角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

返言自在-7 結構じゃ済まない「不公平」

2015-12-12 07:07:17 | そうなの?
誰だって、
学問そのもの、仕事そのものに打ち込める大学や会社で過ごしたいはずですよね。


「#007 不公平、おおいに結構」
(→http://blog.goo.ne.jp/kawai_yoshinori/e/97f618c7cffbf98fc0af065710fe84ec
の締めですが、

つい1年ほど前の自分なのに、
随分と若いなあと思ったり青いなあと思ったり、
ま、でもやっぱり、そうだよなあと思ったり。

大学であれ、会社であれ、
面接担当がものすごく気に入らないヤツだったとしても、

いやいや、
たまたまこの人がそういう人だったんで、
(圧迫面接という可能性もあるし)他は皆いい人なんだ、とか、
学長なり社長なりは、きっとエライ人なんだ、とか、
(無理やり)考えてしまったりもするんですよね。

でもそれは、
写真や書いたものを知っているだけで、
直接会ったことのない人に恋してるようなもの。
大概は裏切られます。

そうと判った時、
こんなトコロに用はない!と言って飛び出すか、
ウチのエライ人は云々と愚痴をこぼしつつやり過ごすか、
さて、どっちが正解でしょう?

「置かれた場所で咲きなさい」って言いますね。

それはそうなんですが、
そうでなければならない、
と真面目に考えてしまう人の存在が、

たとえば、
どうでもいいような大学とか、
どうしようもないブラック企業とか、
を、生き残らせているんじゃないかと思ったりもします。

確かに、ソレを続けるのは大切。
けれど、ソコに居続けることは必ずしも重要じゃない。

何であれ、程度の問題ですけど、

ケンカして辞める、
あるいは、死んじゃいそうだから逃げる、

「公平」な世の中にするために、
それもアリなんじゃないかと思います。



*冒頭画像は、ワタミの公式サイトより。
 →http://www.watami.co.jp/

*関連記事、朝日デジタル:ワタミグループ過労自殺訴訟が和解 会社側が責任認める
 →http://www.asahi.com/articles/ASHD84V09HD8ULFA01N.html


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