父が逝きました

１０日に父が逝きました。
享年83歳でしたから、平均寿命は充分クリアしています。
昭和5年の生まれですので、思春期に戦争がありましたから、
全てがとは言えませんが、思い通りを生きた人だったと思います。
80代になって、肺ガンが見つかり積極的治療はせず、
クオリティライフを選びました。
今年の春まで、その通り、今までと変わらず、人生を楽しんでいました。
この３ヶ月、入退を繰り返すことになりましたが、
愚痴や泣き言は言わず、きちんと後始末を前して、
潔く旅立っていきました。

入院中のベッドの傍らでした話は、
高校野球をテレビで見ながらの取り留めのない話であったり、
30年間ひとりで月に一、二度通った居酒屋の話であったりと
病気に関係ない楽しい会話でした。

最後もほとんど苦しまず静かに逝きました。

父の棺には、
俳句を趣味にしていましたので、新しい俳句手帳と歳時記と鉛筆、
最後に口にしたと思われる葛湯と椀、
愛用の服、帽子、手提げ等を入れました。


一昨日が通夜、昨日が告別式でしたので、
ブログをお休みしました。