なんて、おバカちゃんなの。
百歩譲って心の中で思っていたことを許すとするよ。
だとしても、それを言ったらヤバいでしょ。
厚生労働相ともあろう立派なおじじは、そんなことにも気づけないおバカなおじじだったのかい?
ねぇ、おじじ、みんな女性は怒っているのはもう知っているよね。
でもね、怒っている人だけじゃないよ。
産みたくても産むことができない人もいるし、いろんな事情で産まない人がいっぱいいてね、おじじの言葉を聞いて涙を流して悲しんでいるよ。
百歩譲って、私は量販店で売られる“子供を産む機械”の売れ残りだとするね。
売れたい気持ちはあるんだ、おじじ。
でも、その売れた先の持ち主やとりまく世界に不安があるんだ、おじじ。
“産む機械”として不良品なんじゃないかって不安もあるんだ、おじじ。
すぐに売れなかったから、部品が古くてダメじゃないかって不安もあるんだ、おじじ。
使えなくて返品されるかもって不安もあるんだ、おじじ。
そして、そもそも売れなかったらって不安もあるんだ、おじじ。
おじじは、そんな不安をいっぱい抱えて頑張っている“産む機械”、いつか頑張りたいって夢を持ってる“産む機械”のことを応援してくれる人だと思っていたよ…。
ねぇ、おじじ、違ったのかい?