お母さんへの手紙

お母さんへの手紙
2015.12.28
お母さんが死んで5日が過ぎた
まだ死んだなんて思うことが出来ない
私の中にはまだ死んでいない　そうだろう
でもメソメソ泣いている　情けない
写真を飾っているが怒った顔に見える
情けない事を考える事はない様に
母さんを・・・
苦労ばかりかけて申し訳ない
貴女の前で、兄さん達に謝った　謝らずには居られなかった
仲の良かった夫婦は妻が死ぬと早く後追いをすると、酒井が言っていた
そうだろうな～と思った
死にたい　死にたいと思う気持ちを断ち切らせるのは娘達の事だ
この二人を守り抜かねばならない
娘達を見守ってくれ　言わなくてもするだろう
お母さん　寂しくなったら手紙を書くよ　いいだろう
でも、思った　子供達はある面しっかりしている　少し驚いた
お母さんの子供だ　
茂博も一人前にやれているみたいだ　安心してくれ
泣いてばかり　でも仕方がない　寂しくなるのだろうね
お母さんが家に居るので安心して出かけていたのだね
昔を思い出す　嫌と断られの毎日
どうして受容れてくれたのだろう？
ありがとう　妻の前に恩人　恩人の前に妻　ありがとう
序に俺も見守って頂戴ね

あなたが亡くなってもう5ヶ月が過ぎた
日記に書いていたのを思い出し、読んでみたが思う事は代わらない
今日は、何故か朝から涙が、何故か悲しく少し泣いていた
　今も少し涙が・・・
耐えていかなければならないのだが、耐えられない　こんな苦しみ、悲しさ、寂しさ
誰かが新聞でお書きになっていた（女性）
自分が見送る側になって本当によかったと　　
自分が先立ちこの世に夫を一人残す事になったら・・そう思うと胸が張り裂けそうになった
こんな悲しい思いを夫にさせなくて済んだと　　
夫婦どちらでも思う事は同じのようですね