FPの胃袋 ~FP・社労士 川部紀子のブログ~

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 川部紀子の腹の内。

FP・社労士事務所 川部商店

介護認定が厳しくなる?介護保険財政インセンティブ導入へ

2017-08-08 | ブログ
介護保険財政は、かなり苦しいようです…。

来年に導入されそうな「財政インセンティブ」をご存知ですか?

さて、財政インセンティブとは???



介護保険は、
国がお金を出してはいるのですが、各市町村が親玉(保険者)をやっている制度です。

そこで、介護認定を受ける人達が減るなどの改善が見られた市町村には、
国がお金(交付金)をプレゼントしちゃうというのです。

それが「財政インセンティブ」

インセンティブってのは、デジタル大辞林には、
1 やる気を起こさせるような刺激。動機付け。
2 値引き。奨励金。「インセンティブセール」
って書いてありますので、ネーミングには納得ですね。

介護認定を受けた方が介護サービスを利用すると、
1割か2割が自己負担で残りは介護保険が払ってくれます。

でも、介護保険の懐具合が苦しいので、
介護サービスを利用する人、つまり、介護認定率を減らしたいというわけです。

この制度が来年にも導入されると言われています。



当然、介護認定の基準は厳しくなるでしょうね…。

以前なら、当然に介護認定を受けられた状態なのにNGになるなどは必至だと想像がつきます。

また、年々歳をとる中、介護の状態は良くなることはなかなかありません。
むしろ悪くなっているのに介護等級が軽くなってしまう現象が起こる可能性も大いにあります。



私の母親も肢が不自由でデイサービスやヘルパーさんにお世話になっているので心配です。

お金はもちろんだけど、
デイサービスの方やヘルパーさんとのコミュニケーションも彼女にとっては重要なんですよね。

それが奪われてしまう可能性があるわけです。

本人は納得いかないでしょうし、
いろんな負担が家族(主に私)にかかってくることになります。

介護保険財政も個人も「お金がない」ということは、
いろいろな歪みを生み出します…。

今のところ、何とか親と娘の円満な関係を維持していますけどね↓

74歳未亡人の母上↑
今年もホテルのビアガーデンで骨付きのステーキを元気にパクパク食べていました

その調子で頼みますぜ!

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