角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

#197 「すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を・・・」

2017-05-07 06:37:26 | 豊橋大好き!
(広報とよはし 平成29年5月1日号 P.14より *1)



〈最近、豊橋市役所はインドネシアによく出かけています。そこで何をしているのかというと、スマトラ島の真ん中辺りの小さな町ソロク市で、飲める水道水を造ろうとしているのです〉

〈この挑戦は、国連の進めるSDGs(持続可能な開発目標)17の目標のうちの「6安全な水とトイレを世界中に」の実現を目指す活動で、ソロク市だけでなく豊橋市にとっても、大切で意義ある取り組みです。市民のみなさんの応援をお願いします〉


とのことです(*2)。

いや、知りませんでした。
豊橋市、そんなことしてたんですね。


とは言うものの、
スマトラ島は、大抵の人がご存知だと思いますが、
ソロク市? 何処?


グーグルマップで順に見ていくと・・・









此処でした。


実はこれ、一部は、
JICA(国際協力機構)の草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業、
らしくて、

〈インドネシア共和国は急速な経済発展を遂げているが、インフラ整備が立ち遅れており、特に市民生活で必要となる安全な水道水の安定供給が急務となっている。そこで、ソロク市における水道施設の浄水技術を改善することで、「飲める水道水」に転換する〉

というもので、その受益者は、

〈ソロク市水道公社職員(62人)ソロク市民(約6万人)〉

になるそうです(*3)。

ほほ〜、ですね。


SDGs(持続可能な開発目標)17の目標、というのは、
コレなんですが、



その6番目、



には、こんな説明がついてます。


目標6:すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

2015年の時点で、改良飲料水源を利用する人々の割合は、1990年の76%から91%へと増大しています。しかし、トイレや公衆便所など、基本的な衛生サービスを利用できない人々も、25億人に上ります。
毎日、予防可能な水と衛生関連の病気により、平均で5,000人の子どもが命を失っています。
水力発電は2011年の時点で、最も重要かつ広範に利用される再生可能エネルギー源となっており、全世界の総電力生産量の16%を占めています。
利用できる水全体の約70%は、灌漑に用いられています。
自然災害関連の死者のうち15%は、洪水によるものです。

(*4)


いかにも国連くさい説明ではあるのですが、

ともあれ、
「水」というのは、人として必要不可欠のものでして、
昔から、治水灌漑=統治そのものだったとも言えますからね。


豊橋、というか、東三河平野部も豊川用水があって今があるわけだし(*5)、

最近話題になったところでは、
台湾の烏山頭ダム、八田與一さんの物語もソレ関係です(*6)。


どういうご縁があったのかは分からないのだけれど、

こういう事業が、
豊橋とソロク市、日本とインドネシアの、
親善・友好に繋がっていけばなあと素直に思います。



*1)広報とよはし:平成29年5月1日号
https://cccc.backshelf.jp/bookview/?filseq=3130

*2)豊橋市ホームページ:2017年5月 スマトラ島での挑戦
http://www.city.toyohashi.lg.jp/32085.htm

*3)JICAホームページ:地域活性化特別枠
https://www.jica.go.jp/partner/kusanone/tokubetsu/ind_09.html

*4)国際連合広報センター:持続可能な開発のための2030アジェンダ採択 -- 持続可能な開発目標ファクトシート
http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/15775/

*5)豊川用水ホームページ
http://www.water.go.jp/chubu/toyokawa/

*6)TAIPEI NAVI;八田與一と烏山頭水庫(台南市)
http://www.taipeinavi.com/miru/103/


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