まれました。
   ↓
  「事業主借」
   ↑
※貸借対照表の「負債」にあります。

取引を仕訳にすると、以下のようになります。


[借方]        [貸方]
普通預金 10,000円/事業主借 10,000円

普通預金に振り込まれましたから、資産グループの普通預金が増加しますので、借方(左側)に記入します。

還付金が振り込まれ、事業とは関係ない現金が増えたので、貸方(右側)に記入します。

振替伝票には以下の順に記載します。

金額  借方科目
――――――――
10,000 普通預金

   摘要
―――――――
所得税 還付金

貸方科目 金額
――――――――
事業主借 10,000

※還付(加算)金は「雑所得」となります。

事業主借を、雑所得として仕訳される方もいらっしゃいます。

参考に、勘定科目の位置は以下です。

 勘定科目  借方   貸方
―――――――――――――――
収入グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
経費グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
資産グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
負債グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
資本グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――

次回に続きます。

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複式簿記を再勉強(17)

2016-02-20 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

20日の一宮市内は、朝から雨の天気になっています。

今日はお隣り、稲沢市にあります、国府宮(こうのみや)神社で、天下の奇祭「はだかまつり」が開催されました。

まつりで、雪が降ることはありますが、終日雨、というのは、珍しいと思うのですが。

本日の私(寺西)は、縫製作業、見積もり作業で、1日が終わりました。

今日は、化粧品販売店様、手芸店様にお邪魔しました。

私(寺西)には、全く縁のない化粧品販売店様です。

店内に入りますと、きれいなおねいさんがお二人、

店員様のお話を聞きながら、一人は白色のパック、一人は緑色のパックを、お顔に塗っていらっしゃいました。

手芸店様は、私(寺西)の見積もりが甘く、材料が足らなくなり、お邪魔しました。

土曜日だけあって、7名の、きれいなおねいさんが、店内で、品定めをされていらっしゃいました。

前回の続きになります。

(4-11)仕訳のルールを再勉強しましょう―――――

複式簿記で一番大切なルールが仕訳になります。

仕訳のルール(18)・・・・・・・・・・・・・・・

※相談会で、ポツポツと質問がありました、共済掛金についてです。

◎基本的な知識として、個人事業主様が、事業用口座から、事業主(自分)様の共済掛金を支払った場合、経費には落とせません。

勘定科目の分類は、福利厚生費ではなく、「事業主貸」になります。

ただし、事業用の共済掛金を支払った場合は経費となり、「福利厚生費」になります。

例題を、分解、仕訳してみます。

小規模企業共済の掛金10,000円が、普通預金口座から振り替えられました。

a.小規模企業共済の掛金が振り替えられました。
   ↓
  「事業主貸」
   ↑
※貸借対照表の「資産」にあります。

b.普通預金口座から振り替えられました。
   ↓
  「普通預金」
   ↑
※貸借対照表の「資産」にあります。

取引を仕訳にすると、以下のようになります。


[借方]        [貸方]
事業主貸 10,000円/普通預金 10,000円

掛金を払いましたから、資産グループの事業主貸が増加しますので、借方(左側)に記入します。

普通預金口座から掛金を払いましたから、普通預金の預金額が減少しますので、貸方(右側)に記入します。

振替伝票には以下の順に記載します。

金額  借方科目
――――――――
10,000 事業主貸

    摘要
――――――――――
小規模企業共済 掛金

貸方科目 金額
――――――――
普通預金 10,000

※小規模企業共済掛金は、所得控除の対象になります。

※国民健康保険料、介護保険料、国民健康保険料を、事業用の普通預金口座で支払った場合も、「事業主貸」になります。

仕訳のルール(19)・・・・・・・・・・・・・・・

仕訳例題を、分解、仕訳してみましょう。

中小企業退職金共済の掛金10,000円が、普通預金口座から振り替えられました。

a.中小企業退職金共済の掛金が振り替えられました。
   ↓
  「福利厚生費」
   ↑
※損益計算書の「経費」にあります。

b.普通預金口座から振り替えられました。
   ↓
  「普通預金」
   ↑
※貸借対照表の「資産」にあります。

取引を仕訳にすると、以下のようになります。


[借方]         [貸方]
福利厚生費 10,000円/普通預金 10,000円

掛金を払いましたから、経費グループの福利厚生費が増加しますので、借方(左側)に記入します。

普通預金口座から掛金を払いましたから、普通預金の預金額が減少しますので、貸方(右側)に記入します。

振替伝票には以下の順に記載します。

金額  借方科目
―――――――――
10,000 福利厚生費

     摘要
――――――――――――
中小企業退職金共済 掛金

貸方科目 金額
――――――――
普通預金 10,000


参考に、勘定科目の位置は以下です。

 勘定科目  借方   貸方
―――――――――――――――
収入グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
経費グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
資産グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
負債グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
資本グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――

次回に続きます。

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