角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

#189 不妊治療、全否定するわけじゃないけれど・・・

2017-02-26 06:47:13 | 命―畏れと戦き
憚りながら・・・


PROM.50 「なんだろうなあ」としか・・・
http://blog.goo.ne.jp/kawai_yoshinori/e/7f236e4696138aac80b8b1305ebb2338

PROM.54 「なんだろうな」としか・・・その2
http://blog.goo.ne.jp/kawai_yoshinori/e/61d23b8936bbacd4a73f3ffbecb1e949


の、2本を書いていて思い出し、
引っ張り出した産経新聞の連載記事です。

「トンネルを抜けて―不妊治療のやめ時を考える」

迂闊にも日付を書き忘れてしまったのですが、
’16年10月のものだったと思います。


㊤あきらめられない「次は妊娠するかも」



〈晩婚化に伴い、不妊治療を受ける女性の年齢は高くなっており、40歳でピークを迎える。しかし、高度な生殖補助医療をもってしても、加齢とともに妊娠しづらくなるのが現実だ。
 日本産科婦人科学会によると、平成26年に生殖補助医療を受けた女性で出産した人の割合は30歳で20.6%だが、40歳で8.8%、45歳で0.8%と急降下する。一方、流産率は30歳が17.1%なのに対し、40歳で35.2%、45歳で66.1%と急上昇する〉



㊥広がる支援「夫婦の決断に納得を」



〈永森さん自身、不妊治療の経験者だ。35歳のときに2歳年上の会社員の夫と結婚。37歳で治療を開始した。勤めていた外資系の自動車販売会社も辞め、治療中心の生活に。5年後に体外受精で妊娠したが、3カ月で流産し、その後、卵巣がんの疑いを指摘された。結果的にがんではなかったが、「命には限りがある」と気づき、終結を決意した〉


㊦養子という選択「血縁なくても家族」



〈近所の人や友人に養子を迎えたことを伝えると、「家族が増えてよかったね」と喜んでくれた。夫は子煩悩な父親になった。
 26年12月、特別養子縁組で正式に親子になった。「血がつながっていなくても、さやかのためなら何でもできる。今、本当に幸せ」〉



人為を尽くすのは、
それ自体、たぶん大切なことではあるのだけれど、

どれだけ頑張っても授からないことだってある、
だったら、頑張る方向を変えたら良いんじゃないのか、
と、そんなことを思った連載でした。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

上で紹介した記事と重複しますが、
Web産経ニュースで、もう少し長いバージョンが読めます。

【不妊治療のやめ時を考える(1)】
夫婦6組のうち1組が“治療”経験あり… 「もう無理かもしれない」「でも、あきらめられない…」
http://www.sankei.com/premium/news/161008/prm1610080019-n1.html

【不妊治療のやめ時を考える(2)】
人それぞれの区切りとは? 「もうこれだけ頑張ったんだから」「子供のいない人生に納得できて…」
http://www.sankei.com/premium/news/161009/prm1610090017-n1.html

【不妊治療のやめ時を考える(3)】
不妊と向き合ったからこそ分かった 「命の意味を考えられた」「夫婦の絆も深まって…」
http://www.sankei.com/premium/news/161010/prm1610100014-n1.html

【不妊治療のやめ時を考える(4・完)】
養子を育てるという選択も 「治療と並行して検討を」「血が繋がってなくても似てくるのかな…」
http://www.sankei.com/premium/news/161011/prm1610110005-n1.html



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