昨日は、赤間保育園のお月見コンサート。どちらかというと、高齢者の方対象の参加型コンサートです。ピアノトリオと声楽の佐伯洋子さんとお客さんがいっしょに歌う、という内容です。去年は、代役でピアノも弾いたのですが、今年は、いつものように編曲者として、聴きに行きました。スコアを書いたのは、8月なので、詳しい内容は、忘れていて、自分が書いたのに、新鮮だった。
一度も音としては聞いていないものを聴くのは、とても楽しく、今回は特に、自分の発表会の前後にバタバタと書いたので、どんな出来か不安だったのだけど、良い感じだったので、ほっとしました。一応、ちゃっとしている...よかったー、と自分で自分を認める感じ。思った音と違う音が出てくると落ち込むと思う。プログラムもすごくよく考えられていて、後半に東京ラプソディというような、行進曲風の曲があり、みなさん思わず手拍子!また、今回イタリア語のうたもあったけど、原語と日本語がプログラムに載せてあり、配慮があると思った。
コンサートが終わり、自分も呼ばれて、花束をいただいた。
そうか...そうだったかと、その時思い出したけど、以前もそうしていただいていたのに、すっかり忘れていて、思いがけずうれしかったです。
それは、お花がうれしいというのもあるけど、それだけではなく、編曲という地味な仕事を大切に思っていてくださる、小方先生に対して、私は心からうれしいと思いました。普通は、編曲自体の存在も無視されているくらいに思う。それに慣れてしまって、自分の楽譜に編曲名を書く習慣もなくしてしまってるくらいです。最近は気をつけて、書くことにしています。
音楽の余韻を心地よく感じながら、秋風の中園庭でコーヒーと手作りのパイナップルケーキを食べました。心づくしのコンサートでした。