風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

まわるもの 3

2016-08-27 13:55:00 | 木工
回るからには、芯が通った加工をしたいのですが、手持ちのおもちゃみたいな小型旋盤だと、ちょっとキビシイ(~_~;)

できるだけ頑張ってみます。
回転子には重くて密度のあるコクタンを使ってみました。
贅沢です。







保護枠は曲げ木の技術を応用してみました。
歪みにくくなるよう、接着剤でがっちり貼りつけるため、クランプだらけ。
なんか意味も無く強そう・・・(^_^;)



当初はイモ付けで簡単に接合を考えていたのですが、何を思ったか、ホゾなど入れることになりまして・・・干渉しまくりだし斜めだしで、ややこしいのなんのって(~_~;)





まわるもの

2016-08-23 21:06:00 | 木工
夏休みシーズンも終盤ですね。
猛暑もありますが、爽やかな晴れ間もあり、今年は個人的に良い夏だなと感じています。
ネットで断片的に観た、リオオリンピックも、選手の皆さんとてもがんばっておられて、心躍る感じでした。

さて、製作活動ですが、この数週間、「まわるもの」に憑りつかれております。

まわるもの、という言葉からそれぞれが思い浮かべる物は様々でしょう。

今回は私なりに昔から好きで、ずっと頭の中にあった物を具現化しようとイメージスケッチから始まり、製図して材料を選び、製作にかかっている所です。


しかし、イメージを三次元化すると言うのはなかなか難しく、一歩進むとすぐ止まりの繰り返しで、試行錯誤の毎日です。
要は、私のイメージ力と技術力がまだまだ未熟なんでしょうね・・・

とにかくまず形にしてみる。
今回使う材料は、コクタンとチェリーとブナ、それに金属材料も少々。


自転車の手入れ

2016-08-18 23:40:00 | 日々雑記
いつだったか忘れましたが、八重山に行った時に、ある宿で連泊したことがありました。

その時の宿主が、いらない自転車あるんだけど見る?と言ってきたので、とりあえずどんな物か見せてもらいましたら、一発で気に入ってしまい、取引成立ということで安く譲っていただきました。

ジャイアントのグレートジャーニーという、旅仕様の自転車です。
2016年現在も、その後継モデルが販売されています。
自転車で旅をしてみたいと思う人に、とりあえずこれで出発できるよ、と言う仕様です。

この宿に以前宿泊していたサイクリストさんが置いて行ったものらしいです。
予備パーツも含めたフルセットでした。
サイクロコンピュータと予備チューブ2本、パンク修理キット、センタースタンド、インフレーター、ペットボトルが装着できるラック、ライト、バッグ4個などです。
もちろん中古ですけれども、状態は悪くなかったですし、この手の自転車が欲しかったので、まさにグッドタイミングでした。
これ乗っていた人、どんな旅をしてきたのかな?なんて。

あれから10年以上になるのかな。
通勤で使ったりした事もありましたが、あちこち遠距離移動が重なり、しばらく実家に置いたままカバーをかけた状態で、ほとんど使っていない時期がありました。
父には自由に使って良いと言っていたのですが、ほとんど乗っていなかったようです。
おまけに妹からも乗らない自転車が実家にやって来たので、ますますほったらかしにされる状況に・・・
昨年帰省した時に不憫に思い、車に積んで持ち帰ったのです。

それからまた数か月・・・
家の軒下で組みもせず、毎日姿を見ながらも放置状態が続きました。


このままではせっかく持ってきたのに、朽ち果ててしまうと思い、よし、組もう!と決意。
タイヤがダメになっていたので、交換しなくちゃと新品タイヤを購入。
KENDAは台湾のメーカーみたいですね。


自転車いじり自体久しぶりです。


蜘蛛の巣が張られ始めていて申し訳ない気持ちでした。ごめんなあ。(+_+)
ギヤチェンジも動きが悪くなっていたので、これも併せて手入れします。
今住んでいる家は玄関が広いので作業しやすくて良いです。
自転車のようなシンプルなメカは、手入れするのが楽しいですね(^_^)
泥よけ無しもカッコいいんですが・・・


泥よけはポリカーボネード製で、屋外保管が祟ったか、割れ変形が生じています。
父が接着剤で補修してくれたようですが、すでに黄ばんできていました。
しかし、泥よけは不意の雨の時の走行になった時には必要ですから取り付けておきます。
これでひとまず自転車らしい姿に戻りました。


ギヤチェンジは復活!ブレーキも問題無し。
コンポはシマノのアリヴィオ、テクトロのVブレーキが付いています。

キャリアはフロント・リヤ共にまだ実家の天井裏に保管してあるので、次回帰省した時に引き取る予定です。
買い物に出かけたときに、リヤだけでも付けておけば荷物を運べますしね。
旅に出る予定は今の所無いのですが、せっかく手入れしたので、何かしたいなあ・・・

ものころサマークラフト開催されました

2016-08-12 11:51:00 | お知らせ
先日のことになりますが、8月2日と6日に丹波の本上田邸という所で「ものころサマークラフト」という企画があり、様々な分野の物作り作家さんが集まって、子供や親子等を対象にしたワークショップが開催されました。(7月31日~8月6日まで開催)


私も丹波の木工作家としてこのブログでも取り上げました「ポンポン船」を作るワークショップをやりました。




おかげさまで予約もほぼ満席で実現することが出来まして、ありがたく思います。
天気にも恵まれ、広い庭に植えられたとても立派なクスノキの木陰のおかげで強烈な夏の日差しも和らぎ、とても雰囲気が良かったです。

今回の工作では、船体に軽くて切削しやすい素材であるバルサを使いました。




今回のメインの加工になる、糸鋸盤を使った船底の曲線切りも体験してもらいました。
初めてこの機械を使う子がほとんどでしたが、なかなか上手に切れていました。


ボイラーはアルミパイプで、コイル式ボイラーとなります。これの曲げ体験も含め進めていきました。1920年代にこのタイプのおもちゃが発明されたそうです。
屋外でのワークショップは初めての試みでしたが、みなさん頑張って作って完成することができました。




ミニプールに水を張って、テストも実施。
ボイラーとローソクの炎の当たり具合がキモとなります。






水をローソクで温める事によってパイプ内で沸騰し噴射力となります。その反動で水を吸い込み再び噴射・・を繰り返している様子が波紋のようになって見えますね。