コロナ前くらいにお預かりして、その後コロナ禍ですったもんだがあった後、ようやく自分の作業が出来るようになりました。
昨年8月にコロナに感染してから、約半年は後遺症と思われる得も言われぬだるさで作業に集中するのは厳しかった。
今年の4月くらいに体が軽くなった感じがして、どうやら回復したと思われる。
前置きが長くなりましたが、長らくお預かりしているとある邸宅の物置に放置されていた足踏みリードオルガンの復元を進めています。
復元とは言っても外装を室内に置ける状態まできれいにして、音は鳴らなくてもよいという条件。
静態復元ですね。
リードオルガンを触るのは初めてですが、外装だけならと引き受けました。
しかし、着手してみると、至る所腐れや痛みが酷く、人によってはゴミ判定しかねない状態でした。
下が土の半ば屋外に近い物置みたいなところに長年置かれていたようで、保存状態が悪かった。
湿気が多かったのでしょう、黒鍵がポロポロ外れてしまっていたり、足踏みペダルの基部は、持ちあげたら、虫食いと腐れでボロッと崩れてしまいました。
とにかくばらして見ることにしましたが、ネジ類も完全に錆付いて中々緩まない。折れてしまうものも・・・
前途多難な作業が待ち受けていました。
つづく