記者会見する岡田さんと司会のツジモトキヨミさん(YouTubeより)
産経新聞7/16大阪6版、です。
〈押し付け憲法論の撤回や立憲主義順守「大前提」〉
〈「9条改正の必要はないと明言しているが、それ以外について何か言ってるわけではない」〉
〈「首相が日本国憲法に対する考えを説明するのが先だ」〉
いやはや、
「やらない理由」ってホントにいくらでも出せますね。
いわゆる「自己啓発本」なんかでは、こういうのを「使えない男」と評価してるんですが・・・
あえて言います。
9条以外の改憲なら、それこそ「なぜ今なのか?」ですよ。
(これも、反対するための便利な言葉)
1,日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2,前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
これが「標語」だか「スローガン」だか、なら良いんですよ。
「お経」とか「護符」とか。
でも憲法は「最高法規」ですから。
ソレがこんなにも現実を無視し、かつ現実と乖離しているのに、
何でソコ以外ならって話になるのか、
岡田さん、コトの軽重判ってるの?って、私なんぞは思いますけどね。
あまりにも「そうなの?」記事だったので、
つい、元ネタの記者会見、動画を見てしまいました。
(YouTube:民進党・岡田代表定例記者会見2016年7月14日
→https://www.youtube.com/watch?v=WDzBeD8U3KY)
個人的に、
司会がツジモトさんってとこからして引いてしまったのだけれど、
それは、ともかく、
会見は、
1,都知事選、2,憲法改正、3,皇室典範、4,南シナ海
の4点について、でした。
で、4の南シナ海について岡田さん(7分25秒あたり)、
「私、中国政府の対応は、まあ、非常に問題があるというふうに思います。え〜、ま、言い方も、判決に対して、え〜、ここでは特に繰り返しませんが、ま、非常に侮辱的な言い方もしているし、国際海洋法条約に基づく法的法的拘束力をもつことは明らか、でありますので、ま、それを尊重するという姿勢を姿勢を示してもらいたいと、いうふうに思います。ま、世界はひとつで一定の法的なルールの下で成り立っているわけで、え〜、それを、まあ、公然と従わないと、いうことを、安保理のメンバーである、大国である中国が言うと、いうことはこれ、世界全体の安定にとっても由々しきことであって、ま、そこはしっかりとしっかりと冷静な対応をお願いしたいと、いうふうに思っております」
と発言しました。
まあ「一応言っといた」ってところでしょうか。
会見後半はお約束の質疑応答ですが、
(21分59秒ころ)司会の女の人(名前は1回で良いでしょ)が、
「では、4つ目、南シナ海・中国等の対応について、え〜、どうでしょうか?」
と振るんですが、会場沈黙。
「・・・はい、ではその他の・・・ナシですね。その他の質問もお受けいたします」
ということに。
おいおい、会見場の皆さん、何故、質問が出ない?
所詮野党代表だから「冷静な対応をお願いしたい」で、それでオッケーなのか?
なんか、
日本の報道記者の限界、報道業界の現実を見た感じです。
まさしく「そうなの?」ですよ。
ちなみに、会見終了間際(29分52秒ころ)、
都知事選に立候補した鳥越俊太郎さんについて聞かれた岡田さん、
「私は、ジャーナリストとして、一流のジャーナリストであると、いうふうに思ってます。その、今までの経験、え〜、そして様々な現場を踏んできたこと、によって培われた判断力、決断力、ま、そういったものが、組織の、大きな組織のリーダーとして必ず、え〜、発揮されると、いうふうに思ってます。」
いや〜、
基本一匹狼としての判断力・決断力は、
組織のリーダーとしてのそれとは違うと思うんですが。
(これも啓発本には、よくあるテーマ)
ジャーナリストとしてのそれについても、
ちょっと前のこととはいえ鳥越さん、
「で、皆さん、だいたい前提としてね、日本の平和が侵されるような状況に今なってるというのを、大前提で皆お話になってんすけども、そんなことは虚構です。んなものは、ありませんよ。どこの国が攻めるんですか?」
(YouTube:鳥越俊太郎氏「日本にどこの国が攻めるんですか、そんなの虚構です」
→https://www.youtube.com/watch?v=R31gHfMt4Zk)
なんて言い放ってますからねえ。
いや、素晴らしい判断力・決断力です。
ま、確かに「一流」ですわ。
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