ある日の夜、夕食を終えてから、Uさんを呼んで、二人で西の浜に行った。
そして、Uさんに自分の思いを打ち明けた。
好きになったこと。心の苦しみのこと。つきあいたいこと。ずっと考えていたことを、自分自身に語るようにUさんに話した。
ダメだった・・・
Uさんにとって、僕は、キビ刈りで知り合ったよき仲間であり、そして、道は違っても、挫折と喜びと悩みを経験した者同士と言う事だった。
とにかく自分の気持ちは全て打ち明けた。
ダメだったにしても、良い友達としての付き会いが始まった事になった。
Uさんも喜んで受け入れてくれた。そして握手をした。
「Kくんは十分に良いものを持っているよ。あまり自分を責めないで、『ダメだ、ダメだ』と言わないほうがいいよ。そう言う事が心にどんどん溜まってきて、本当にダメになってしまうから・・・」
と言うのが、僕の一番心に残る言葉だった。
そうか、そうだったのか。
古い劣等感を捨てて、もう少しのびのび生きてもいいのかな?と感じている。
寮に帰り、T君に言った。
彼は残念そうに僕を見ていた。
スッキリしたが、でもフラれるというのはやっぱりつらい。
いまはポッカリと穴が開いたような感じがして、苦しさが残る。
ま、いずれこの傷も癒えるだろう。
翌日、昨夜の事が強烈にブリっかえしてきて、飯ものどを通らなかった。
フラれたと言う事がものすごくつらくて、悲しくて涙が自然に出てきてしまった。
どうしようもないので、テーブルから外れて、自分の寝床に行って落ち着くまで泣き崩れた。
この日は働いた。目一杯働いた。
そうすれば吹っ切れるかもしれないと思ったから。
キビを倒し、葉っぱを取り、キビを積み上げるこのキツイ作業を夢中でやっているうちに、気が楽になってきた。
T君が心配そうに、しかし、どこか面白そうに
「だいじょうぶッスか~?」
と聞いてきた。
「今はダメ。落ち着くまでもう少し時間がかかりそうだよ。」
と言っておく。
苦しい。苦しいんだけど、言って結果が出たから楽になった。
残念だったけど、でもいいじゃないか。
自分にとって大きく前進できたじゃないか。
そして、Uさんに自分の思いを打ち明けた。
好きになったこと。心の苦しみのこと。つきあいたいこと。ずっと考えていたことを、自分自身に語るようにUさんに話した。
ダメだった・・・
Uさんにとって、僕は、キビ刈りで知り合ったよき仲間であり、そして、道は違っても、挫折と喜びと悩みを経験した者同士と言う事だった。
とにかく自分の気持ちは全て打ち明けた。
ダメだったにしても、良い友達としての付き会いが始まった事になった。
Uさんも喜んで受け入れてくれた。そして握手をした。
「Kくんは十分に良いものを持っているよ。あまり自分を責めないで、『ダメだ、ダメだ』と言わないほうがいいよ。そう言う事が心にどんどん溜まってきて、本当にダメになってしまうから・・・」
と言うのが、僕の一番心に残る言葉だった。
そうか、そうだったのか。
古い劣等感を捨てて、もう少しのびのび生きてもいいのかな?と感じている。
寮に帰り、T君に言った。
彼は残念そうに僕を見ていた。
スッキリしたが、でもフラれるというのはやっぱりつらい。
いまはポッカリと穴が開いたような感じがして、苦しさが残る。
ま、いずれこの傷も癒えるだろう。
翌日、昨夜の事が強烈にブリっかえしてきて、飯ものどを通らなかった。
フラれたと言う事がものすごくつらくて、悲しくて涙が自然に出てきてしまった。
どうしようもないので、テーブルから外れて、自分の寝床に行って落ち着くまで泣き崩れた。
この日は働いた。目一杯働いた。
そうすれば吹っ切れるかもしれないと思ったから。
キビを倒し、葉っぱを取り、キビを積み上げるこのキツイ作業を夢中でやっているうちに、気が楽になってきた。
T君が心配そうに、しかし、どこか面白そうに
「だいじょうぶッスか~?」
と聞いてきた。
「今はダメ。落ち着くまでもう少し時間がかかりそうだよ。」
と言っておく。
苦しい。苦しいんだけど、言って結果が出たから楽になった。
残念だったけど、でもいいじゃないか。
自分にとって大きく前進できたじゃないか。