風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

真鍮頭の金槌

2014-12-27 21:46:00 | 木工道具
鉋の刃の出し入れに使う、金槌の製作です。
鉄の金槌ですと、鉋の穂がつぶれてしまいますし、木槌だと大き過ぎる。
穂を痛めにくい銅の金槌も売ってはいるのですが、真鍮の金槌が良いのではないか?という知り合いの話から、自分も作りたくなりまして。

真鍮のカタマリを分けていただいので、作る事にしました。
円柱のカタマリを半分にカット。
もちろん金のこで手作業です。


この後、けがいてから金のことヤスリで角柱にしていきます。
地道な作業です・・・


面を取って頭の形に整形。
柄をすげるための角穴をけがきます。


ボール盤を使って、下穴開け。
この時は気が付かなかったのですが、角穴は、もっと小さくても良かった・・・


続く・・・

毛引きの刃研ぎ

2014-12-23 19:16:00 | 木工道具
木工では必需品の、筋毛引きですが、これも一応刃物ですので、時々研いであげないとシャープな線が引けません。


ところが、これがとても小さい刃物なので、指先だけで保持して研ぐのはちょっと大変。



以前に、ある刃物屋さんに行ったときに、毛引きの話になって、刃研ぎの事を聞いたのですね。
そうしたら、店主さんが引き出しからこんな物を出してきまして・・・


すでに写真には刃がセットしてありますが・・・
小さい刃を保持するための道具です。
半ばデッドストックみたいな感じで、長らく置いてあったようです。

木工をされる方は、ほとんどの方が保持する道具を自作しておられますが、私はこんな物があるというのが面白くて、つい買ってしまいました。(笑)

確かに保持はしやすくなります。
今日は久しぶりに活用しました。


サクラの枝の油壺

2014-12-22 13:51:00 | 木工道具
刃物を研いだ後には、錆を防ぐ目的で、椿油を塗っておきます。

ちょっと前に前になるのですが、刃物に油を塗るための油壺という道具を作りました。
材料は何でも良いと思います。
よく、竹で作っているのをみかけますね。

友達から、街路樹の桜の枝打ち材をいただいたのがあったので、それを使いました。
いきなり角材になった物からアップしましたが、もちろん初めは枝そのままでした。



角型と丸型の二つ作りました。
丸型に関しては、旋盤が無いので、鉋で外周を削って仕上げました。




このままだと、油が染み出てきてしまうので、目止め効果の高いカシューを使ってみました。
色はクリアを選んでみました。

カシューは乾燥するのに時間がかかるので、あわてずじっくり待ちます。



今回は塗装→乾燥→ペーパーがけの順に5回ほど繰り返して重ね塗りしました。

塗膜に厚みがあるほうが目止め効果も高いし、カシュー独特の艶が出て良いのではないか?と思ったからです。
光の具合でかなり濃い色に見えていますが、実際はもっと薄い色です。


写真奥のカタマリは天然砥石です。
砥面以外の面は防水のために塗っておきます。
冬季などは内部に染み込んだ水分が凍ると、膨張して割れてしまう事があるそうなので、それを防ぐためです。

補強に和紙を巻いてからカシューなり漆を塗ると良いそうです。
天然砥石の扱いは慎重に。





話が逸れましたが・・・
こうして、油壺が完成です。
木綿布の帯を巻いた物を、中に入れて塗布綿にしています。
とても重宝しています。
 




今度はドアだ!

2014-12-08 13:02:00 | 日々雑記
貧乏DIY野戦修理記録
JA71を譲ってもらってから12年になるでしょうか。
この型式としては最終なんですがそれでも昭和63年登録です。
27年になるんですね。

しかし、クラシックカーと呼ぶにはちょっと違う気もしますし、ただの古い車ですね(汗)

さて、我が愛車のジムニー君、実は6年ほど前にいたずらされて、運転席側のドアミラーをもぎ取られてしまい、その影響でその周辺の建付けがガタガタになっていました。
新たにドアミラーを付けても、ガタガタしているせいか、すぐにダメになってしまうのです。

精神的にもよろしくない。

そこでドアを交換しようと決意。
ネットでさがして、同じ型式の同じ色の物を比較的安価に入手できました。


それから1年・・・
ようやく交換する機会を得ました。

基本的に丁番のボルトを外せば取れるのですが・・・
保安部品であるだけに、ボルトを緩めるのは難儀しました。
何とか外せましたが・・・


ドアって意外と重いのね。
まあ、何とか一人でも交換できました。

ガタガタしなくなったので、これで一安心です。

ドアのステッカーが残ったままなので、継ぎ接ぎに見えちゃいますね(^_^;)