最近、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。私は寒いのがこの世で何より苦手なので、これからの季節は苦手です・・・ただ、この惑星の秋と呼ばれる季節の景色は、一年のうちで最も美しい(某缶コーヒーCMのパクリです(^^;)
それはともかく、この季節に限らず腰痛持ちの方からよく『朝起きたときが一番痛くて、動かしてるとだんだんマシになるねん』という話を聞きます。これは腰痛に限らずに他の関節痛でお悩みの方からもお聞きします。今回はこの症状の原因と対策方法について触れてみたいと思います。
原因その1:冷えからくるもの
人間の身体というのは、昼間に活動している時と夜にねむっている時では体温に変化がでます。一般的には就寝時は日中に比べ体温が2~3度ほど下がると言われています。腰痛をお持ちの方は、腰に炎症を持っている場合が多いです。炎症のある部分は熱がありますので、低下した体温との温度差でより熱さ(=痛み)を感じるのです。腰痛の方がお風呂に入ると痛みがマシに感じるのは、先に説明した現象とは逆で外部気温が上昇するので炎症による熱を感じにくくなるからです。
対策:温度差を少なくする!
温度差が原因となっているわけですから、対策としてはなるべく温度差をなくしてあげるのが一番です。具体的には、腹巻などで腰回りを“冷えない”ようにすることです。タオルを一枚まくだけでも効果はあります。コルセットは締め付けが強すぎるので就寝時にはオススメしません。また、カイロを張り付けるのも低温やけどの原因にもなりますし、温めすぎるのも弊害があるという事を覚えていただけると幸いです。
原因その2:寝る時の姿勢
次に原因として挙げられるのは寝る時の姿勢です。就寝時はベッドもしくはふとんに横たわるわけですが、この時にどのような格好で眠るかが大きな原因になります。寝る姿勢のパターンとしては①仰向け②横向き③うつ伏せのいずれかのパターンに該当しますが、この中で一番やさしい姿勢はどれでしょうか?腰痛持ちのかたは横向きで身体をまるめるようにして寝るのが楽ではありますが、この姿勢には一つ落とし穴があります。それは、圧が集中してしまうということです。圧とは、自分の体重と思ってください。横向きと仰向けでは地面(寝床)との接地面積が違います。仰向けのほうが接地面積がより大きいので、圧による負担はすくないです。ちなみに、うつ伏せも仰向けと同じく接地面積は大きいですが首に負担がかかり、臓器を圧迫しますので個人的にはオススメしません。
対策:圧のかからない姿勢で寝る!
圧による負担は仰向けが少ないと言いましたが、腰痛持ちの方は仰向けで寝ることで痛みを感じてしまう場合があります。これは、腰に反り返る力がかかるからです。そんな方にオススメしたいのが膝のしたに座布団のようなものを入れていただき、膝を曲げて寝る方法です。
画像のようにしていただければ、腰が反り返る方向には力がかかりません。高さは自分が心地よいと感じる高さに設定しましょう。“どうしても横向きでしか眠れない!!”という方は、抱き枕を利用して少しでも体重が分散するようにすると良いでしょう。
原因その③:バランスの乱れによる筋疲労の蓄積
筋疲労の蓄積も起床時の原因になります。私たちは、日常生活の中で身体、筋肉をつかって行動します。筋肉は身体を動かすだけでなく支える役目もになっていますので、常に働き続けているとも言えます。もちろん、休むことで疲労は回復しますが人によって差があります(体力)また、先に述べたように休んでいる時もその姿勢によっては逆にダメージを受ける事もあります。こういったダメージの蓄積が身体を硬くし、その結果が起床時の痛みにつながるのです。
対策:正しい動作とバランスを身につける!
腰痛に限らず、痛みには必ずその原因となる動作があります。立つ、歩くといった何気ない動作でも、間違った動かし方は知らず知らずのうちにストレスになります。長引く痛みも、原因動作が特定されれば解消することが多々あります。自分の身体は自分が一番知っているようで、案外知らないものです。硬くなった筋を緩め、バランスを整えるとすぐにでも変化に気づけますよ!(^^)
以上のように、朝起きた時のの痛みの原因について述べてみましたがいかがでしたでしょうか?大体はこの三つに当てはまると思います。これらは、どれか一つが原因という訳でなく、三つが絡み合っている場合が多いです。痛みの原因は様々です。ですから、その中で自分に一番効果がある方法がもっともその原因に近いといえます。ですので、この記事を参考にして皆さんにとってのベストな方法を探していただければと思います。
最後に、起きた時の腰の痛みに一番有効な対処法をお伝えします。それは、今より5分早く起きていただき、いきなり起き上がらずにベッドのなかで軽く動かしてあげることです。本格的なストレッチとかではなく、ゴロゴロと寝返りをしたり軽く身体を捻るだけでも充分です。これは、『動き出したら痛くなくなる』という事を利用した方法です。つまり、『動き出した状態』を起き上がる前に作り出してあげるのです。これが結構効果的ですので、ぜひ一度お試しを!
まあ、これからの季節『五分早く起きて・・・』が一番難しいのですけどねえ(^^;
メールでのお問合せはコチラから。剣道に関する質問も大歓迎ですよ!
〒572-0087 寝屋川市木屋町2-1-108
かとう整骨院HPはこちらから
連絡先 072-812-3631(予約優先)
それはともかく、この季節に限らず腰痛持ちの方からよく『朝起きたときが一番痛くて、動かしてるとだんだんマシになるねん』という話を聞きます。これは腰痛に限らずに他の関節痛でお悩みの方からもお聞きします。今回はこの症状の原因と対策方法について触れてみたいと思います。
原因その1:冷えからくるもの
人間の身体というのは、昼間に活動している時と夜にねむっている時では体温に変化がでます。一般的には就寝時は日中に比べ体温が2~3度ほど下がると言われています。腰痛をお持ちの方は、腰に炎症を持っている場合が多いです。炎症のある部分は熱がありますので、低下した体温との温度差でより熱さ(=痛み)を感じるのです。腰痛の方がお風呂に入ると痛みがマシに感じるのは、先に説明した現象とは逆で外部気温が上昇するので炎症による熱を感じにくくなるからです。
対策:温度差を少なくする!
温度差が原因となっているわけですから、対策としてはなるべく温度差をなくしてあげるのが一番です。具体的には、腹巻などで腰回りを“冷えない”ようにすることです。タオルを一枚まくだけでも効果はあります。コルセットは締め付けが強すぎるので就寝時にはオススメしません。また、カイロを張り付けるのも低温やけどの原因にもなりますし、温めすぎるのも弊害があるという事を覚えていただけると幸いです。
原因その2:寝る時の姿勢
次に原因として挙げられるのは寝る時の姿勢です。就寝時はベッドもしくはふとんに横たわるわけですが、この時にどのような格好で眠るかが大きな原因になります。寝る姿勢のパターンとしては①仰向け②横向き③うつ伏せのいずれかのパターンに該当しますが、この中で一番やさしい姿勢はどれでしょうか?腰痛持ちのかたは横向きで身体をまるめるようにして寝るのが楽ではありますが、この姿勢には一つ落とし穴があります。それは、圧が集中してしまうということです。圧とは、自分の体重と思ってください。横向きと仰向けでは地面(寝床)との接地面積が違います。仰向けのほうが接地面積がより大きいので、圧による負担はすくないです。ちなみに、うつ伏せも仰向けと同じく接地面積は大きいですが首に負担がかかり、臓器を圧迫しますので個人的にはオススメしません。
対策:圧のかからない姿勢で寝る!
圧による負担は仰向けが少ないと言いましたが、腰痛持ちの方は仰向けで寝ることで痛みを感じてしまう場合があります。これは、腰に反り返る力がかかるからです。そんな方にオススメしたいのが膝のしたに座布団のようなものを入れていただき、膝を曲げて寝る方法です。
画像のようにしていただければ、腰が反り返る方向には力がかかりません。高さは自分が心地よいと感じる高さに設定しましょう。“どうしても横向きでしか眠れない!!”という方は、抱き枕を利用して少しでも体重が分散するようにすると良いでしょう。
原因その③:バランスの乱れによる筋疲労の蓄積
筋疲労の蓄積も起床時の原因になります。私たちは、日常生活の中で身体、筋肉をつかって行動します。筋肉は身体を動かすだけでなく支える役目もになっていますので、常に働き続けているとも言えます。もちろん、休むことで疲労は回復しますが人によって差があります(体力)また、先に述べたように休んでいる時もその姿勢によっては逆にダメージを受ける事もあります。こういったダメージの蓄積が身体を硬くし、その結果が起床時の痛みにつながるのです。
対策:正しい動作とバランスを身につける!
腰痛に限らず、痛みには必ずその原因となる動作があります。立つ、歩くといった何気ない動作でも、間違った動かし方は知らず知らずのうちにストレスになります。長引く痛みも、原因動作が特定されれば解消することが多々あります。自分の身体は自分が一番知っているようで、案外知らないものです。硬くなった筋を緩め、バランスを整えるとすぐにでも変化に気づけますよ!(^^)
以上のように、朝起きた時のの痛みの原因について述べてみましたがいかがでしたでしょうか?大体はこの三つに当てはまると思います。これらは、どれか一つが原因という訳でなく、三つが絡み合っている場合が多いです。痛みの原因は様々です。ですから、その中で自分に一番効果がある方法がもっともその原因に近いといえます。ですので、この記事を参考にして皆さんにとってのベストな方法を探していただければと思います。
最後に、起きた時の腰の痛みに一番有効な対処法をお伝えします。それは、今より5分早く起きていただき、いきなり起き上がらずにベッドのなかで軽く動かしてあげることです。本格的なストレッチとかではなく、ゴロゴロと寝返りをしたり軽く身体を捻るだけでも充分です。これは、『動き出したら痛くなくなる』という事を利用した方法です。つまり、『動き出した状態』を起き上がる前に作り出してあげるのです。これが結構効果的ですので、ぜひ一度お試しを!
まあ、これからの季節『五分早く起きて・・・』が一番難しいのですけどねえ(^^;
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